記録ID: 6646937
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積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
鹿島槍ヶ岳東尾根
2024年04月12日(金) ~
2024年04月13日(土)
![情報量の目安: B](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
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体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 16:02
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 2,037m
- 下り
- 2,038m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 4:27
距離 4.5km
登り 1,111m
下り 18m
天候 | 両日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・カーブミラーの先から取りつく。最初は急登が続く。 ・二の沢の頭までは危険個所は特にないが、そこそこの雪稜が続いている。 ・二の沢の頭からはハーネス、アイゼン、ピッケルを装着。朝の出発だったため、雪の状態は良く、スムーズに第一岩峰基部まで進むことができた。雪の状態によってはロープも欲しいところ。 ・第一岩峰は最初の取り付きが少しいやらしい。それより先は雪上を登る。ロープを使ったが、ピッチを区切りづらく50mギリギリ使った。 ・第二岩峰は最初の取り付きでロープを出す。最後の凹角の部分がハングになっており、登りつらい。カムの#3を使用した。 ・そこから先はナイフリッジになっており、滑落に注意。 ・鹿島槍南峰の登りが地味に核心。100m弱の雪壁をダガーポジションで登った。最後は少しアイスっぽくなっていていやらしかった。 ・赤岩尾根は雪崩地形を通過した。上部にクラックが走っており、降雪直後は絶対に避けたいところ。下山は西沢を使用した。デブリが多く散見された。 |
写真
撮影機器:
感想
充実した登山だった。北岳も素晴らしい登山だったが、今回はまた学びが多かった。
初日は二の沢の頭で宿泊した。第二岩峰まで見渡せて、この急なところを登るのかと心配になっていた。鹿島槍東尾根は尾根らしくなく切れたった壁のように見えたからだ。
2日目は2時半起床。4時半出発。夜明け前に雪壁を登っていく。雪が締まっていたのでベストタイミングであった。
第二岩峰に関してはリードしてもらったが、ここをリードするのは無理だろうと思ってしまった。ただ、リードした人が「気持ちで登る」とおっしゃっていたので、結局は気力で登ることが大切なのだと思い知らされた。体力、技術どれをとっても重要ではあるのだが、最後は思い切りと勇気であることが山で生き残る術であることを知った。
稜線上は雪の剣岳を拝むことができた。また、白くまとった雷鳥も見ることができたため、荒々しさとたおやかさが融合した稜線となっていた。
厳しい登山ではあったが、アルパインの入門となる鹿島槍東尾根を登ることができた。さらに自分がアルパインに傾倒させるきっかけとなることを願いたい。
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