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Yamareco

記録ID: 664789
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

梅雨時恒例 / 表参道から登る金峰山

2015年06月22日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
8.6km
登り
1,105m
下り
1,106m

コースタイム

日帰り
山行
6:30
休憩
0:50
合計
7:20
6:20
55
アコウ平登山口
7:15
7:25
30
7:55
95
9:30
10:10
40
10:50
20
金峰山小屋分岐
11:10
20
11:30
80
五丈岩
13:40
アコウ平登山口
06:20 アコウ平発(標高約1945m)
06:45 荒川渡河(標高約1800m;今回最低標高点)
07:15 御室(おむろ)小屋(廃屋)(休憩10分)−07:25発
07:55 片手廻し岩
09:30 五丈岩−金峰山山頂(標高2599m)以上往路所要3時間10分(最大標高差800m)
(軽食・散策40分)
10:10 五丈岩発
10:50 金峰山小屋分岐
11:10 金峰山小屋(標高約2440m)
11:30 五丈岩前(下山開始)
12:50 御室小屋
13:15 荒川渡河
13:40 アコウ平着 以上帰路所要2時間10分
  合計所要時間7時間20分 歩行距離約8.5km

[周回ルート]
上の標高グラフをなぞると歩いた径路が分かります。
天候 天気/ 晴れ(AM6.5;出発時)〜曇り(AM10−)
気温/ 9℃(出発時;アコウ平)〜18℃(帰着時)
風 / 終日無風
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
甲府方面から国道140号線(通称;雁坂ライン)を北上。「牧丘トンネル」を越えた直後に左折し(信号なし)、約100m後に右折。県道219号線(通称;クリスタルライン)に入り大弛峠方面を目指す。
その後約30分で「アコウ平」着。右カーブの横に5台程度の駐車スペース(非舗装)がある。登山口まで完全舗装道路。
注意)Yahoo地図など一部地図では「牧丘トンネル」を「窪平トンネル」と誤表記している。
[ルート図(勝沼ICからの場合 Mapion)]
http://bit.ly/1T3SOQc

--[参考タイム]----------------------------------------------------------------------
05:00 国道20号線(甲府バイパス)櫛形立体
(西関東連絡道路+国道140号線)
05:35 牧丘トンネル北
(県道+大弛林道=約24km)
06:10 アコウ平着
コース状況/
危険箇所等
[荒川渡河]
水量が多いので素足でも渡渉は難しい。赤ペイントの渡渉箇所より10mほど下流にロープが渡してあるので、そこの方が楽かも。

[登山道]
危険箇所は鎖場のみ。絶対に鎖から手を離さなければ問題は無い。

[金峰山小屋]
営業している。
http://homepage3.nifty.com/kinpousankoya/jin_feng_shan_xiao_wuweb/Welcome.html
その他周辺情報 [登山ポスト]
アコウ平登山口にはなし。柳平ゲートにあり。

[最終コンビニ]
国道140号線「新隼橋北」交差点角にファミリーマート。
その手前、国道140号線「八幡橋西詰」交差点先、左にセブンイレブン。

[日帰り入浴]
山梨市営温泉「花かげの湯」
http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/gover/public/spa/hanakage.html
はやぶさ温泉
http://www.hayabusaonsen.com/

[写真]
下の写真のうち主なものは地図上に撮影ポイントが落としてあります。
なお、写真は巾1600pxあります。各写真クリック(巾800px)よりも「スライドショーで見る」か「元サイズ」をクリックして頂いた方が大画像になります。
アコウ平の少し手前の林道から金峰山山頂が見えた。
空は予想外に快晴だが・・・
9
アコウ平の少し手前の林道から金峰山山頂が見えた。
空は予想外に快晴だが・・・
アコウ平からはすぐに荒川に向かって下降する。
帰路ではいつもこの登りがつらい。
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アコウ平からはすぐに荒川に向かって下降する。
帰路ではいつもこの登りがつらい。
約50mほど下りると、このトロッコ廃線跡に到着。
その後はしばらくこの道をほぼ水平に歩く。
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約50mほど下りると、このトロッコ廃線跡に到着。
その後はしばらくこの道をほぼ水平に歩く。
やがて荒川に下りて渡渉する。
川巾が一番狭いここで渡渉したが、帰りは少し下流のロープの所を使った。
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やがて荒川に下りて渡渉する。
川巾が一番狭いここで渡渉したが、帰りは少し下流のロープの所を使った。
その先で通称「KK分岐点」に到着。
KKとは「Kuroberaーkinpu」。
ここから少し枯れ沢歩きとなる。
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その先で通称「KK分岐点」に到着。
KKとは「Kuroberaーkinpu」。
ここから少し枯れ沢歩きとなる。
御室小屋に到着。廃屋だから使い物にはならない。
この先一気に急登なので休憩して体力回復。
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御室小屋に到着。廃屋だから使い物にはならない。
この先一気に急登なので休憩して体力回復。
小屋の裏手にはこんな階段状の遺構あり。
まるでゲートだが、金峰山信仰の登拝道だから鳥居でもあったんだろう。
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小屋の裏手にはこんな階段状の遺構あり。
まるでゲートだが、金峰山信仰の登拝道だから鳥居でもあったんだろう。
急登を進むとすぐにアルミハシゴ出現。
7
急登を進むとすぐにアルミハシゴ出現。
その先で唯一の鎖場。これがかなり怖い。
しかもこの日は岩が濡れていて滑りやすかった。
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その先で唯一の鎖場。これがかなり怖い。
しかもこの日は岩が濡れていて滑りやすかった。
鎖は結構長い。進んでいくと途中で前方に「片手廻し岩」とその奥に五丈岩が見えてきた。
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鎖は結構長い。進んでいくと途中で前方に「片手廻し岩」とその奥に五丈岩が見えてきた。
鎖を登り切って振り返る。
この右側が切れ落ちだから怖い。
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鎖を登り切って振り返る。
この右側が切れ落ちだから怖い。
左側に見えるのは八幡尾根だ。
中腹に奇岩が見えるが、なんとなく人物に見えてしまうのは私だけ?
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左側に見えるのは八幡尾根だ。
中腹に奇岩が見えるが、なんとなく人物に見えてしまうのは私だけ?
ザレ場のトラバースが二箇所あるが、その辺でガスが発生。周りが霞んでしまった。
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ザレ場のトラバースが二箇所あるが、その辺でガスが発生。周りが霞んでしまった。
樹林が切れて一瞬展望の利く岩場に出た。
休憩していたらガスが切れてこの景色。
8
樹林が切れて一瞬展望の利く岩場に出た。
休憩していたらガスが切れてこの景色。
期待していたシャクナゲはほとんどなかった。
わずかにこの枝だけに花が残っていた。
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期待していたシャクナゲはほとんどなかった。
わずかにこの枝だけに花が残っていた。
これは花の形からコケモモの花らしい。
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これは花の形からコケモモの花らしい。
白いのも、こんなに赤いのもある。
6
白いのも、こんなに赤いのもある。
マイヅルソウが数輪だけ咲いていた。
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マイヅルソウが数輪だけ咲いていた。
これはツマトリソウだね。
意識して見たのは初めてのような。
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これはツマトリソウだね。
意識して見たのは初めてのような。
五丈岩が近づいてだんだん圧迫感が強くなってきた。
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五丈岩が近づいてだんだん圧迫感が強くなってきた。
山頂直下にこの日最大のコイワカガミの群生あり。
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山頂直下にこの日最大のコイワカガミの群生あり。
五丈岩前に到着。城のような石垣の上には石灯籠二基。
その奥に金桜神社の奥宮がある。
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五丈岩前に到着。城のような石垣の上には石灯籠二基。
その奥に金桜神社の奥宮がある。
五丈岩の真下に小さいが、これが金桜神社の奥宮。
金峰山に登ったら必ずここで手を合わせることにしている。
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五丈岩の真下に小さいが、これが金桜神社の奥宮。
金峰山に登ったら必ずここで手を合わせることにしている。
五丈岩の脇にもコイワカガミが咲いていた。
巨大なものと極小な命のコントラストだね。
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五丈岩の脇にもコイワカガミが咲いていた。
巨大なものと極小な命のコントラストだね。
五丈岩の周辺あちらこちらにコイワカガミの群生。
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五丈岩の周辺あちらこちらにコイワカガミの群生。
休んでいると時々ガスが晴れて五丈岩の威容が現れる。
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休んでいると時々ガスが晴れて五丈岩の威容が現れる。
五丈岩から100mほど東にこの山頂標あり。
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五丈岩から100mほど東にこの山頂標あり。
山頂標の向こう側、一瞬ガスが切れて稜線出現。
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山頂標の向こう側、一瞬ガスが切れて稜線出現。
山頂から西の方に散策。
見る方向が変わると五丈岩の姿も一変する。
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山頂から西の方に散策。
見る方向が変わると五丈岩の姿も一変する。
足元に白い花の群生があり、よく見ればミネズオウだった。
こんな群生は初めて見た。
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足元に白い花の群生があり、よく見ればミネズオウだった。
こんな群生は初めて見た。
コイワカガミと一緒に咲くのはミヤマダイコンソウだね。
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コイワカガミと一緒に咲くのはミヤマダイコンソウだね。
これはイワヒゲだ。
8
これはイワヒゲだ。
花を探しながらのんびり歩いて来た。
見返せばすでに山頂が遠くに。
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花を探しながらのんびり歩いて来た。
見返せばすでに山頂が遠くに。
山頂の北斜面に小さく金峰山小屋、小屋に続く道が見える。
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山頂の北斜面に小さく金峰山小屋、小屋に続く道が見える。
分岐点からトラバース路で金峰山小屋に向かう。
山頂の北斜面はコケとキノコの世界だ。これ「ヒメジョウゴゴケ」?
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分岐点からトラバース路で金峰山小屋に向かう。
山頂の北斜面はコケとキノコの世界だ。これ「ヒメジョウゴゴケ」?
これはなんだろう??
葉が丸いのと針葉樹林の下の湿った場所に生息ということで「ウスバスミレ」か?
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これはなんだろう??
葉が丸いのと針葉樹林の下の湿った場所に生息ということで「ウスバスミレ」か?
ゆっくり歩いてもすぐに金峰山小屋に到着。
ベンチもあるが、疲れていないのですぐに山頂に向かうことに。
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ゆっくり歩いてもすぐに金峰山小屋に到着。
ベンチもあるが、疲れていないのですぐに山頂に向かうことに。
山頂に向かいながら金峰山小屋を振り返る。
ハイマツの中に埋もれているようだ。
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山頂に向かいながら金峰山小屋を振り返る。
ハイマツの中に埋もれているようだ。
前を見上げれば山頂までガレた登山道が続く。
でも標高差はさほどじゃないので登り返しは苦にならない。
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前を見上げれば山頂までガレた登山道が続く。
でも標高差はさほどじゃないので登り返しは苦にならない。
やがてまた五丈岩が顔を見せる。
もうすぐ二度目の山頂だ。
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やがてまた五丈岩が顔を見せる。
もうすぐ二度目の山頂だ。
ガレ岩の間にこんなふうにいっぱいのコイワカガミ。
シャクナゲは見られなかったが大満足。
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ガレ岩の間にこんなふうにいっぱいのコイワカガミ。
シャクナゲは見られなかったが大満足。
五丈岩の真下の、この群生を最後にして下山開始。
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五丈岩の真下の、この群生を最後にして下山開始。
途中で発見した、これは?
樹高50cmほどだったがウラジロヨウラクだろうか・・・。
一瞬サクランボかと思ったほどの赤さ。
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途中で発見した、これは?
樹高50cmほどだったがウラジロヨウラクだろうか・・・。
一瞬サクランボかと思ったほどの赤さ。
岩場で山頂方面を振り返る。
片手廻し岩も見納めだ。
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岩場で山頂方面を振り返る。
片手廻し岩も見納めだ。

感想

梅雨真っ最中で、天気の良い日を待っていてもなかなか訪れない。気が付けば4週間山行なしでした。
そこで今週こそはと「てんきとくらす」を眺めるものの、月曜日にわずかに晴れマークが付いているだけで後は全滅状態です。
で、これはもう仕方ない、多少天気が悪くても楽しめそうなのはあそこに限る、と「表参道から金峰山」を選んで月曜日山行としました。

午後になると「弱い雨」という予報なので早朝自宅出発。
大弛峠手前の「アコウ平」に着いてみるとなんと金峰山の方は快晴でした。しかし予報は予報なので気を引き締めて登山開始。

初っぱなの核心部は「荒川渡河」です。ここ橋が無く、いつも渡るのに四苦八苦です。今回は水量も多いようでやっぱりどこを渡ればいいのかとうろうろ。後で思えばストックを持っていたのでそれを最長に延ばして棒高跳びみたいに渡れば良かったかもでした。

その先は一気にコケむす、いかにも奥秩父の森を進みます。廃屋の御室小屋前で休憩。そこから急登でハシゴを登ればこのルート最大の難所「鎖場」です。左に傾いた真っ平らな一枚岩を2本の鎖で10mほど進みます。いつもなかなか怖いのですが、この日はなんと岩が濡れていて靴が滑る。左は切れ落ちているので最大の注意で歩きました。

奇岩「片手廻し岩」を過ぎ、ルートの中間を過ぎた頃になると、それまで晴れていた山頂付近にガスが発生し、その先ではそのガスの中に飲み込まれて展望がほとんどなくなりました。しかし幸いなことに五丈岩は見える。これがこのルートの魅力です。
残念なことに期待していたシャクナゲは終わってしまったようでほとんど見ることができませんでしたが、足元にはコイワカガミとコケモモがいっぱい。これもうれしかった。

山頂でゆっくりした後はまだちょっと歩きたい気がして稜線から金峰山小屋を一周することに。
瑞牆山に向かう稜線ではミヤマダイコンソウやミネズオウが咲いているのを発見。分岐から北斜面を小屋に向かう道では稜線とはまったく違ってコケとキノコだらけの世界を楽しむことができました。

午後も好天の予報ならもう少し散策したいところでしたが、雨に遭いたくないので早々に下山。
登山口に帰着したころには予報通り小雨が降り始めて「バッチリじゃん」と、山行を終えました。


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コメント

このルート初めて知りました。
pasocom さん、こんにちは。

金峰山へのルート、こんなエキサイティングなのがあったんですね。
登りはともかく、下りは要注意な感じです。夏場は何か注意点はありますか?

ぜひ参考にさせて頂きます。
ダン之助でした。
2015/6/23 12:00
Re:dan_no_sukeさん/ このルート初めて知りました。
レコのタイトルのように、このルートでの登山は毎年恒例の行事になっています。
それでも、ルートが一般ルートとして認知されていないからでしょう、「こんなルートは初めて知った。」というコメントを時々頂きます。
昔は甲府から金峰山に登拝するには、このルートこそが「表参道」でした。
しかし今になっては西の瑞牆山方面や東の大弛峠からのルートの方が手軽だとして知られています。

このルートは決して「バリルート」ではありません。むしろ「正規ルート」なのです。怖れるような箇所はほとんどありません。唯一の難所は鎖場だけでしょう。
ルートの半分ほど進むと手前に五丈岩が現れる。多少ガスがあっても見ることができるでしょう。それを見ながら登っていくと少しずつ五丈岩が大きくなって来ます。それがうれしいような残念なような。
もう、ゆっくり足を進めました。「山頂に着きたくない。」などという気持ちになるルートは少ないです。
ぜひご体験下さい。
2015/6/23 12:13
いいですねえ。
山、久しぶりですね。
未知の山も魅力的ですが、pasocomさんのように知識と経験を蓄積して再訪を繰り返す山もいいですね。

人と山がとても馴染んでいる感じがしてたいへん心地良いレコでした。

Shot12のは、山から出てきた指にちがいありません。
左手の中指薬指小指にしか見えません。
ちょっとホールドが甘いけど。
2015/6/23 13:24
Re:mmgさん/ いいですねえ。
コメントありがとうございます。
私は日程上山梨とせいぜい八ヶ岳しか行けないので、なかなか「新しい山」には行けません。で、同じ山を繰り返し登ることになるのですが、これが季節や条件によって行く度に表情が違うので退屈しないですね。

今回はなんとシャクナゲを見逃してしまったようでしたが、コイワカガミは期待を裏切らなかった。ガスもさほどでなくて五丈岩の威容を楽しむこともできました。
こうしてみると、やはり歩き慣れたホームの山というのはいいものですね。
誰にも会わないのもまた静かでいいです。
2015/6/23 13:37
こんにちは。
鎖場が10m!しかも「岩が濡れていて靴が滑る。左は切れ落ちているので最大の注意。」ですか!ご無事でなによりです。
山と高原地図を見て、危、迷、鎖、などと書いてあったら一人で行かないようにしています。ハシゴはアルミなので怖さはないのかな?

お花もいっぱい咲いてたんですね。
苔とキノコだらけの世界もおもしろそうです。
2015/6/23 14:09
Re:ado-yoさん/ こんにちは。
このルートで注意が必要なのはこの鎖場だけなのです。
確かに、ここは「危」印なのかも。

でも、そこを越えて行く魅力がこのルートにあるのでした。
江戸時代からずっとこうやって昔の人は金峰山登拝していたそうです。
その、同じ道を歩くことが楽しい。五丈岩を見上げながらそこを目指して行くのが楽しいのです。
そして同じ山でもちょっと斜面が違うと景色が変わる。
これも今回痛感しました。北斜面のシットリな世界こそ「奥秩父」な感じです。
2015/6/23 15:00
pasocomさん、こんばんわ。
金峰山は、瑞牆山荘サイドから去年初めておとずれましたが、尾根が美しく、また行きたい山です。今度行くなら、逆側のこのコースを是非行きたいです。ただ、渡河は苦手だし、右側が切れ落ちている鎖場は、高所の苦手な私は超びびることでしょう。

巨大な五丈岩は、大迫力ですね。こんな四角の岩がなんで頂上にあるのか、とても不思議です。ちなみに、地蔵岳のオベリスクもとても不思議です。自然の造形は人知を超えていると感じます。

梅雨の時期は、丸一日の晴天は望むべくもなく、半日程度の晴天を狙って登るしかないですね。ヒット&アウェイ。それでは、また!
2015/6/23 19:44
Re:totoroさんおはようございます
ご訪問ありがとうございました。
「渡河が苦手」というのは困りましたね(^^)。あそこには以前丸太橋が掛かっていたこともあるのですが、流されてしまいました。それも数回。で、今はまったく橋を設置してもらえません。そのかわりロープが張られているので、それを頼りにすれば多少渡りやすいですが・・・。
鎖場は横岳の鎖場より怖くないですよ。
ただtotoroさんの方からはアクセスがよくないですね。中央道双葉SAで下りて県道6号線を東に行くというルートでしょうか。これだと早朝なら私の参考アクセス時間と同じ程度で行けそうです。
2015/6/24 5:46
楽しそうです
こんばんは。

こんなルートがあったんですね。
変化があって楽しそう。
少なくとも瑞牆山荘から登るよりは
楽しめそうですね。
この辺は瑞牆といい奇岩が多いですね。
2015/7/5 1:24
Re:siriusさん/ 楽しそうです
コメントありがとうございます。
やはりこのルートはご存じなかったですか。無理もありません。このルートのレコはヤマレコ一年で一つあるかないかですから。

本格的にいえば金峰山の里宮である甲府の金桜神社を起点にして歩くべきですが、これは日帰りは不可能な距離になってしまいます。
なので、いつもこんな脇道ルートで登るのですが、それでも南から直登というルートの魅力はいつも強く感じます。
渡河、ハシゴ、絶壁鎖場、ガレ場トラバースなど本当に変化の楽しいルートです。
東京方面からだと瑞牆山荘よりアクセスもいいですので、気が向いたらぜひ一度お試し下さい。
2015/7/5 5:52
プロフィール画像
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