北横岳~三ツ岳(北八ヶ岳ロープウェイ山麓 周回)
- GPS
- 06:47
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 816m
- 下り
- 813m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 6:46
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
残雪を楽しむために、チェーンスパイクで登れる山を探す。
標高2500m近くで急斜面がないところ、、、北八ヶ岳へ
坪庭庭園へ
北八ヶ岳ロープウェイは、GWを前に点検整備運休となっているため、ロープウェイ麓駅からスタート
登山を開始した7:00、気温はさほど低くないものの足元はガチガチに凍っている。
空は青空。西方には八ヶ岳主稜が見える。今日は素晴らしい山行になる予感^^
北八ヶ岳ロープウェイに併設されているピラタス蓼科スキー場はすでにCLOSEしている。コース上の雪はかなり薄くなっており、一部コースは土が露出している。春真っ盛りだ。
ロープウェイ山頂駅が見えてくるころには登山道は雪で覆われはじめた。まだ、チェーンスパイクを装着するほどではないが、雪を踏みながら登りつめていくにつれ、ワクワク感が高まる。
坪庭庭園には雪が広がっている。ごつごつとした溶岩台地に雪とハイマツと高山植物が広がる。高木はコメツガだ。
坪庭庭園を歩く。坪庭は屋敷内の小さな庭を指す言葉だが、この坪庭庭園は広々としているのに「坪庭」だ。溶岩台地に高山植物とハイマツがぎゅっと凝縮している感じが「坪庭」なのか。
ゆっくり植物を眺めてもよかったが、北横岳へ急ぐ。
坪庭庭園から北横岳へ
坪庭から東へ折れ、北横岳を目指す。この辺りから積雪量が多くなる。
北横岳ヒュッテまでの間は日影部分が多く、融雪と凍結を繰り返しているのかガチガチの氷になっている個所もあり慎重に進む必要がある。チェーンスパイクは必須だ。
北横岳へ向かう途中で北横岳ヒュッテへ。ヒュッテの看板はよく見ると「ヒュッテ」のあとに「。」が付いている。そして、さらによく見ていると〇のなかは「狂」の文字。なんでwww?
北横岳登頂。北横岳(南峰)からは、快晴の空の奥に白いベールを纏った山々。蓼科山、北アルプス(白馬稜線)、穂高連峰、乗鞍岳、御岳、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳主稜、全てが見渡せる。美しい。
北横岳(北峰)へ移動して昼食。風もなく心地よい。ロープウェイが運休しているため、登山者はいない。静かな山頂は贅沢だ。
七ツ池へ
北横岳ヒュッテから七ツ池へ寄り道。一ノ池は凍結しているが少し青み掛かっており、融雪が進んでいるようだ。そろりそろりと池の中へ入ってみるがまだ割れるほどには至っていない。割れたらドボン、、、ドキドキ。
二ノ池は一ノ池より広いことが影響しているのか、一ノ池よりもう少し融雪が進んでいる様子。来週あたりからはドラゴンアイができるのだろうか^^
こちらでもそろりそろりと池の中心へ。大丈夫。ドボンは免れた。
三ツ岳へ
七ツ池を後にし、三ツ岳へ。三ツ岳への分岐には「岩場なので気をつけろ」という警告看板。気を引き締めながら三ツ岳へ。
岩と雪が入り混じる中を慎重に進む。三ツ岳第Ⅲ峰への登りは鎖が渡している。「岩場といっても大したことなかろう」と思っていたが、しっかり岩山だwww。慎重に。慎重に。
第Ⅲ峰から第Ⅰ峰へ向かう中では第Ⅱ峰からの下りはかなり慎重な対応が必要だった。長い急下りは、足を滑らせると20mくらい滑落しそうだ。雪の状態も、ザラメでずれやすいところ。凍結してツルツルのところ。ゆるく踏み抜きそうなところ。かなり神経を使う。
さらに第Ⅰ峰からの下りも第Ⅱ峰下り同様に神経を使う。チェーンスパイクよりアイゼンがよい。
予定を変えて下山
雨池峠までようやくたどり着いたが、締枯山は見送り、、、
三ツ岳からの下りにやられて体力は残っていない、、、坪庭西側を通り、ロープウェイ山頂駅まで戻る。
途中で本日最大のサプライズ。のんびりと平坦な道を歩いていたら、視界に飛び込んできたのは登山道わきでモゾモゾと動く茶色い生き物。
茶色い生き物との距離は約2m。「ぎょっ」として目をやると、まさかのニホンカモシカ!彼は座り込んでおり動く気配はない。昼寝でもしていたのだろうか。
こちらは大声とともに転びそうになるほどうろたえる。(熊でなくてよかった^^)
まさかこんな至近距離で出会うとは。
そしてそこからは撮影会。お昼寝中に申し訳ない^^
縞枯山には辿り着けなかったが、三ツ岳を満喫でき、カモシカにもご挨拶ができ、とても楽しい山行になった。
縞枯山は、いずれ麦草峠から登ろうと思う。
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