筱見48滝・八ヶ尾山・小金ヶ嶽
- GPS
- 07:26
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,514m
- 下り
- 1,516m
コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 7:26
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・筱見48滝ルートには岩稜帯があるので滑落等への注意が必要です。 ・小金ヶ嶽から福泉寺跡へのルートも急な岩稜帯があるので慎重に下る必要があります。 |
写真
感想
筱見48滝のヒカゲツツジの情報を検索するも見当たらない。遠いのでなかなか行く機会が無く、今回は3年ぶりだが、大体4月15日頃に行っていたのでおそらく見頃ではないかと予想して行くことにする。
たまたま日曜日になったので、前日からのキャンパーがいてるだろうからその分駐車スペースも減っていると思われるが、早朝なので大丈夫だろうと踏む。
** ** **
登山口には3台ほど駐まっていたが、まだ駐車スペースは残っている。テントも3,4張り張っている。
せせらぎの音が響く中を出発する。谷沿いの幅の広い道を行く。
すぐに「手洗い滝」がある。続いて「弁天滝」「肩ヶ滝」とあるが、一連の滝のようにも見える。「弁天滝」は二筋から滝壺の上で四筋に分かれて落ちる。太いそれぞれの水筋の間にも糸のように細い水流が幾筋も見られる見ごたえのある滝だ。
さらに上がって行き、そして本道から左に下っていくと「長滝」がある。滝を見たら本道に戻り、鎖場を過ぎると奥の方に「シャレ滝」がある。
右の斜面を上がり、ロープづたいや鎖場を通り、岩稜部を下ると「大滝」だ。おそらく48滝で最も落差のある滝であろう。
そのまま左の斜面を上がると大滝の上に出て、「一の滝」「二の滝」の2段の滝がある。これが最後の滝で全部で8つあったように思う。
そしてここから岩稜部を上がるが、ここにヒカゲツツジが群生している。この付近は丁度見頃でよく咲いている。
岩稜部を登りきると一息入れる。天気は良いし、展望も良い。対面の山あいにもヒカゲツツジが見える。
** ** **
ここで方向転換し、右に下り谷沿いに出る。なだらかな道が続く。八ヶ尾山分岐手前からは葉を落とした樹林帯が広がる。標識の立っている箇所が分岐だ。八ヶ尾山への表示はないが手で書かれている。どこが道だが良く分からないが、谷沿いに進めば問題ない。そのうち谷の左側に道が現れる。
源流をたどって行く道でもある。谷は段々細く浅くなり、いつの間にか消えている。左にも谷筋が出てきて、そちらに行きたくなるが、辛抱してコルをめざす。
そのうち明るいコルに着く。右の方にもなだらかな踏み跡が続いていて誘惑される。実は以前にそちらに行ってしまい、長谷山まで歩いたことがある。
左の斜面を上がって行き、ピークで右に下って行く。八ヶ尾山への道はアップダウンが多い。P570から大きく下って登り返しが始まる。この付近のヒカゲツツジはまだ少なめだ。つぼみも見られる。
岩稜帯のピークから下り登り返すと「西ノ峰」だ。山頂は目の前だ。最後の登りを登りきって八ヶ尾山山頂(678m)に着く。山頂は広場風で遮るものがなく360度展望できる。小さな祠も祀られている。
** ** **
展望を楽しんだ後、来た道を分岐まで戻るが、分岐のコルに行く手前で旧道であろうか右への道が続いているのでこの道を行く。山腹のトラバース道なのでちょっとはアップダウンを少なくできるためだ。
そして谷筋から上がってくる本来の道と合流し、さらに山腹道を西寄りに進む。この付近からは歩きやすい道が続く。
駐車場への分岐を左に見て、尾根筋を登ると峠山山頂(631m)だ。なだらかな山頂で山名板はない。
緩やかに下るとやがて長い擬木階段となる。何度となく右、左に折り返す。階段道を下りきると林道に出る。これを横断し再び山道に入るとすぐに上筱見への分岐がある。帰りはここを下るが、今は直進する。
擬木階段道を上がりP544からまた下ると小倉タワだ。帰りは鍔市ダムからここに上がってくる予定の所だ。
** ** **
また擬木階段道を上がって行く。一つ目の肩を過ぎ、長い二つ目の肩に着き、さらに登るとP634だ。一段と暑さを感じる登りだ。
ピークを過ぎると展望の良い岩場に出る。ここからこれから行くであろう鍔市ダムの全容が見える。ここが私の一番お気に入りの展望台だ。
さらに登っていくと二つ目のピークを過ぎると次の岩場にさしかかる。ここも前の岩場と同じように展望が良い。そして三つ目のピークP694を越える。
ここからは下っていく。この稜線はアセビの花が多い。小金ヶ嶽は谷の向こうに見える感じでまだ手が届かない。
まだ先だろうと思い登っていく。するとバイカオウレンらしき花が幾つか咲いているのを見つけた。
そこから呆気なく小金ヶ岳山頂(725m)に着いた。まだまだ登るだろうと思っていたのだが、いつの間にか前が開けたのだ。やはりなかなか厳しい歩きであった。
西には三嶽がそびえている。そして歩いて来た道を振り返るといくつもの山が重なっているが、奥の方の高い山が八ヶ尾山であろうと推測する。ここで折り返し点なので一休憩する。
** ** **
山頂の奥の方から福泉寺跡方向に下る。
急下降の道だ。岩場もあるので慎重に下る。やがて大タワ方面からと鍔市ダム方面に下る道が交差するコルに出る。これまではここで左に下ったが、今回はそのまま真っ直ぐ進み、小金口バス停に出るコースを歩いてみる。
緩い上り坂を上がり、畑山への道を左に見送り、トラバース道を行く。すると平坦なところに出るが、この辺りが福泉寺跡だろうか、標識が見当たらないので良く分からない。
ここで左に90度曲がり下っていくと谷に出る。ここから谷筋を下って行くが、時には谷中を歩き、リボンテープを拾いながら行く。
やがて杉落葉の道となり、堰堤に出る頃には林道になり、まもなく車道に出る。
火打岩の集落を左、左と抜け、鍔市ダムへの道を行く。影がなく暑い道だ。やがて鍔市ダムの堤体に着く。右岸道路は工事のため通行止中(〜R6.6.28まで)なので左岸道を行く。こちらは多少影がある。
車が何台かダムの奥の方に走っていく。堤体にも1台駐まっているが、その下で一人釣りをしている。
** ** **
ヤマザクラであろうか、あちこちで咲いている。ダム湖の一番奥の方で工事をしているようだ。
四阿付近に何台か車が駐まっており、川原ではテントも2,3張っている。
ここには水場があるので空いたペットに水を詰める。二つの蛇口があり、一つは径が大きく水の勢いが強すぎて入れられない。もう一つは水道の蛇口くらいで勢いもないのでスムーズに入れられた。
更に奥に向かって進む。林道終点部にも2台駐まっており、家族連れが谷川で水遊びをしている。
さらに進むとミツマタが群生している。橋を渡り北に進む。やがて福泉寺跡コースへの分岐点に出る。この付近から東寄りに進む。石のゴロゴロした歩きにくい道だ。
左の迂回路に入り、谷から離れる。ステップの狭いトラバース道もあり慎重に進む。やがて谷筋に戻り谷を詰めていく感じで上がって行く。
谷筋を離れ左に方向転換すると小倉タワも近い。最後は谷筋を詰める感じで登っていくと小倉タワに着く。
** ** **
ここからP544を越えなければならない。あの擬木階段道を上がって行く。最後の試練と思い踏ん張る。そしてピークからU字状に曲りながら下り、アップダウンすると上筱見分岐だ。
ここまで来ればもう登りはないのでホッとする。広い谷状地形を下って行くと杉落葉道となり、林道となる。谷沿いに緩やかに下っていく。やがてゲートにさしかかり、ゲートを開けて出る。
民家がポツポツ見え出す。川沿いに田んぼも広がるが、田植え前の準備作業中といったところだろう。
やがて三差路となっている筱見観音にさしかかる。これを作った向かえにある百万石酒造の工場は前から廃業しているようだ。
ここで北に転じる。やがて正面に山並みが見え出す。右手に見えるのが八ヶ尾山だろうか。ハッキリとは分からない。
そうこうしているうちに駐車場に着く。予定よりだいぶ早く帰って来られた。思ったより駐まっている車は少ない。私のも含めて3台だ。後でもう1台来て、夫婦連れが林道に方に歩いて行った。
** ** **
今日は何と言ってもヒカゲツツジが見られて良かった事に尽きる。
八ヶ尾山も含めておそらく1週間ぐらいはまだ見られるのではないかと思う。
多くの滝も見ることができたし、3年ぶりだが来たかいがあったと満足感に満ちた山行であった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人