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記録ID: 665689
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ハイキング
北陸

冠山(梅雨最中の北陸ツアー:冠山峠より「おかわり」登山)

2015年06月21日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.5km
登り
328m
下り
314m

コースタイム

日帰り
山行
1:46
休憩
0:07
合計
1:53
15:00
48
15:48
15:48
10
岩場下
15:58
16:05
48
16:53
冠山峠
天候 雨一時小止み(山頂付近ガス)
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
福井県側より冠峠への県道は6月半ばに開通。峠に駐車スペース多数、岐阜県側への通り抜けもOK。登山口には冠山方面の標識はなく、大きな石碑の横から入山。
コース状況/
危険箇所等
山頂直下は固定ロープ付きの岩場あり。順層で登りやすいものの、降雨・悪天時は登降注意。山頂も狭く、好天時は長時間の休憩は難しく思われます。
その他周辺情報 福井県側に国道を下った冠山荘で日帰り入浴可。
冠峠です。ガスガスですが、岐阜県側へ通り抜けできます。
2015年06月21日 15:01撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
6/21 15:01
冠峠です。ガスガスですが、岐阜県側へ通り抜けできます。
岐阜県側は村の名前が時々刻々変わってきたようです。
2015年06月21日 15:02撮影 by  SBM303SH, SHARP
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6/21 15:02
岐阜県側は村の名前が時々刻々変わってきたようです。
ここは揖斐川の源流なんですね。
2015年06月21日 15:06撮影 by  SBM303SH, SHARP
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6/21 15:06
ここは揖斐川の源流なんですね。
しの突く雨の中、50分弱でようやく冠平手前に到着。ここで何と奇跡的に雨が小康状態となり、雰囲気の良い冠平も眼下に見えて来て、折れかかった心も元気回復、頂上を目指すことに。
2015年06月21日 15:55撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
6/21 15:55
しの突く雨の中、50分弱でようやく冠平手前に到着。ここで何と奇跡的に雨が小康状態となり、雰囲気の良い冠平も眼下に見えて来て、折れかかった心も元気回復、頂上を目指すことに。
雲が上がり、反対方向の山肌も少し見えてきました…。
2015年06月21日 15:55撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/21 15:55
雲が上がり、反対方向の山肌も少し見えてきました…。
冠山山頂到着。雨も上がってます!この梅雨空の下、一日に300名山2座を踏破できたのは文字通りラッキーです…
2015年06月21日 16:03撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/21 16:03
冠山山頂到着。雨も上がってます!この梅雨空の下、一日に300名山2座を踏破できたのは文字通りラッキーです…
雨中の行軍でザックもビショビショ。これから岩場を慎重に下り、レンタカーで山道を駆け下らねば(汗)…
2015年06月21日 16:04撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/21 16:04
雨中の行軍でザックもビショビショ。これから岩場を慎重に下り、レンタカーで山道を駆け下らねば(汗)…
今踏んできた冠山を振り返って。この後、再び雨脚が強まります…
2015年06月21日 16:15撮影 by  SBM303SH, SHARP
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6/21 16:15
今踏んできた冠山を振り返って。この後、再び雨脚が強まります…
ただいま〜!これから、金沢までダッシュで帰りま〜す!
2015年06月21日 16:52撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
6/21 16:52
ただいま〜!これから、金沢までダッシュで帰りま〜す!

感想

梅雨最中の北陸ツアー、最後のターゲットは越美国境の「マッターホルン」の異名を持つ冠山。以前、岐阜県側からのアプローチを画策したことがありますが、経ヶ岳登山口から比較的距離が近いことから、一気に一日2座踏破を目論みます。
 「激悪」の天気予報ながら、さして雨に降られることなく午後1時前に経ヶ岳を下山、山道を軽レンタで走り下り、大野市街でガソリン補給。池田町経由で車を飛ばすと、いつしか沿線はしのつく豪雨。これはさすがに冠山断念か、温泉に浸かり、早めの新幹線で帰京するのも悪くない、と弱気の虫が囁くも、次回山行に備えて登山口の様子ぐらいは見ておこう、と気を取り直し、国道417号のなれの果て?の林道を詰めていくと、またも奇跡的に雨が上がり、雲間から薄く陽も射す天気に。一気にテンションが上がり、県境の冠山峠に到着したのが午後3時前。ガスは濃いものの、雨は小降りで、時間的にもギリで山頂往復も可能な時間。やおらチャレンジャーの血がたぎり、「午後4時までに山頂へ辿り着かねば撤退」とリミット設定、揖斐川水源の立派な石碑を横目に、歩きやすい尾根道をノシノシ歩いていきます。
 途中、本日最後と思しき男性二人連れとすれ違い、「この悪天で、今から登る物好きもいるんだ!」というヒソヒソ話が幻聴で聞こえた気がしながらも、予定の刻限を意識し、大股で先を急ぎます。細かいアップダウンを越えていくうち、いつしか雨脚が強まり、目指す冠山の気配も感じられぬまま刻々タイムリミットか迫ります。次のピークを越え山頂直下の冠平が見えなかったら引き返そうか、といよいよ腹を決めかけた頃、道は緩やかに山腹を巻き気味に登り、ついに冠平が眼下に見える岩場直下の分岐に到達。雨も奇跡的に小康状態、時間もまだタイムリミットまで15分ほど残っており、天の啓示とばかりにロープを掴み、慎重かつ早足に急な岩場をよじ登ります。
 稜線上の小路に飛び出すと、ガスのせいで一瞬山頂の方向が分からなくなるも、程なく冠山山頂到達!時間はちょうどリミットの4時直前、展望は望むべくもありませんが、雨も小止み、この悪天下で無事山頂までたどり着けた幸運に心から感謝です。帰りはここでコケたら遭難必至、と往路以上に慎重に岩場を下り、後は再び強くなった雨の中をひたすら早足で駆け下り、無事5時前に峠の駐車場帰着。すれ違う車もほとんどない中、山道を走り下りた先には日帰り入浴可能な冠山荘。さっぱり汗を流し、スッキリ着替えて帰途につきたいものの、タイムオーバーで恨めしく素通り、鯖江から北陸道に飛び乗って、軽の限界速度に近い(但し速度違反取締りには遭わぬ程度の)スピードで金沢市内に舞い戻ります。ガソリン満タン、レンタカー返却、土産+晩メシ弁当購入と汗だくでこなし、文字通り発車ベルが響く中を予定の新幹線かがやき号に滑り込んだのでありました。
 ということで、梅雨の悪天の中、本当に奇跡的に予定の三座を踏めたことはラッキーでしたが、特に二日目は折角の個性ある福井の2座を展望付で楽しむことも、沿線の温泉や美味・珍味の食材をじっくり味わうこともなく、文字通りの駆け足で通り抜けてしまったことは残念でした。罪滅ぼしの意味でも、名山巡りが一段落したら、評判の恐竜博物館や永平寺、朝倉氏遺跡などの名勝と組み合わせ、家族を誘って温泉宿で汗を流しつつ、この2座を是非再訪してみたいものです。。

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コメント

北陸ツアー、お疲れ様でした。
今日か明日(27or28日)に冠山に行きたいと思って調べてみたら…、
先週行かれたのですね〜。
雨の中、お疲れ様でした。

私達は、
天気予報を見て諦めました…。
2015/6/27 20:50
Re: 北陸ツアー、お疲れ様でした。
再度のコメント有難うございます。そうですよね、先週末の絶望的な予報を見たら、普通よほどの好き者でなければツアー繰り延べしますよね!小生は偶々どっち付かずで入れていた宿とレール&レンタカーの予約を、キャンセル料発生期間に突入するまで引っ張ってしまい、やむなくツアー決行しちゃいました。折角の遠出なのですから、今度はもっと条件の良い週末を選んで山行企画しよう、と改めて猛反省した次第です。またステキな山行記録アップを楽しみにしております。
2015/6/27 22:39
Re[2]: 北陸ツアー、お疲れ様でした。
6/28に入笠山、7/4に冠山に行ってきました。

どちらもsatonao1jpnさんの山行記録を参考にさせて頂きました。
ありがとうございました。
2015/7/8 22:31
Re[3]: 北陸ツアー、お疲れ様でした。
梅雨時も花の名山に足しげくお出かけのご様子、何よりです。この時期は、山岳展望にはなかなか恵まれないものの、それを補って余りある可憐な花々(虫も多いですが…)、そして日の長さと人出の少なさが魅力ですね。東京は10日以上も陽射しに恵まれない日々が続いてますが、週末は久しぶりに☀マークですので、山形方面に夜光バスで遠征の予定です。chiru miruさんも、またご夫妻で雨上がりの「水もしたたる」美しい山岳漫歩、花逍遙をお楽しみ下さい!
2015/7/9 8:23
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