晴れた！〜梅雨間の武尊山

2015年06月24日(水) [日帰り]

• GPS: 09:41
• 距離: 12.0km
• 登り: 1,346m
• 下り: 1,332m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:01
• 休憩: 0:40
• 合計: 9:41

4:32 スタート地点
4:50 4:52 須原尾根分岐
6:13 6:28 武尊神社下降点
6:38 6:41 手小屋沢避難小屋分岐
9:03 9:20 武尊山
13:54 13:55 武尊沢
13:59 14:01 須原尾根分岐
14:13 ゴール地点

＊武尊神社下降点から谷川岳方面の展望が開ける地点まで上ノ原方面へ数百M寄り道しています。
＊剣ヶ峰山直下で、GPSレコを入れたザックをデポしましたので、ルートログには剣ヶ峰山山頂往復が記録されていませんが実際には剣ヶ峰山山頂を経由しています。
＊全行程を通して山野草の花の撮影などをやりながらの山行ですのでゆっくりペースかもしれません。

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

関越自動車道・水上ICよりR291を水上方面へ。大穴で奥利根ゆけむり街道（県道63号）へ右折、藤原ダム方面へ。藤原ダム横の武尊トンネルを抜けると直ぐ右側に裏見ノ滝・武尊神社へ通じる道あり。
神社の手前、およびその先に駐車場があります。（但し、神社から先の道は、かなりのダートで、自己責任で、という表示があります。）
水上ICより1時間足らずです。

コース状況／危険箇所等

＊手小屋沢避難小屋分岐までさらに鎖場までの登りルートも結構、道がぬかるんだ箇所が有りますが、それよりも剣ヶ峰山から武尊沢へ下る道は相当なものです。急坂で段差が大きく、その上、ぬかるんで滑りやすい。慎重に下れば大丈夫ですが、滑ってしまう人も結構多いようです。
＊手小屋沢避難小屋分岐の先の鎖場は5箇所ほど有りますが、距離もそれほどでなく、鎖を使わなくても十分登れる程度です。

写真

6/24 4:10

武尊神社で拝礼後、その先の林道は結構凸凹の大きい道、徐行しながら林道奥の駐車場へ。早朝だったので工事関係者以外の車は有りませんでした。

6/24 4:34

オオバショウマ？

6/24 4:35

タニウツギ（ベニウツギ）が満開でした。

6/24 4:49

まもなく手小屋沢避難小屋方面へ登る分岐へ。

6/24 5:02

ギンリョウソウ。腐生植物では最も有名なもので別名ユウレイタケ。この手小屋沢の道は環境が適しているのかt沢山見られました。

6/24 5:04

しばらくは快適な林の中を。

6/24 5:08

コケイラン。山地の林に、ひっそりと咲く、地味ですが、好きな野生ランですね。

6/24 5:09

アップするとこんな花です。

6/24 5:10

こちらはクルマムグラ。

6/24 5:17

ラショウモンカズラも咲いています。

6/24 5:34

道が次第に勾配を上げてきました。

6/24 5:41

ブナの多い林で大木も見られます。

6/24 5:53

ユキザサです。

6/24 5:46

エンレイソウの蕾。紫の花が見られるのはもうちょいです。

6/24 5:54

山路の傍ら、大岩の下には山伏相撲で優勝した島田××さんの祈願の木札。修験道者の道らしいですね。

6/24 6:16

上ノ原登山口からの道へ合流。朝日が射し好天だったので、もしや谷川連峰が見えるかな？と思い、ちょっと上ノ原方面へ寄り道。でも霞んでいました。

6/24 6:27

ゴゼンタチバナ。沢山群生していました。

6/24 6:31

ぬかるみの酷い所も多かった。

6/24 6:34

まもなく手小屋沢避難小屋分岐へ。小屋へはここを下れば直ぐですが、寄らずに山頂方面へ。

6/24 6:35

マイズルソウ。葉っぱの模様が、舞う鶴に見えますか？

6/24 6:47

なかなかキツイ登りです。

6/24 6:56

でもブナや針葉樹の林、雰囲気は良いですね。

6/24 6:58

ムシカリ（オオカメノキ）の木の白い花が咲き始めました。

6/24 7:00

これは不明です。

6/24 7:07

ユーレイタケ（ギンリョウソウ）の芽？

6/24 7:39

ミヤマカタバミの白い花。早朝でちょっと暗いのでつぼんでいます。

6/24 7:42

さて、いよいよ楽しみの鎖場です！まず、第1の鎖場。　そんなに難しくはありません。上った先、振り返え見れば展望が素晴しかった！（画像は後、ダブルので省略します）

6/24 7:57

しばらく登れば、第2の鎖場。途中、スタンスも取れます。

6/24 7:59

そこで振り返ると、尾瀬の至仏山、笠ヶ岳がくっきりと。

6/24 8:09

さらに進めば第3の鎖場。これで終わりではありません。

6/24 8:11

上はこのように続いています。

6/24 8:12

そしてクライマックス、第4の鎖場です。ホールドもしっかり取れ、初心者の私も岩登りを楽しめました。

6/24 8:14

登りきった先は、またまた展望が素晴らしい！　こちらは尾瀬のもう一方の名山、ひうちヶ岳です。

6/24 8:15

こちらは遠く、ひうちの右、鬼怒沼山から白根山にかけての日光の山々です。

6/24 8:15

最後の第5の鎖場。充分楽しめました。

6/24 8:19

至仏、笠ヶ岳の左肩越しには平ヶ岳も確認できました。

6/24 8:20

その左には巻機山、そして朝日岳方面が続いています。画像はイマイチですが・・・。

6/24 8:20

朝日岳方面とその左は谷川岳連峰です。肉眼では確認出来るのですが。さらに左の方向、草津白根山方面まで展望が開けていました。

6/24 8:25

岩場によく見られるイワカガミ、一般に多い赤紫色と違って珍しい白花です。

6/24 8:26

もう一度、尾瀬三山をパチリ！

6/24 8:27

ミツバオウレン発見！

6/24 8:28

さて登山再開、武尊山山頂が見えて来ました！

6/24 8:31

この赤い実は何の木？

6/24 8:38

前武尊にかけての連峰も姿を見せ始めました。

6/24 8:38

こちらは、今回の下山ルート、剣ヶ峰山にかけての稜線です。

6/24 8:41

これは？

6/24 8:42

こちらにも赤い実がなっている。

6/24 8:45

コケモモの花が・・・もうすぐ開きそう。

6/24 9:19

山頂到着！　先客は一人でしたが、しばらくして5名ほどになりました。

6/24 9:00

山頂からは360度大パノラマ！　せっかくなので動画で撮影しました。

6/24 9:24

眺望を満喫後、剣ヶ峰山ルートで下山開始。しばらく快適な草原が続きます。色んな花が咲いています。

6/24 9:26

未だ蕾みですが、ミヤマシシウド？

6/24 9:27

ウスユキソウはこれからです。

6/24 9:31

この花は？

6/24 9:37

キジムシロの蕾？

6/24 9:39

下った先の湿地には残雪が。

6/24 9:44

ハクサンシャクナゲです。清楚ですね。

6/24 9:52

ハクサンチドリです。

6/24 9:55

ミヤマニガイチゴ。

6/24 9:56

さて剣ヶ峰山を前方に、登り返しです。

6/24 9:58

サイハイラン？

6/24 10:02

イワカガミ。

6/24 10:02

剣ヶ峰山山頂はまだまだ。この登り返し、結構長いですね。でも眺望は素晴らしい！

6/24 10:04

ミネザクラの花が未だ残っていました。

6/24 10:06

ハクサンシャクナゲ。白から淡い紅色で、内側に薄い緑色の斑点があるのが特徴です。

6/24 10:07

まだまだ遠い山頂です。

6/24 10:14

ここで振り返って、武尊山、それから右、前武尊へ続く主稜です。

6/24 10:13

家ノ串、そして前武尊。この稜線、いつか歩いてみたいですね。

6/24 10:24

前武尊から旭小屋方面へ下る川場尾根。この登りの岩場はきつそうです。

6/24 10:25

浅間が見えそうで見えません。

6/24 10:42

もう一度、武尊山を眼に焼き付けて。ここまで良く歩いて来ました。

6/24 10:48

さて、いよいよ剣ヶ峰山の山頂へラストスパート！岩場の結構な急登です。

6/24 10:44

剣ヶ峰山頂です。狭いが、展望は素晴らしかった。

6/24 11:14

いよいよ、剣ヶ峰山から武尊沢に向けての下山ルート。「急坂」「段差が大きい」「ドロドロで滑りやすい」の悪評？高い事前情報で、覚悟は出来ています！

6/24 11:22

1m以上の段差が幾つも。そして滑り易い！　結構長丁場のこのルート、慎重に辛抱強く下りました。

6/24 11:32

いよいよ武尊の眺めもお別れです。

6/24 11:54

ムラサキヤシオが咲いているのを見つけました！この瞬間が嬉しいですね。

6/24 12:28

こちらはカラマツソウ。

6/24 13:28

やっとこさ武尊沢へ。幾つかの沢を渡渉します。途中、ランチタイム。沢の水も美味しかった。

6/24 14:10

林道駐車場へ戻りました。ゴールです。

撮影機器：

PowerShot S110 CANON

感想

matsutakesan

二日前の日光白根山が天気予報が外れ曇りのち雨の不運の登山。ところが今日は、それほど良くないと思われたのがバッチリの好天でした。山の天気、不運なことも幸運なこともあるなと改めて実感。展望にもこの梅雨の時期には珍しく恵まれました。
　ダケカンバ・ブナ等の快適な林、実力相応の適度の鎖場、眺望が楽しい稜線歩きと涼やかな沢歩き、全ルート通して楽しめた多くの高山植物、最後は、苦難？の下り・・・・等々、変化に富んだ山行でした。