羅臼岳 岩尾別温泉から往復

2015年06月21日(日) [日帰り]

• GPS: 10:08
• 距離: 15.0km
• 登り: 1,547m
• 下り: 1,537m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:05
• 休憩: 1:55
• 合計: 10:00

4:55 ホテル地の涯
4:58 4:59 木下小屋
6:30 弥三吉水 天場
6:42 極楽平
7:46 7:56 銀冷水 天場
8:22 8:27 大沢
9:07 羅臼平
9:18 岩清水
9:39 9:42 羅臼岳直下の岩場
9:49 11:06 羅臼岳
11:11 11:13 羅臼岳直下の岩場
11:30 11:38 岩清水
11:47 羅臼平
12:09 12:10 大沢
12:20 銀冷水 天場
13:26 極楽平
13:35 13:43 弥三吉水 天場
14:55 木下小屋

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

6/21 4:56

木下小屋（閉鎖中）　小屋の前に登山届けボックス有り

6/21 6:08

650m岩峰、実は680mかも（by　マイGPS)

6/21 6:20

三ツ峰（右）とサシルイ岳が見える

6/21 6:23

ショウジョウバカマ

6/21 6:28

弥三吉水

6/21 6:29

こんな感じで水量豊富　往きは飲みませんでした

6/21 6:38

視界が開け山頂が見えた

6/21 6:52

極楽平

6/21 7:24

仙人坂　ジグザグに登る

6/21 7:45

大沢に出た　オホーツク側

6/21 7:45

山頂側

6/21 8:45

大沢上部

6/21 8:59

羅臼平から山頂を望む

6/21 8:59

羅臼平から三峰、サシルイ岳側

6/21 9:22

国後島が見えてきた

6/21 9:23

素晴らしい景色だ

6/21 9:57

ついに山頂に着いた　遠くに見えるのは国後富士（爺爺岳=チャチャ岳）

6/21 9:58

チャチャ岳アップ

6/21 10:00

半島側

6/21 10:00

手前から天頂山、羅臼湖、知西別岳、遠音別岳、海別岳、斜里岳

6/21 10:02

いつまでも眺めていたい

6/21 15:40

知床五湖付近から羅臼岳、三ツ峰、サシルイ岳

撮影機器：

SH-02E SHARP

感想

issii

　ウトロの知床野営場を4時半に出て 15分で岩尾別温泉に到着。早速仕度をして、木下小屋の前にある入山届に名前を記入して5時ちょうどに出発する。先行者は2名のようだ。
　最初は標高が低いせいかトドマツの高く伸び、下は丈の低いササの中の歩きやすい登山道だ。しばらくすると尾根の北側に出る。急に視界がひらけ羅臼岳の先端が望め、眼下にはオホーツク海が広がる。やがて極楽平となる。見上げるといく筋か雪渓の混じる仙人坂が迫っている。ダケカンバの枝や雪の重みで曲がった幹が登山道を覆うようになり、何度か頭をぶつける。ヘルメットをしていたので事なきを得た。
　仙人坂をジグザグに登って行くと、時々急傾斜の雪渓を横断せねばならず、緊張を強いられる。また雪渓を横断した後に続く次の夏道の入り口が分かりづらく、何度か行ったり来たりしながら進んでいく。仙人坂を上りきったところに携帯トイレ用のトイレブースがある。ここで道を間違え少しロス。大沢に出ると羅臼平まで雪で埋まっている。結果的には雪渓上をひたすら詰めればよかったのだが、右側に夏道が見え隠れし、そちらに行って雪渓の支沢に入り込んだりして再びロス。明瞭なステップのついた最後の急傾斜を登りきると羅臼平に至る。ここで一休みしていると二人に追い越される。視界がひらけ気持ちが良い。羅臼港や雲海に浮かぶ国後島が見える。
　この後は標高差400メートルの溶岩ドーム部分の大きな岩がゴロゴロした急な登りだ。途中2箇所雪渓が混じる。上の雪渓で先程追い越して行った一人が滑って苦労している。ここはキックステップでつま先を蹴り込んで直登し再び先行。最後は両手を使ってハァハァいいながら岩をよじ登り山頂へ。先客は先行者の神奈川から来たと言う二人と、追い抜いていった若者一人。自然と皆でこの最高の天気の日に登頂できたことを喜び合う。
展望はもう言うことなし。未明までの雨で大気が澄み、寒気を含んだ高気圧におおわれていて見通しが良い。知床半島の山々、半島の両側のオホーツク海、国後島の山々、反対側の海別岳、昨日登った斜里岳、遙か東方には石狩山地、日高山脈が連なる。いつまででもながめていたい気分だったが、1時間ほどいて下山開始。
　急斜面を慎重に降りる。山頂へ向かう何組かとすれ違う。この日の入山者は20人強か。最後にすれ違ったのは大沢下部で午後一時ごろ。山頂までは二時間はかかる所なので少し心配になる。
　途中であった山岳ガイドさんによるとこの一週間ヒグマがあらわれた兆候は無いとのこと。糞や足跡は見かけなかった。
　行きはスルーした極楽平の下の弥三吉水で顔を洗い、飲んでみた。まあ大丈夫だろう。
　今日は最後まで雲が湧いたり遠くが霞むこともなくクリアーな天気で感動的な山行となった。