巻機山(ヌクビ沢・下山井戸尾根)
- GPS
- 07:03
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,294m
- 下り
- 1,281m
コースタイム
15:38桜坂駐車場
天候 | 晴れのち小雨-曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ヌクビ沢は上部にこの時期スノーブリッジがあり、危険な山行であった。 アイゼンなしでストック1本のみでの雪渓登りで不安が一杯、尾根取付部急登では足がちょっと吊ってしまいました。 |
その他周辺情報 | 帰りは湯沢温泉に立ち寄りました。 |
写真
感想
今思えばこの山行はとても危険な山行であったと思います。
何故かと言えば、最初は雪はなかったのですが、途中から雪が現れ、沢沿いの雪のブロックが崩れた個所の通過や、スノーブリッジになった真ん中が薄い雪渓上を歩いたことになったためです。
この時期に上越方面の山に行くのも初めてだったので、あんなに雪が残っていて雪渓歩きになることは予想もしていませんでした。
越後三山の地図に巻機山が載っていますが、名前からして急峻で険しいのかと思ったのですが、そうではなく、逆に女性的なゆるやかな山容をもつ山であることを知りました。
今回は、車でい行ったので、関越自動車道の六日町ICで下りて、行き止まりになる国道291号線を清水に向けていしました。
林道を登って、桜坂駐車場に車を止めていざ出発。
登山道を行くと直ぐに分岐があって、割引沢コースは上級者コースで自粛してくださいみたいなことが、書かれた看板がありました。
でも、ちょっと考えただけで何故かヌクビ沢コースに進んでしまいました。
吹上ノ滝、アイガメノ滝と割引沢の右岸をイイ感じで登りましたが、アイガメノ滝付近からは沢に雪がブロックで残っていました。
巻き道は右岸にあって、ペンキ印と鎖が取り付けてあり、灌木帯に進んで行きました。
再び沢沿いの道を進み、ヌクビ沢出合手前のニッコウキスゲが咲いていたところでは、沢には雪渓があるものの、雪渓上は崩壊の危険があるので歩けず、かと言って高巻く気力もなかったので少々思案してしまいました。
結局雪渓ぎりぎりの斜面をストック1本を使い通過しました。
もしも、雪渓側に落ちたら岩の間に挟まり、這い上がれないと感じました。何とかドキドキ通過し、ヌクビ沢出合に出ることができました。
割引沢を望むと雪渓が見えました。ヌクビ沢方面は行路が屈折していたので先が見えませんでしたが、予想として同じく雪渓があると思いました。なので、アイゼンもピッケルも装備していないので撤退しようか、どうしようかととても不安になりました。
ヌクビ沢出合いの岩で休憩していたところ、30代位のご夫婦が下から上がってきて通り過ぎ、どちらへ行くか聞かれ、割引沢は雪渓が見えているし、右のヌクビ沢に行っても多分先には同じように雪渓があるんでしょうと曖昧な返答をしたところ、そのご夫婦はヌクビ沢コースを指さし「こっち」と言って登って行きました。
このご夫婦が励みになりならば自分もと、少し経ってそのご夫婦を追従しました。
このご夫婦はペースが速く、雪渓上部で一度はずうっと先に姿を見ることができましたが、結局追いつくことができませんでした。
多分のあのご夫婦はこのコースは初めてではなくて、何度か登ったことがあるのではないかと思いました。
自分は、雪渓歩きの知識もほとんどないまま、ヌクビ沢を登り詰めて、何とか尾根への取り付きの急斜面にたどり着きましたが、少し登ったところで足が吊りそうになってしまいました。
無理をせずに休み休み稜線に出たところ、天狗尾根を詰めて、割引岳を登ってきた先行者を確認できました。北側は結構雪が残っていました。
巻機山頂上にはヌクビ沢を先行して行ったごか夫婦が昼食をとっていて、写真を撮ってもらいました。
でも、この頂上は実は本当の頂上ではなかったようです。
本当の頂上は東側に行ったところにあるのですが、植生等保護のため山頂標記を西側に移したそうです。
本来はらば牛ヶ岳にも行きたかったのですが、往復1時間以上のコースなので止めて、下山は、井戸尾根を下りました。
地図には沢コース(ヌクビ沢、割引沢)は危険なので下山禁止となっているので、井戸尾根コースで下山しました。
途中で天狗岩、ヌクビ沢の雪渓が見えるポイントがありました。
桜坂駐車場で地元の人がいて会話しましたが、朝もいたようで、
朝遅かったからなと言われました。
この人が言いたかったのは下山も遅いということなのかと思いました。
自分としては8時45分に出発しているので早い方でしたが、
本来山登りはもっと早く登りださなければいけないんだなと思いました。
でも、ここまで来るのに3時間以上も掛かっているので、日帰りでは
仕方ないと思いました。
帰りに湯沢温泉の浸り帰路に向かいました。
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