南房総の山 * 野生蘭に魅せられて×ジエビネ *

2024年04月20日(土) [日帰り]

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:55
• 休憩: 0:05
• 合計: 4:00

11:45 登山口
12:45 12:50 山頂
15:45 登山口

○ CT（標準） ： 不明
○ CT（実績） ： 3時間30分（休憩含まず）

天候

○ 天気 ： 晴れ 時々 曇り。
○ 風速 ： 普通（5m/s程度）。
○ 気温 ： 暖かめ（20℃）。
○ 視程 ： 短め。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

○ 往路（約120km）
　・06:45 {自宅} - 08:15 公園
　・09:30 公園 - 11:15 登山口

○ 復路（約130km）
　・15:45 登山口 - 19:30 {自宅}

コース状況／危険箇所等

○ 総距離：約7km、累積標高：約400m。
○ マナーのため、ログやお花の自生地に係る情報は伏せています（悪しからず）。

その他周辺情報

(1) トイレ
　見つけられませんでした。

(2) 登山ポスト
　見つけられませんでした。

(3) 開花情報
　�� クマガイソウ　：☆☆☆（ほぼ見頃です）
　�� キンラン　　　：☆☆★（まもなく見頃です）
　�� エビネ　　　　：☆☆★（まもなく見頃です）

写真

【おまけ】去年よりも少し遅れて、ようやく蘭の咲く季節となりました。という訳で、今年もまた来てしまいました。千葉にある谷津へ。

【おまけ】散策を始めると、早速お花がお出迎え。《キンラン：金蘭》

【おまけ】去年まさに同じ場所で見た子たち。今年もまた咲いていて嬉しくなりました。去年と同じ構図で。《キンラン》

【おまけ】全体的にまだ咲き始めです。《キンラン》

【おまけ】名前ほどの優雅さは無いですが、群れると迫力がありますね。《ジュウニヒトエ：十二単》

【おまけ】朝の光と新緑が綺麗。お花が咲いてなくても、散歩するだけでも気持ち良さそうな素敵な場所です。

【おまけ】おっ！咲いてた！ちょうどスポットライトのように光が当たってました。〈嫁撮影〉《クマガイソウ：熊谷草》

【おまけ】とっても不思議な造形。でも蘭だけあってどこか気品を感じます。嫁が大好きなお花です。《クマガイソウ》

【おまけ】白い芥子の花なんて初めて見たかも。〈嫁撮影〉《シラユキゲシ：白雪芥子》

【おまけ】最奥の群生地へ。今年は去年より60個ほど増えたそうです。良かったね。植えてるのはたまに見かけますが、自生としてはかなりの規模。もっと増えて欲しいな。《クマガイソウ》

【おまけ】何かの軍団みたい（笑）。圧巻の光景です。今年も見られて良かった。《クマガイソウ》

【おまけ】（ちょっと分かりづらいですが）金網越しに覗くと、沢山咲いてるのが分かります。ギンラン（銀蘭）が一つも無いのが不思議です。《キンラン》

【おまけ】華やかです。薄暗い林床を照らす灯りのようです。《キンラン》

【おまけ】この前にいつ見たかを思い出せないくらい、久しぶりに見たお花。去年来た時も気づきませんでした。《イカリソウ：錨草》

【おまけ】みんなで野草を守ろう！盗掘禁止！ネット暴露禁止！

【おまけ】あんまり素敵な場所なので、ついつい長居してしまいました。別の時季にもまた来てみたいです。

そして秘密の場所へワープ！ここからが今日の山歩きのメインです。そこにはヤドリギの実が成ってました。

純白が眩しい。春の花を楽しみながら、道なき道を登っていきます。《ヒメウツギ：姫空木》

足元にはこの子がちょこちょこ咲いてますが・・・。《フデリンドウ：筆竜胆》

あちゃー、まだ蕾！今日のお目当てはこの子たちだったのですが、ちょっと早かったかな・・・。《ジエビネ：地海老根》

気を取り直して、新緑の尾根を次の自生地目指して進みます。

最初のウツギとは異なる品種。《ツクバネウツギ：衝羽根空木》

たまに展望が開けます。山肌の新緑が眩しいです。

良かった〜、咲いてたっ！まだ咲き始めで蕾の子も多いけど、一安心です。《ジエビネ》

森の中にぽつりぽつりと咲いてます。鹿の食害のせいか、エビネ特有の大きな葉っぱが見当たりません（ちょっと心配）。《ジエビネ》

今年もまた逢えたね。《ジエビネ》

一つだけ咲いてる子。まん丸の蕾もかわいいね。《ジエビネ》

少し黄色っぽい子。色や形の変異が多く、どれも個性的なので見ていて飽きません。《ジエビネ》

この子の色がスタンダードカラー（多分）。《ジエビネ》

シックでエレガント。派手さはありませんが、結構好きです。《ジエビネ》

こちらは花弁が薄っすらピンク色の子たち。ため息の連続です。《ジエビネ》

次の自生地へGO！

おおおっ！やっぱりここは凄い！《ジエビネ》

嫁も僕もしばし撮影タイム〜♪《ジエビネ》

凄い！しか言葉が出てきません（笑）。自生地でこれだけの規模のものは、他に見たことがありません。《ジエビネ》

さっきまでの自生地では見なかった緑色の子たち。いわゆる素心というやつです。《ジエビネ》

フィルム持って来れば良かった〜。かなり後悔（笑）。《ジエビネ》

ちょうど太陽の光が指して輝いてる〜♪もうこの場所から離れたくありません。《ジエビネ》

始めのうちはややフライング気味かなとも思いましたが、寧ろ咲き始めの良い時季に立ち会えて大満足でした。《ジエビネ》

遠出した甲斐がありました。あ〜去りがたし・・・。

こっちの自生地でも咲き始めてました。また来年愛に来るね〜♪《ジエビネ》

立ち枯れの木のこの存在感。

最後は少しだけ藪っぽかったけど、なんとか下山しました〜。

麓の集落では八重桜が見頃を迎えてました。やはり今年の花は少し遅いみたいですね。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ

感想

ピアソラ

去年見つけたジエビネの咲く山を再び訪れました。

春先の気温の乱高下が影響してか、今季はどの花も全体的に1週間から10日程度開花が遅い印象を受けますが、ジエビネも例外では無いようで、初めに訪れた二か所の自生地では、軒並みまだ蕾・・・。嫁も楽しみにしてくれていたのに無駄足を踏んでしまったのではと焦りを覚えましたが、三つ目の自生地でようやく咲いているお花を目にし、安堵しました。ほんの数日前に咲き始めたようなお花が多く、生まれたての瞬間に立ち会えた嬉しさが込み上げてきました。

クマガイソウやキンランも見られ、贅沢な一日となりました。

コメント

andounouen

ピアソラさん　こんにちは!
自然豊かな山ですね！🌼🌼🌼😁
野草を大切にしてる山もありますし、この辺りの人は盗掘などしない優しい人が多いのですね!😁
花の読みが難しいですが、私と違って、さすがです!✨😁
お疲れ様でした!😁

ピアソラ

andounouenさん、こんばんは！
房総の自然も侮れませんよね。
前半の谷津は、地元の方々に大切に管理されているようですが、残念なことに盗掘が後を絶たないそうです。監視カメラをつけたりと対策をしているようですが、限界があるようです。
後半の山がある辺りも、昔はエビネやウチョウランなど沢山咲いていたようですが、山野草ブームのときにほぼ採り尽くされてしまったようです。
悲しいですが、国内は大体どこも状況は変わらないと思います。特に蘭は狙われやすいので（かつてのように高値で売れる訳でもないでしょうし盗人の理解ができませんが）、僕らも絶対に場所が分かるようなレコをアップしないように気を付けたいです。
今回は、なんか咲いてるだろう、とダメ元で行ったのが、功を奏しました。もしエビネが咲いてなかったら、タイトルは、キンランかクマガイソウになっていたかもしれません（笑）。

ショウジ

ピアソラさん　今晩は。

ジエビネ咲いていてよかったですね！
南房総も温暖なので咲いている花は一杯でしたね、、
エビネは園芸品種でも売っていてよくエビネとは子供の頃から聞いていました。
自分もエビネは親戚から買ってもらい育てましたが枯らしてしまいました　残念、、

キンランの輝きは印象に残りましたね！
リンドウは大福山で道路に咲いていて楽しめました、
地元の方は山リンドウと呼んでいました。

ピアソラ

ショウジさん、こんばんは！
本当に今年は咲くのが遅いですよね。
最初の自生地で蕾を見たときは、来週の再訪も覚悟しましたが、咲いてくれていて良かったです。
ショウジさんは、エビネも育てていたことがあるのですね。蘭は菌と共生するので、栽培が難しいと聞いたことがあります。『原色エビネ写真集』という古い本に、栽培の仕方が詳しく書いてますが、僕にはとても育てられなそうです（笑）。それに、やっぱり野山に咲いてるのが一番ですね。
キンランは、森の中でかなり目立ってました。去年見た株が今年も咲いていて嬉しかったです。
リンドウは、大福山の地元で山リンドウと呼ぶのですか。里ではあまり見ないのでしょうかね。今回見たのはとても小さかったので、コケリンドウかな、とも思いましたが、花の下の葉っぱが反り返っていないので、フデリンドウで合っていると思います。意外と同定が難しいですよね。

風太郎

ピアソラさん、花を追いかけ房総まで、まさにお疲れ様でした🙇‍♂。

いやー、スイマセンね！ 労せずにこんな素晴らしい🌼お花を楽しませて貰っちゃって…😅！

キンラン、まだ見たことないですが、キレイですね〜🤩！ クマガイソウは個人的にはちょっとグロいかな…😱。 イカリソウはカッケーな〜😆。いやいやいや、やっぱり確かにジエビネ凄いですね〜🤯！ なんかイメージがクラシックって感じですね😁！ なんか正統派な凄さを感じるお花ですね〜😍。

楽しませて頂き誠に有り難う御座いました🙇‍♂。

ピアソラ

風太郎さん、こんばんは！
茨城の蘭が咲き出すまでもう少し時間がかかりそうでしたので、（ちょっと遠かったですが）暖かい房総に活路を見出しました。
労せずも何も、僕の拙いレコで楽しんで貰えるなんて、本当に光栄です（笑）。
キンランまだ見たことないですか。数は少ないですが筑波山にも咲きますし、恐らく風太郎さんのお膝元、雨巻山にも咲くんじゃないかなぁ（実際に見た訳ではないので確証はないですが）。ちなみに、今日筑波山に花偵察に行きましたが、キンランはあと二週間ほど先って感じでした。
クマガイソウがグロいというの僕も分かります、笑。なんかジョジョのスタンドみたいな・・・。でも、嫁はお気に入りみたいです。
ってか、ジエビネ良いでしょう？なんか、楚々とした佇まい然りこれぞ「日本の蘭」って感じで大好きなんです。でも、"クラシック"とは、さすが風太郎さん、言い得て妙ですね。確かに、ピアノの白鍵とエンジ色の鍵盤カバーのような、格調高さを感じさせますね。
一方、花屋で売られている園芸種のエビネ（ジエビネを品種改良したもの）は、カラフルで綺麗に違いありませんが、個人的に全く魅力を感じません。やっぱり野山に自生してるのに限りますね。これからの季節、栃木の山にも咲くと思うので、是非探してみて下さい（笑）。

gorozo

ピアソラさん　はじめまして
房総の低山においでくださりありがとうございます！
私もよく訪れている場所も知ってらしてちょっと驚きました。
そして美しい写真の数々に魅入られました。

たまたま私も今日、日記にエビネのことを書きましたが、今年は房総のエビネがよく咲いてくれてます。
希少植物の盗掘も懸念材料ですが、動物による食害もさらに深刻です。
そしてカシノナガキクイムシによるナラ枯れ問題も自然の摂理とはいえ、困ったものですよね。
これからも房総の自然を美しい写真とともにレコで伝えてください
よろしくお願いいたします！

ピアソラ

gorozoさん、はじめまして。
実は普段からgorozoさんの房総のレコをこっそり拝見させて頂いております。
少し前には、ツクシショウジョウバカマでも探しに行こうかと企んでおりました（笑）。
熱心に地元の山の整備等もされており甚く感心しております。
そんな房総は、茨城よりも一足早く花が咲くので、隣に住む身としてもとても気になる存在です。
他県ではなかなか見られないような希少種も多く、花探しのし甲斐があります。
ただ、気がかりは、やはり動物の食害でしょうか。今回見に行ったエビネも、大半が葉っぱを食いちぎられており、今後の生育に悪影響を来すのではないかと心配でなりません。
また、一目見てみたいと思っている房総の夏エビネは、ヒルの出ない冬場に探そうにも葉っぱが無いので、探すのさえ困難な状態となっています。なんとかならないですかね。。。
僕もgorozoさんのレコをこれからも楽しみにしております。
コメントありがとうございました。