槍ヶ岳ワンデイ

2024年04月23日(火) [日帰り]

• GPS: 14:43
• 距離: 26.5km
• 登り: 2,244m
• 下り: 2,233m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:26
• 休憩: 1:11
• 合計: 14:37

0:21 新穂高温泉無料駐車場
0:28 0:28 新穂高温泉バス停
0:32 0:33 新穂高温泉駅
0:45 0:45 小鍋谷ゲート
1:12 1:18 穂高平小屋
1:53 1:53 白出沢出合
3:28 3:28 滝谷避難小屋
3:35 3:35 藤木レリーフ
4:47 4:47 槍平小屋
6:47 6:48 飛騨沢千丈乗越分岐
8:07 8:15 飛騨乗越
8:37 8:38 槍ヶ岳山荘
9:39 10:01 槍ヶ岳
10:13 10:13 槍ヶ岳山荘
10:21 10:49 飛騨乗越
10:56 10:56 飛騨沢千丈乗越分岐
11:23 11:24 槍平小屋
12:08 12:09 藤木レリーフ
12:13 12:13 滝谷避難小屋
13:45 13:46 白出沢出合
14:14 14:22 穂高平小屋
14:43 14:43 小鍋谷ゲート
14:54 14:54 新穂高温泉駅
14:58 14:58 新穂高温泉バス停
15:04 新穂高温泉無料駐車場

天候

2,000m以下は行きも帰りも霧雨、それ以上は時折りガス、時折り抜け

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高の第5無料駐車場利用

コース状況／危険箇所等

・スタートから白出沢の手前くらいまで雪無し（トレランシューズ）
・白出沢からブドウ谷の先くらいまではポツポツと雪あり（トレランシューズ）
・ブドウ谷の先から滝谷はほぼ雪、たまに途切れる（ブーツつぼ足）
・滝谷の先から飛騨乗越は途切れなく雪（シール、クトー）
・飛騨乗越から小屋のテン場は夏道、たまに雪（ブーツつぼ足）
・小屋の前は真っ白、頂上までは岩雪氷ミックス（ブーツ、アイゼン）

写真

4/23 0:19

雪が無いので最初からシートラ。ブーツも付けたのは初めてです。霧雨対策でビニール袋オン。トレランシューズでスタート。

4/23 0:55

穂高平への近道にも全く雪はありませんでした。

4/23 1:11

山荘は完全に春の装い。

4/23 1:49

白出沢の手前あたりから雪が見えてきました。

4/23 2:15

トレランシューズでサクサク歩けて非常に軽快ですが、肩が痛い。今日のパックウェイトはスキーを入れて約15キロ。それほどの重量では無いはずですが、たぶんサロモンのこの30ℓザックは15キロの荷物を想定した作りではない。逆にすみません。

4/23 2:26

最初のデブリ通過。雪が少なく前回より全然ラク。

4/23 2:48

そろそろズボりはじめたのでトレランシューズはデポ。

4/23 3:30

滝谷。水量がそれほど多くないので適当な場所で渡れました。2箇所渡渉します。

4/23 3:59

他の方のレポを参考にすると、藤木さんのすぐ先で右俣に降りているようですがどうも雪が繋がっている感じがしない。この暗闇では安パイを取り一本先の沢から降りました。

4/23 4:07

ここからは沢筋を歩けました。

4/23 4:48

先月とはだいぶ変わった槍平周辺。

4/23 4:54

渡るブリッジ選びにセンスが出ます（帰りに間違えました）

4/23 5:10

前回よりもかなり体力をセーブできたのでまだ眠くないですが、一応チャージ。味が刺激的。

4/23 6:13

振り返れば霧が晴れてきた。上は悪くないのでは？

4/23 6:39

あとはあのガスが取れてくれれば。

4/23 7:33

前回の岩を越えた。

4/23 7:52

グエ、グエ、とそばで聴こえるので振り返ると、すぐそこに雷鳥さんいました。

4/23 7:56

今日初めて太陽とご対面。ベール覆ってますが。

4/23 8:02

振り返ればドーン！抜けました。

4/23 8:11

約2時間見つめ続けた飛騨乗越。来たよ。

4/23 8:12

あとはこのガスだけ退いてほしい。

4/23 8:25

退いてくれました。今日のSCWはドンピシャすぎる。ということは時間が経つとまた雲の中。
小屋前ではスタッフの皆様が除雪の真っ最中でした。

4/23 8:40

雪のついた槍様、初めて登ります。

4/23 8:58

下半分はほとんど夏道出てました。しかし私はスキーブーツ＋アイゼンで歩くこの状況が一番苦手。

4/23 9:06

一般的には上半分のこの状況が核心部になると思います。

4/23 9:11

今日はピックも前ツメもしっかり刺さる雪で安心して上り下りできました。スキーブーツ＋アイゼンの私には雪の無い下半分、特に下りが核心部でした。あー怖かった。

4/23 9:22

登頂。槍ました。誰もいないので大の字に寝転んで喜びを噛み締めました。

4/23 9:22

表銀座側。常念の稜線は雲に隠れてました。

4/23 9:22

西鎌側。この奥行きがたまらない。黒部五郎行くぞー！

4/23 9:23

小屋と笠側。帰り道が雲に覆われるー！

4/23 9:24

穂高側と槍沢。槍沢ワンデイも良いな。アプローチ要検討です。

4/23 9:34

北鎌と湯俣側。山が深い。

4/23 10:49

いつまでも穂先に居たかったのですが早めに降りないとこの状況ですので。今日のドロップポイントは飛騨乗越のすぐ下から。

4/23 10:52

登りではフィルムクラストも見られ好感触でしたが、雪は賞味期限切れでした。まあ仕方ない。今日は登頂が最優先事項だったので。

4/23 10:58

おまけに縦ミゾ地獄。沢ボトムではなく今日は宝の木のほうへ。

4/23 11:01

こちらももれなく縦ミゾ博覧会でしたがダケカンバの疎林が気持ち良い。パウダーだったら一日中遊んでいたくなる素敵な場所。

4/23 11:09

ミゾと地形とデブリ。自然がもたらしたありのままをスキーですり抜ける。最高の遊び。

4/23 11:19

調子良く滑ってたら沢の向こうに行ってました。軽い渡渉で済んで良かった。

4/23 11:45

下るにつれヤブヤブが行く手を阻みます。いやこっちが勝手に来てるだけですが。

4/23 11:47

迫力の土砂デブリ。

4/23 11:48

さて行きの答え合わせ。どこまで進めるでしょうか。

4/23 11:49

行きはここで沢に降りました。

4/23 11:50

左岸のスノーブリッジの先が繋がっていれば藤木さんの先からここまで来れます。右岸はツボやスノーシューなら進めると思いますが、スキーでは厳しそう。

4/23 11:51

やはり切れてました。明るいので支流を渡渉で越えられましたが、ヘッデンの灯りでこの左岸を乗り切るのは私には厳しい。ここからシートラ。

4/23 12:03

藤木さんの先から沢を見た図。右岸に渡っているトレースがありますがツボかスノーシュー。

4/23 12:06

藤木さん、今日も無事ここまで帰ってきました。

4/23 12:08

滝谷

4/23 12:09

今日の段階では水量もまだ少なく、それほど厳しくない渡渉でした。

4/23 12:19

雪と沢、心安らぐ風景。しかしこの辺からザックの板が枝に引っ掛かりまくる。靴もズボる。眠気が襲ってくる。体力が削ぎ取られていきます。

4/23 12:44

ブーツ歩きに疲れ果て、ようやくデポポイントに戻ってきました。

4/23 13:03

霧雨が降ってますが、ハードシェルを上下とも脱いでトレランスタイルで下ります。羽が生えたように軽い！

4/23 13:41

白出沢。沢の中に雪は全くありません。

4/23 13:45

あとは林道。半分寝ていたのか、柳谷や穂高平があっという間に過ぎた気がしました。時間は相応にかかっています。寝てたな。

4/23 14:26

穂高平の近道には綺麗なお花が咲いてました。名前は知りません。

4/23 14:53

帰ってきました。眠さの限界。今日はひらゆの森に入って帰ろう。

今日もありがとうございました。

感想

NatsukiG3

先月登頂できずに終わってからいろんな方々のレポを研究させていただき、準備を整え再挑戦した槍ヶ岳ワンデイ、なんとか登頂できました。
今回の状況だと、アイゼンの付く登山靴とワカンで行ったほうが全然早くて楽だと思いますが、山スキーを嗜む男としては全行程の半分近く板と靴を背負ってでも、スキーで槍ヶ岳に行ったぞと言いたいのです笑
しかし条件が揃えば槍ヶ岳ワンデイはスキーが最強となる日があり、今度はそんな日に巡り会えるよう研究を続けたいと思います。おそらくポイントは白出沢を過ぎてからどれだけ早く沢に降りられるか、だと思います。

コメント

moon1972

はじめまして。穂高平ですれ違いした者です。槍の山頂まで日帰り山スキーお疲れ様でした。
沢の割れ方がすごいですね。やはり今年は雪解けが早いですね。
日付が変わると同時のスタート脱帽です。またどこかでお会いしたらよろしくお願いします。

NatsukiG3

コメントありがとうございます。
沢はあそこまで割れていると逆にもっと解けてくれたほうが楽だったかもしれません。
またどこかでお会いできましたらよろしくお願いします。