山上ヶ岳（大峯山）

2015年06月28日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.5km
• 登り: 868m
• 下り: 861m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:20
• 休憩: 1:00
• 合計: 5:20

7:40 清浄大橋駐車場
8:30 8:30 一本松茶屋
9:00 9:10 お助け水
9:30 9:30 洞辻茶屋
10:00 10:10 鐘掛岩
10:20 10:30 西の覗き
10:40 11:00 大峯山寺
11:00 11:00 山上ヶ岳山頂
11:20 11:20 平成新道分岐
11:40 11:40 だらにすけ茶屋
11:50 12:00 洞辻茶屋
12:10 12:10 お助け水
12:40 12:40 一本松茶屋
13:00 清浄大橋駐車場

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道25号線・針ICから370号線を南下、169号線・309号を走り洞川（どろがわ）温泉へ。県道21号線に入って東に10分ほど詰めたところが清浄大橋・大橋茶屋駐車場。 〔マップコード　439　349　599　＊58〕

コース状況／危険箇所等

登山道は山頂の大峯山寺への参詣道であり歩きやすい。
鐘掛岩を登る危険個所はあるが迂回路がある。

写真

赤い清浄大橋が登山口で、橋をわたったところにあるのが　『発菩提心門（ほつぼだいしんもん）』。

菩提発心門を過ぎるとすぐに『女人結界門』。 大峯山は女人禁制。

一本松茶屋。
まん中に登山道が通っている休憩小屋。

『役の行者お助け水』。

洞辻茶屋（どろつじちゃや）。
中には修験者の方たちが休憩していましたが、この山でのあいさつは『こんにちは』ではなくてすべて『よう　お参り』です。

陀羅尼助（だらにすけ）茶屋。
陀羅尼助は、千三百年の歴史を持つ胃腸の薬です。

鐘掛岩を登る行者道（本街道・左）と鐘掛岩を避ける平成新道（右）への分岐。ここは行者道を選択。

木造の舞台がある『鐘掛岩』。高さ約15m。
ここは行場の一つで、先達か案内人の指示に従って登るようにという注意書きがありました。

鐘掛岩の上から見下ろす。
鐘掛岩はその中央部の割れ目に沿って登ります。
最上部のところは2本の鎖をつかんでよじ登る。

等覚門の下で霧の中から修験者が現れました。

西の覗き。
鐘掛岩が第1の行場（ぎょうば）でこの西の覗きが大峯山第2の行場。

「行」を行う西の覗き岩です。
行を行う者は後の岩に取り付けられた太い縄の先端の2つの輪に両腕を通し、介助者が両側から足をつかんで岩から身を投げだすのを支えます。
岩に固定された2本の鎖があります。その鎖は介助者が落ちないように取り付けるためのものです。

妙覚門。
最後の山門・妙覚門を通って大峯山寺へ。

大峯山寺本堂。
役小角を開祖とする修験道の寺院で間口・奥行きが23m×約19m、高さ約13mの大きな堂です。

頂上お花畑。
花はない笹原で、山頂へは笹の中に付けられた小道を登って行きます。

山上ヶ岳（大峯山）山頂・湧出岩。
湧出岩がある柵の外に1等三角点がありました。

清浄大橋駐車場に戻る。

感想

モタ

晴れていれば鐘掛岩や西の覗きなどから、足元の断崖絶壁の向こうに絶景眺望が広がって見えるそうです。しかしながらこの日はすべて霧の中。そのため恐怖を感じることもなかったので良し悪しだということです。
それはともかく、この山上ヶ岳（大峯山）は登山する山というよりも修験道の行場であり信仰の山という意味合いが強い山です。
「よう　お参り」と掛け合う挨拶のように、敬虔な気持ちでお参りさせてもらい、心の修業を積む山だと心得たいものです。