和賀岳/甘露水口〜薬師岳コース往復
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- GPS
- 08:45
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,409m
- 下り
- 1,398m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:45
また、そのロガーがポケットの中で浸水し記録が途中で切れてしまっていたため、下りの薬師分岐手前から滝倉まではルートを手書きして補っています。
天候 | 曇のち雨 稜線上強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道自体は甘露水まで続いていますが、登山口に車止めがあり、その先は車は入れません。 また、登山口手前の林道沿いにはいくつかの景勝地があり、登山者ではない観光客の車も通行するので、対向車に注意です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
距離が長い分、急な登りも少なく、じわじわと高度を上げていく感じです。 全体を通して特に危険箇所や迷いやすいところはありませんが、特に薬師分岐の上からは、両脇の草が生い茂っていて登山道をほとんど覆っている区間が多くあります。足元が見えづらいので注意が必要です。 |
写真
感想
和賀岳は、3年前から行きたいと思っていた山でした。
2年前には実際に行く計画を立てていたのですが、いろいろあってその計画が流れ、ようやく今回実現となったわけです。
4年前に登ったけど悪天候であまり楽しめなかった秋田駒ヶ岳の再訪を翌日に組み入れ、和賀・秋田駒のセットという2日間のスケジュールを組みました。
ところが、盛岡までの夜行バス往復と、盛岡からのレンタカーの予約を済ませたまではいいものの、その数日後に出た天気予報を見ると、この2日間の秋田県内陸地方は見事に雨マークが出ているではないですか。
しかもその前後の数日は全部晴れマークで、まるでこの2日間だけ狙い撃ちされたかのようです。
それでも、予報の信頼度が2日間ともC(変わる可能性が高い)だったので、もしかして当日は何とかなるかもしれない、と甘い期待を抱きつつ自宅を出発。
盛岡からレンタカーで秋田県に入り、大仙市内のスーパーで食糧を調達後、真木林道の突き当たりにある登山口に乗り込みました。
今回はこの登山口にある公衆トイレに前泊。
トイレに泊まるというと何だかアレですが、実際にはトイレ付きの避難小屋と言ったほうが正確です。
入ってすぐ横に板張りのスペースがあり、6人くらいは十分寝られそう。テーブルが備え付けられているのも助かります。
ただあまり知られていないのか、この夜は私一人で貸し切りでした。
ところで、小屋の中に地元の大仙市が作製した「山に登ろう1000人キャンペーン」なる案内が置いてありました。
登山口や薬師岳が位置する真木真昼県立自然公園の制定40周年を記念して、公園内の山頂などで撮影した写真を市に送付した先着1000人に、その写真を入れた登頂証明書を発行してくれるのだそうです。
11/30が申込期限ということで、これから登るみなさん、もし関心があれば応募してみてはいかがでしょうか。
(注意:真木真昼県立自然公園のエリアはこのコースだと小杉山までで、和賀岳はエリアに含まれません。従って和賀岳山頂で撮った写真では証明書の発行条件を満たさないと思われます)
さて翌朝、天気を気にしながら登山口を出発。
あまり急な登りもなく、思ったより楽に滝倉に到着したら、ちょうどポツポツと雨が降ってきました。
やっぱり予報通りだったか…と落胆しつつも、こうなることを見越して最初から雨具着用だった自分えらい!(自画自賛するほどでもない)
倉方から尾根に入り、ほどなく森林限界の上に出ると、風が強く吹きつけてくるようになりました。
足元に少しずつ出てきた花たちに励まされつつ、薬師岳へ。
風雨の薬師岳山頂で、立って休みながら行動食をつまんだりしていると、後ろからもう1人の登山者が追いついてきました。
この方(便宜上、お召しの雨具の色にちなんで「黄色さん」とここでは呼ばせていただきます)の後に付いて薬師岳を出発。割合お年の方でしたが、なかなか健脚な様子で、どんどん離されていってしまいました。
薬師平のニッコウキスゲ群落があまりにも見事で、バシバシ写真を撮っていたから遅れたのだと思うことにしようそうしよう。
いや、冗談はともかく、ここのニッコウキスゲは本当に見事でした。
時期的にまだちょっと早いかな…とも思っていたのですが、期待以上の咲き乱れっぷりで、大変満足です。
天気が悪いことだけが非常に惜しまれますが…。
小鷲倉で黄色さんに追いつき、ここからは私が先行。
強風の中、チングルマやハクサンシャクナゲなどを横目に見つつ、和賀岳山頂に到着。
程なくして黄色さんも再び追いついてきました。
しかし、せっかくの山頂ながら、目立つ山名看板もなく(全くないわけでもありませんでしたが)、風雨が強いこともあって、数枚写真を撮ったのみで2人とも早々に山頂から退散。
なお、黄色さんは途中でザックカバーを飛ばされてしまったとのこと。どの程度の風だったのか想像できるでしょうか。
登ってきたのと同じルートで下山開始。
さっき通ったばかりの道なのと、やはり風雨のため、ほとんど立ち止まらずに真っすぐ登山口を目指します。
…いやすみません、正直に言うと薬師平のニッコウキスゲのところでちょっと止まってました。それだけ見事だったとご理解ください。
薬師岳の先からは黄色さんが再び先行し、あとは最後まで追いつくことはありませんでした。
薬師分岐を過ぎて樹林帯に戻ったところで風も弱まり、ホッと一息つきながら倉方・滝倉・ブナ台と過ぎて、最後に甘露水口を経て無事に登山口に帰還。
仙北市に移動し、翌日の秋田駒ヶ岳のための買い出し後、乳頭温泉でこの日の疲れを癒やしました。
以下、翌日の秋田駒ヶ岳の記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-670030.html
に続きます。
なお、元サイズの写真は
http://photozou.jp/photo/list/74507/8658367
で公開していますので、「写真小せーよ!」という方はそちらへどうぞ。
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