広島廃止予定線巡りと呉娑々宇山
- GPS
- 06:23
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,432m
- 下り
- 1,428m
コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:23
天候 | 晴れ。気温高い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
山陽新幹線・〜広島駅 JR山陽本線・広島駅〜瀬野駅 スカイレールサービス・みどり口駅〜みどり中央駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。 ●みつぎ登山口からはじめ尾根通しだった道が沢地形に変化してからミノコージ峠までイノシシの痕跡多数。ミノコージ峠からは幅広の尾根道。呉娑々宇山周辺に近づくと細道になりやや岩がちに。東屋からしばらくは目印の乏しい広いザレでオフロードバイクの薄い轍あり。その後水谷峡へは激下りで落ち葉が積もり滑りやすい。手がかりに掴んだネジキ?が根から抜けそうになり焦りました。 ●寺迫登山口はやや急登で始まるものの、蓮華寺山〜高城山までよく整備された登山道。分岐からみどり中央駅方面へ下る道はらくルートになくやや急な下りだが、先の水谷峡ほどではない。 |
その他周辺情報 | 広島駅まで戻ればいろいろ。宮島まで行くのもいいですね。 |
写真
感想
以前何かで目にしていた廃止予定のスカイレール、広島市内で山陽線沿いにあり関西からも行きやすいので気にはしていたのですが、ぼんやりしている間に4月いっぱいの廃止が目前に迫ってしまいました。18きっぷが使えるならともかく新幹線を使っていくほど私は鉄分が濃くないしなあと逡巡していたのですが、調べてみるとそのスカイレールの山頂駅からアクセスできる広島県の山(分県登山ガイド)が複数あったので思い切って行ってみることにしました。
スカイレールというのは懸垂式のモノレールで、紹介記事によって世界唯一だったい日本唯一だったりまちまちですがとにかく珍しいそうです(その程度の理解)。特徴は急勾配や急カーブに対応でき、モノレールよりは建設費用も安く、しかもロープウェイより悪天候に強いといいことずくめのように見えるのですが、フォロワーがなく維持点検のコストが嵩んだのが廃止の一因だとか。上下左右の立体的でダイナミックな機動は確かに他の乗り物とは違うことを実感させ、実際に乗りに来てよかったと思いました。ただバックアップに使っていたGPSロガーで山行前後のスカイレールと広電の軌跡を採ろうとして失敗したのは残念。バッテリーはほぼ丸々残っていたので動作開始直後に電源が落ちた模様。最近日記でこのGPSロガーを紹介したばかりだったので不安。おそらくロックを忘れてスイッチがオフになっただけだと思うのですが。
山の方は、呉娑々宇山と、蓮華寺山・高城山、分県登山ガイド2つ分をセットで。最初は山陽線の駅に下山しようかと思ったのですが、やはり昇り降り往復両方乗ってこそ、ということでスタートのみどり中央駅に下山する周回ルートにしました。天気は暑くなる予報だったのであまり長距離は自信がなく、当初水越峠経由で分岐点から各ピークをピストンする「エ」字型のコースを考えていたものの、藤ヶ丸山から水越峠の下りがあまりはっきりせず枯れ枝で塞いであるようにも見え、とりあえず呉娑々宇山まで行ってみると存外疲れていなかったので「匚」字型に周回することにしました。一度通った道を引き返すよりそっちの方が楽しいですしね。呉娑々宇山では4人ほどとすれ違いました。1人はテント泊くらいの大きなザックにヘルメットも括り付けた完全装備で、夏山に向けてトレーニングでしょうか。あと呉娑々宇山頂上でお会いした人がピストンで下ってバクチ岩で休憩されているのを追い越しました。こちらは軽装でしたし麓の方の散歩でしょうか。
そういえば登りのスカイレールにはトレッキングポールを差したり割とちゃんとした登山の服装の人が数人いましたが、下車した後は見かけませんでしたね。どこに行ったんだろう。
いったん下山すると木陰がないのもあって暑さがいや増し、後半戦は足が止まりがちでした。まあでもペースとしてはいつもと変わらなかったようなのでつらさ体感がアップしただけなのか。後半は気づくと帽子やウェアに大きな尺取虫がついている、ということが多かったので注意力も落ちていたようです。私も先ほどの夏山トレーニングの人に倣って暑熱馴化していかないと。こちらはグループ登山の人が多く2人組x2、3人組x1、4人組x3とすれ違いました。
みどり中央駅に戻ると朝よりも人が増えていました。1週間くらい前からそこそこ全国的にも報道されていたので、乗り納めと撮影に来た人が多いようです。それに対応してダイヤも5分おきくらいに増発しているようでした。廃止のあとは撤去費用も要るだろうしいくらかでも回収してくれるといいですね。後継の交通機関は1か月前からすでに運行を開始していて新しそうな青色のバスが走っていました。全長1.3km、高低差160mで、おおむね路線に沿って階段や道路もあるので歩けばトレーニングに良さそうですが。(登山脳)
広島駅に戻ってもまだだいぶ時間があったのでこれまた2025年廃止予定の広電 (路面電車) の路線に乗車。もっともこちらは迂回路線を廃止して短絡線を新設し、速達性を上げようという意図なので路面電車輸送自体は残す気は満々の廃止です。紙屋町東で降りて帰りは歩きました。迂回路線の路面電車なので歩いてもさほどのことはありません。
全体通して、主目的の廃止路線2つに乗った上、山も予定以上の距離を歩けたので満足。確かに暑かったのですが思ったよりは快適でした。登山道も整備されている割に人が少なく自分のペースで歩けます。尾根沿いの道で北から南西の広島湾の展望があり宮島まで見えましたが、黄砂のせいかだいぶ霞んでいました。近くは山の際まで住宅がある風景が広がっていて広島市周辺部らしい光景ですが、通行止めの道標と併せて水害を思い出させます。
今日は黄砂かヒノキ花粉か判りませんが目鼻がつらかったのですが、これもまあ季節ですから仕方ありません。季節といえば尺取虫もですね。あの、枝から糸でぶら下がる生態は捕食者に襲われやすくなるだけという気がするのですが、生存戦略的にどんな利点があるのでしょうか。うまく標高を調整してなるべく少ない山に行きたいです。あと久しぶりに新幹線で遠征しましたがやはり速くて快適でいいですね。登山だとローカル線の駅も多く速さが活かせないこともありますが、要所要所で活用していきたいです。
コメント
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スカイレール、去年乗りに行きました。ついでにセノハチの走行も被りつきで見ました😅
こんばんは。コメントありがとうございます。
さすがとうに乗車済みでしたか。
セノハチは知りませんでした。瀬野駅から東、八本松までの勾配区間なんですね。惜しいことをしましたがまた次の機会に。ちなみにJR西日本の最急勾配区間は大阪市内の西九条ー安治川口間35‰だそうですが、そっちは何度も乗ったことがあります(笑)
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