北ア前衛・市振駅から大鷲山─越中宮崎駅
- GPS
- 05:55
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 931m
- 下り
- 926m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 5:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
<ゆき> 小杉600━610富山619━710泊712━721市振 <かえり> 越中宮崎1333━1342泊1347━1436富山1442━1452小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大鷲山山道入口からすぐに水路を跨ぐ箇所は、ピンクリボンが通行禁止にしてるように見えるけど、そのまま直進が正解。 |
写真
感想
富山県の朝日町にある大鷲山には烏帽子林道をクルマで上がって中間登り口から往復したことがあったけど(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2769798.html)、今回初めて麓の大鷲山山道入口から往復してみた。北陸新幹線開業によりJR西日本から各県の三セクに移管された在来線(あい鉄・IR・ハピライン)が2日間乗り放題だという『北陸3県2Dayパス』(以下、『2Dayパス』)の1日目は前日の『魚津しんきろうマラソン』のハーフマラソンの部出走のアクセスのために魚津往復ですでに使っており、元々2日目は加越国境の山に登りに行くために使うつもりで居た。しかし、思いの外、ハーフマラソン完走のダメージが酷く、比較的近隣の大鷲山に急遽変更。
大鷲山登山については、去年のmiletの金沢公演の日(10月7日)に『北陸おでかけパス』を使っての「大鷲山登山→下山後たから温泉で入浴→越中宮崎から金沢移動」を検討したけど、開演時間の5時までに間に合わないので断念し、湯涌温泉の吉次山─高尾山の周遊になった(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6019973.html)。前回登った時と、前回登ろうとした時と季節が逆になる時期に、初めて麓から大鷲山に挑んでみた。
『2Dayパス』のフリーエリアの東端は越中宮崎駅までなので、越中宮崎駅から歩く計画となっていたけど、市振駅からと越中宮崎駅からとでは登山口まで歩く距離が全然違う。小杉600発の電車に乗って泊方面に向かう場合、富山駅で9分も乗り換え時間があるため、その間に越中宮崎─市振間のきっぷを購入。予定を変更して市振駅からのスタートとなった。市振駅は20年くらい前まで、道の駅・越後市振の関にクルマを置いてのパーク&ライドを何度かやったことがある。最後にパーク&ライドをしたのは、弟子(現・妻)と妙高・火打に行った時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2456758.html)以来だから、市振駅に降り立つのは20年ぶり! 勿論、トキ鉄になってからは初めて! JR西時代にあった券売機は撤去されてたけど、旧・市振村時代からのものと思われる年季の入った観光案内図はそのままだった。駅前から国道8号に出て、道の駅の前を通過。市振駅から道の駅までは意外と距離がある。さらに西進し、境川に架かる境橋を渡って富山県に戻り(苦笑)、大鷲山山道入口に到着。ここでジョギングシューズからトレッキングシューズに履き替えてたら、ソロの男性登山者が入山してった。
8:56に山道入口から入山。最初の階段を上がると水路脇に行くようになる。水路を渡って山に入ってく道にはピンクリボンが入っちゃダメ!…と派手に主張してるようにみえたので、そのまま水路沿いに進むと、発電所の導水管のたもとに着いた。そしたら『ヤマレコMAP』が警告を発したので、ピンクリボンが張られてる場所まで戻る。よくよくみたら銀のポールに「おおわしやま」と書かれてるので、ピンクリボンをくぐって先に進むのが正解のよう。しばらくは足元が不安定だったけどやがてよく踏まれた歩き易い山道となる。陽が差して今日も暑そうだったけど、樹林帯のなかの歩きのため、陽はマトモには当たらない。送電塔を過ぎると送電線巡視路との十字路を通過。最初のうちは国道8号線を通るクルマの音が聴こえてたけど、やがて北陸道を通るクルマの音と新幹線の通過音に変わる。霧が立ちこめてるのか、海のほうや麓のほうには雲海が広がり、山の上のほうだけがみえるようになった。
大鷲山の標高は800 mあまりなので、1時間に標高差400 mイケるような足に自信があるひとなら2時間で頂上…と考えるだろう。中間ポイントは烏帽子林道の中間登り口と単純に考えてしまうけど、実際は中間登り口は全体の半分よりも上にある。中間登り口で休憩だ!…と考えてたけど、1時間歩いてもなかなか着かない…。標高470 mの丸山こそがほぼ中間地点だけどそれには思い至らず、丸山についてもまだ先を目指す。丸山から一旦50 mほど標高を落とした後、再び登りに転じ、ご年配の夫婦と思しきお二方が休憩されてる展望地を過ぎてもまだ烏帽子林道は着かない。山道入口から90分歩いてようやく烏帽子林道の展望台に到着。私が前にクルマで上がった時にはあまりにも路面が歪んでたため、もう二度とクルマでは来たくない!…と思ったものだけど、クルマが1台居た(苦笑)。林道を渡った先の中間登り口で休憩。
中間登り口で休憩してると、次から次から登山者が到着し、オバサマ方も居らっしゃるため随分とにぎやかになった(苦笑)。自分のすぐ後ろにこんなに登山者が多く歩いてるとは、全く気付かなかった…(汗)。前日にハーフマラソンを走ったダメージからまだ回復しておらず、私のペースが上がってないのかもしれない。中間登り口で10分休憩し、頂上を目指す。中間登り口から先は一度歩いてるので、様子は分かってる。ここまで奥に入ると、北陸道を激走するクルマの音も新幹線の通過音も聴こえない。海岸線に平行に東から西に向かって歩く道は海の展望が凄いハズだけど、雲海のせいでみえない…。道の向きが南に変わると道の周囲に雪をみるようになる。いつ、後ろのオバサマ方に追いつかれるかビクビクしながら歩いてたけど(苦笑)、追いつかれることは無く、10:15に大鷲山頂上に着いた。頂上には山道入口で先行したソロ男性と、クルマの持ち主と思しき1人の合計2人が居たけど、私と入れ違いで下山にかかられた。私が日清麺職人の醤油ラーメン作って喰ってる間に続々と登山者が頂上に到着し、一気に賑やかになった。雲海は晴れ始め、麓の海岸線や黒部川の扇状地がみえるようになった。毛勝山や越中駒、僧ヶ岳、犬ヶ岳などの栂海新道の山もよくみえた。頂上に30分居て、下山開始。
下りではそれこそ数えきれないほどの登山者とすれ違った。烏帽子林道の中間登り口前のクルマが4台に増えてる(当然、上りでみたクルマは無くなってる)。下りでは中間登り口は素通りし、正しい中間地点である丸山で休憩(苦笑)。山道入口には12時半に下山した。帰りは市振駅に行くか、越中宮崎駅に行くか…。鉄道ダイヤを確認したところ、市振駅に向かったら時間を持て余すことになるだろう…ってことで、越中宮崎駅に向かう。山道入口前の国道8号を渡り、県道374号(旧国道8号)に入る。飲み物は全て消化してたので境集落で補充のつもりだったけど、商店はおろか、自販機も無い。建設会社の前に社員向け福利厚生的に置かれてる自販機があったけど、手持ちの小銭では買えなかった…(泣)。一旦たから温泉(時間的に余裕があれば入浴するつもりでバスタオルと着替え一式も荷物に入ってた)の前で国道8号に合流するも、すぐに右折し踏切を渡り、線路に沿って西へ向かう。越中宮崎駅までほぼ一直線の道で、朝日ヒスイ海岸オートキャンプ場の前を通過。ゴールデンウィークということもあり、キャンパーでにぎわってる。真新しい(といっても、2018年オープンだそうだけど…)ヒスイ海岸観光交流拠点施設『ヒスイテラス』が向かいに立つ越中宮崎駅に13:21に到着。『ヒスイテラス』の自販機は『Coke On』が使えたので、小銭を使わずにコーラをget! これで渇きからも解放された! 次の単行は13:33発だったので、コーラ買ったりトイレ行ったり、Tシャツだけ着替えたりしてたらあっという間に時間が経ち、慌てて跨線橋渡ってホームに移動。乗り遅れることなく、無事単行に乗り込んだ。泊と富山で乗り換えし、15時前に小杉に帰着。
高さは800 mそこそこだけど、ほぼ標高ゼロの山道入口から登ると上り甲斐がある。丸山の50 mほどの上り下りが意外に曲者(苦笑)。ハーフマラソン完走疲れの身にはキツ過ぎた…(汗)。
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