鳥海山・矢島口
- GPS
- 04:47
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,272m
- 下り
- 1,293m
コースタイム
- 山行
- 3:58
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:48
天候 | 快晴 微風・無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はスキーをするには十分だが、例年と比べると特に標高の低いところは少ないと思われる。雪質は山頂付近は少し硬めだったが、それ以外はざらめ。 |
写真
感想
埼玉県からはるばるクルマを運転して祓川ルートの駐車場には6:50頃に到着。上の駐車場は平日にも関わらず既にいっぱいだったが、下の駐車場はまだ空きがじゅうぶんだった。運転だけで既に疲労困憊だが、支度をして7:13に行動開始。数分道路を歩いて雪の上に乗り、シール登高開始。ちょうど出発する人が多い時間帯のためか、前後左右人だらけ。スキーやボードの人が多い。他人のことはあまり気にせず自分のペースで進む。駐車場までは無風だったが、歩き始めると風が出てきて少し寒く感じた。グローブは防寒用にしたが、ウェアは歩けば暑くなることを予想して薄着のまま。風は少しあるものの天気快晴で予報どおり。スキーヤーボーダーが多いのも頷ける。積雪は少なくて、既に各所で地面や藪が出始めていたが、それでスキーを外さずに登ることはできる。雪の少ないシーズンだったと思うが、それでもやはりここはそれなりの積雪があったということだろう。雪質はざらめだが、昨夜から今朝にかけて冷えたのか、雪質は硬め。つぼ足で登るハイカーを見てもあまり潜っていなかったので歩き易かったのかもしれない。時折振り返ると雪の斜面の向こうに緑の大地があり、更にその向こうには日本海の青が見える。この山はいつ来ても景色が素晴らしいと思う。海が見える山はあまり登らないのが一因かもしれない。
途中風の避けられるところで小休止して、その際グローブを薄いものに換装する。歩き始めて1.5時間ほど経過し、防寒具ローブでは暑く感じるようになっていた。直射日光と雪面からの照り返しで歩くと相応に暑いが、風が適度に吹いてくれるのでオーバーヒートしないで済むのは助かった。汗はかくけれど、大汗にはならなかった。今日は単独なので誰かと何かを特に話すでもなく、ただ黙々と登るだけなのでペースは速めかもしれなかった。出発から3時間強で今日最初のピークの七高山に10:18到着。前後左右人だらけだったため、この山頂も当然人だらけ。写真を撮るのも一苦労だった。七高山は早々に切り上げて新山へ向かう。既に夏道が露出した登山道を歩き下降点へ向かう。が、ここが案外際どかった。傾斜が急な雪面にステップがあり、そこを登る人が数名いたのだが、雪が硬くて難儀しているようだった。ピッケルを刺しながら登る人すらいたくらいだった。自分はピッケルは持参していなかったが、ここで登りの人を待つ間に念のためアイゼンを装着。登りがいなくなったら下降開始。最初は恐る恐るだったが、やはり雪が硬くて慎重に進むしかなかった。念のためバックステップで無事通過。帰りの登りの時は緩むだろうか。その先の新山への登りは既に緩んでいて楽勝。いつも人が多い新山だが今日は割と少なめ。10:45に無事登頂。写真撮影し下界へ連絡する。相変わらずの快晴で、360度の展望が楽しめた。ただ山頂は狭いので眺望を楽しんで写真を撮ったら即下山開始。とは言え登りは1回だけの休憩で歩いたので、近くの岩場に腰掛けて水分と栄養分を補給した。スキーヤーボーダーは七高山まで上がってそのまま滑る人が多いのか、七高山の混雑と比べると新山は静かで快適だった。その後下りで難儀した雪壁は、登りでは雪が柔らかくなったこともあって楽勝だった。夏道の前でアイゼンを外し無事スキー板デポ地まで戻り、スキーの準備をする。準備中も続々登ってくる人と、下っていく人が見られた。いったい平日の今日だけで何名入山しているのだろう。下りの前に念のためヘルメットをかぶり、ジャケットも着る。岩場がないのでヘルメットなしでも滑れそうだが、もう習慣なのでかぶった。ジャケットも着ると暑いが転倒した時の保護のために着ている。諸々の準備が終わったら自分も下山開始。11:55に滑り始める。山頂付近は少し雪が硬くて滑りにくかったが、それが終わるとお待ちかねの快適ざらめ斜面が待っていた。斜面は広いし雪質は良いし、滑っていて大変快適だった。登るときは人が多すぎる印象だったが、滑っていると適当にばらけるのか、下りではほとんど気にならなかった。山頂に近いところは比較的雪がきれいだったが、標高が下がると当然ながら雪が汚れ、雪質も水っぽくて重たくなってきた。こればかりは仕方ない。途中休み休みだったがぴったり30分で駐車場まで到着、11:55に行動終了。七高山から滑って30分で下れ、ギリギリ午前中に下山ができた。駐車場は、朝はまだ空きがあったが、この時間は予想どおりというか、路駐ができていた。片付けをしている時も開いたスペースに駐めるクルマがあり、午後から出掛ける人もいるようだ。七高山まででスキーやボードなら下りが速いので、十分明るい時間に下山できるのだろう。後片付けを終えて林道を下ると、道路脇にはぶなの新緑や水芭蕉が見えた。
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