【日本三百名山】高見山 ~杉谷登山口から周回~
- GPS
- 04:34
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 813m
- 下り
- 813m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◆高見登山口駐車スペース ・路肩に3台くらい停めるスペースがあります。 ・近くにトイレがあります。 ※普段は路駐の車が列になっているようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・よく整備されています。危険箇所、不明瞭箇所はありません。 |
その他周辺情報 | <日帰り温泉> ◆たかすみ温泉 500円 ・料金が安いですが、一通りのアメニティは揃っています。 ・シンプルな造りですが、内湯と露天風呂があります。 ・泉質はナトリウム系の塩化物泉で、良いお湯です。 |
写真
感想
高見山地の主峰であり、日本三百名山の一座にも選定されている高見山(1249m)。
高見山というと、「2倍!2倍!」をイメージする人も多いと思いますが、某関取とこの山は全く関係がないようです。
竜門岳に登った後のブルヘッダーだったので、歩き始めから脚に疲労がありましたが、全体的に傾斜がなだらかなので、無事に歩き切ることができました。山頂はあまり広くないですが、360度展望で周囲の山がよく見渡せます。西の方面だと山上ヶ岳、北の方面だと倶留尊山などが見れるようですが、土地勘がないのでよく分かりませんでした。
なお、万葉集には「吾妹子(わぎもこ)を いざみの山を 高みかも 大和の見えぬ 国遠みかも」という短歌があります。吾妹子とは「妻」のことで、「妻のいる大和の地が見えないのは、この山が高いからか、遠く離れているからか?」という意味のようです。そして、この「いざみの山」が高見山の由来ではないかという説があります。
この歌を詠んだのは、石上大臣(石上麻呂)で、山頂には歌碑が建てられています。
また、石上大臣は竹取物語に出てくる5人の求婚者の一人、中納言石上麻呂の実名モデルでもあります。かぐや姫から「燕の子安貝」を取って来るように言われ、燕の巣に手を伸ばしたところで転落し、亡くなってしまいます。(掴んだのも燕の糞)
物語の中では悲惨な石上麻呂ですが、実際は78歳まで長生きし、5人の天皇に仕えて左大臣にまで昇進しています。
今回歩いた杉谷登山口からのコースは、旧伊勢南街道として古くから伊勢神宮への参拝や交易で賑わってたとのことで、紀州徳川家の参勤交代でも利用されたようです。杉谷登山口は駐車場がほぼ無いのが難点ですが、歩きやすいコースでした。
新緑の季節も良かったですが、この山は「霧氷」でも有名なので、積雪期にも登ってみたいところです。機会があれば、次は冬期に訪れたいと思います。
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