皇海山周回 タフな山行
- GPS
- 12:21
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,423m
- 下り
- 2,423m
コースタイム
- 山行
- 10:26
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 12:21
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・鋸山手前はロープや鎖、梯子よりも狭い足場での回り込みがいやらしく危険だった ・六林班峠までの笹藪は少し遠くに木に目印があり迷わず下れた、またストックで笹を分けるように進めば下に隠れた木もわかりつまずくことも無かった。 ・庚申山荘の外の水は出ていて助かった。 |
写真
感想
ゴールデンウィーク、目標の登山の2座目は皇海山、6日前に1座目の難関笈ヶ岳でコテンパンにやられ、ひさしぶりの筋肉痛で体力的にどうかなと思っていたが、その経験のおかげで足は大丈夫という予感もしていた。コースタイムは15時間、とにかく早出が一番かなと思っていた。
前日に銀山平のキャンプ場の駐車場で車中泊、しかし2時頃来た車が横付け、登山者で2時半には出発していった。自分も当初4時出発だったがそのまま起きて登山口の駐車場に移動してから3時過ぎに出発とした。
最初は林道歩き、歩きやすい平坦な道をヘッドランプの光を頼りに進んで行く、先行者が数人いたが皆早く歩いて行って追いつけなかった。1時間弱で一の鳥居に到着、そこにはチャリが駐めてあった(ちなみに帰りもあった・・)
いよいよ登山道が始まる、少し登った所で道迷いのソロの男性が降りて来た、滝の方に行ったのだろう、しかし木に目印があってそれが光に反射してくれるので特に迷うことは無かった。
4時が過ぎると徐々に夜が明けて、4時半前にはライトは消して登って行った。
2時間弱で庚申山荘に到着、そこで朝食としたが、胃の調子が悪くおにぎりを食べたのだが消化してくれない感じだった。この日持ってきたおにぎりは1つ食べただけでこのあとはすべてゼリー飲料だけで行程を終えた。
庚申山荘から庚申山までは急な登りだった。岩場も多く修験の道、厳かな気分で登って行った。ヘルメットは持ってきたがまだかぶらず進んだ。岩場を越えて行くと見晴らしも良くなってきた。途中ヤシオの花が咲いていたがゆっくり愛でる気分ではなかった。1時間ほどで庚申山到着、後は鋸山手前まではお気軽コース、それでもアップダウンが多く徐々に体力が消耗していく感じだった。
何度山を越えたか薬師岳のところで疲れたので休憩することにした。
休んでいると後から3人登って来て先に下って行った。
ここから見える鋸山はまだ少し遠い、下って痩せ尾根を登って白山、いよいよこの先が本番だった。危険な山といえば南ア鋸岳、戸隠の蟻の塔渡りやP1尾根、妙義山や八海山、新潟荒沢岳など登ってきたが、そこの危険さとは違ってとにかくいやらしい危険度だ、太くて頑丈な鎖があるわけで無く半分ちぎれたロープ、細い鎖、足場がないところ、ロープや鎖意外に摑まる木の根や岩がないところなど細かい危険のオンパレード。木の根もぐらぐらしているしすべてをロープや鎖に任せて下るしかないところなど、なんだこれはとびっくりする30分の行程だった。
おかげで鋸山の山頂に立ったときは精神的にすっかりバテてしまった。
ここから1時間半先が皇海山か、とげんなりした。
鋸山からの下りは道もしっかりしていたのでロープで下って直ぐに降りることができた。ここは帰りは雪が溶けて道がドロドロに、登では滑ってヒヤッとした。直ぐ下ったところが鞍部かと思ったらまだ大分先だった。そこまで何度もアップダウンがあってようやく鞍部についてほっとした。
鞍部からは登り一辺倒になる、最初は緩く楽勝かと思っていたが、そのうちに急登が始まりこれでもかと、心にも体ににもきつくヘロヘロになりながら大幅にペースダウン、ただ歩を進めて行くだけ。それでも急な斜面が無くなってきて楽になったと思った矢先、剱が見えて山頂が近いことがわかりすぐに山頂だった。歓喜の瞬間はあっけなかった。
山頂で伸びるように寝転んで休憩、あとから2人ほど登って来たのので下る事にした。帰りは先ずは鋸山まで、次は六林班峠までと、休憩を挟みながら行った。
六林班峠までの笹藪はストックで笹をかき分け少し先にある反射板の目印を目標に進んだ。ほとんど迷うことも無く下にある木に躓くことも無かった。
六林班峠からは笹も短く、基本トラバースの水平道が続く、沢を横切る度にその付近が崩落していてロープや岩場、ザレ場になっていた。同じような道が何度も現れ、庚申山荘までは長く飽きてしまう道だった。
ようやく着いた庚申山荘で一番長く休憩してなんとか早い時間に下る事が出来た。
胃の調子が悪く流動食しか受け付けなかったのがつらかったが、先週の笈ヶ岳を思い出しそれが気を奮い立ててくれた山行になった。
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