摩耶山(越沢口より往復:梅雨の晴れ間の山形名山ツアーPart. 1)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 732m
- 下り
- 724m
コースタイム
天候 | 終日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
越沢登山口にポストあり。小浜茶屋跡から「ベテランコース」の滝ルートを取った場合、弁財天ノ滝の脇の垂直ハシゴの登降は特に注意。山頂から中尾根コース入口までのガレ場も通行注意。「初心者ルート」尾根コースは標識等多数、特段の危険箇所ナシ。 |
その他周辺情報 | 鼠ヶ関の国道345線入口に早朝より営業のMax Valuあり。関川峠越え、越沢集落手前に越沢登山口へ入る林道入口あり(標識立ってます)。 |
写真
感想
梅雨の貴重な晴れ間、台風の来襲前に、かねてより計画していた山形方面の名山ツアーを挙行。交通アクセスとレンタカーの都合(夜討ち朝駆けヤマノボラーの強い味方、24時間営業所あり!)から、敢えて新潟から入ることとし、今回はコスト削減を旨として、新幹線の半分以下の格安料金、夜行バスで出撃。
早朝、新潟駅に到着、寝不足は否めないものの、久々の抜けるような晴天に意識も覚醒。レンタカーで日本海東北道の無料区間を快走、「朝日まほろば」というステキな名前のインターからは国道を激走し、やや分かりにくい越沢の林道入口を一旦行き過ぎながらも、午前9時前に越沢登山口先の駐車スペース着。先行者のお車が計4台、いずれも山形県外ナンバーばかりで、さすが300名山のメジャーぶりを実感。
昼なお暗い樹林帯の道をしばらく進むと、程なく小浜茶屋跡の分岐到着。ここで「初心者尾根コース」、「ベテラン滝コース」に分岐しますが、折角の好天、摩耶山頂に到達する前に滝つぼへ転落しても悲しいので、ここは敢えて尾根コースをチョイス。心まで青く染まりそうなブナの深緑の中、気持ちの良い尾根道を登ると、日照り続きで水量僅かの「うがい清水」を過ぎ、立派な作りの避難小屋到着。玄関前の太陽光パネルで電灯も点く屋内で涼みつつ、シャリバテ・塩分不足対策でオニギリ軽食。ここからは「ザンゲ坂」の急斜面をよじ登り、六体地蔵や厩の奥宮など長い歴史を感じさせるモニュメントを見物しつつ、一投足で展望絶佳の摩耶山頂到着。
標高1,000mとは思えない高度感の倉沢コース方面の眺め、そして山頂からの月山、鳥海、更には佐渡の山までの大展望を楽しみつつも、余りの暑さ、日陰の無さに焦れる思いで、中尾根コースを少し下った樹林帯でしばしのランチタイム。ちょうどこの日は地元の山岳会関係者の方々でしょうか、複数の「草刈り隊」が入山中で、刈られたばかりの下草が瑞々しい匂いを発します。夏場の家族連れが歩きやすいように、との温かいご配慮に頭の下がる思いです。
下山ルートに選んだ中尾根コースは「ベテラン向け」と言うだけあり、息もつかせぬ急降下の上、弁財天ノ滝上部からのほぼ垂直のハシゴ降下は足下のすくむ思い。無事下部に下り立った後は、素晴らしい夫婦滝の景観を楽しみます。程なく朝通ってきた小浜茶屋の分岐を過ぎ、快調に越沢登山口へ帰着。下山の届けを出し、帰路は林道+国道を走りやすい温海温泉方面へ抜け、朝も立ち寄ったMax Valuで明日の食料を仕入れた後、小国までのロングドライブ。この日は同地の交流センター「りふれ」でゆっくり1泊、山の幸に舌鼓を打ちながら、翌日の登山に備え人工温泉で充電します。
摩耶山は標高の割に滝あり、ガレあり、素晴らしい展望ありと変化に富んだコースが楽しめ、長い山岳信仰の歴史を実感させる風物もあって、短時間のうちに充実した山岳漫歩を満喫することができました。やはり東北の山々は豪雪と永年の歴史に磨かれ、良い味を出していますね。週末ごと、季節ごとにこうしたステキな山歩きを楽しめる地元の方々が羨ましく思えた次第です。
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