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記録ID: 676437
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ハイキング
日光・那須・筑波

【奥日光納涼散歩】小田代ヶ原〜戦場ヶ原〜中禅寺湖〜華厳の滝【丁23.3】

2015年07月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:23
距離
23.5km
登り
235m
下り
421m

コースタイム

日帰り
山行
5:51
休憩
1:32
合計
7:23
9:13
9:34
13
9:47
9:48
18
10:06
6
10:12
10:13
14
10:27
10:28
20
10:48
10:52
9
11:01
19
小田代歩道入口
11:20
27
11:47
11:48
41
12:29
12:33
19
12:52
12:54
17
13:11
13:12
4
13:16
13:38
4
13:42
13:43
7
14:48
14:49
31
13番岬・西十三番園地
15:20
15:21
10
西六番園地
15:31
15:51
25
16:16
16:25
4
16:29
華厳の滝入口BS
天候 快晴 気温は20度台前半で酷暑の都心より10度近く低かった。
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:JR日光駅〜東武バス湯滝入口バス停
復路:東武バス中禅寺温泉バス停〜JR日光駅
コース状況/
危険箇所等
小田代ヶ原および戦場ヶ原は、片側交互通行せざるを得ない箇所がたまにあるが、木道が整備されている。
中禅寺湖畔は車道の脇に人気のない散策道がある。
日光駅前から日光連山を望む。
2015年07月11日 07:48撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 7:48
日光駅前から日光連山を望む。
湯滝入口バス停下車。気温は22度。
2015年07月11日 09:06撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:06
湯滝入口バス停下車。気温は22度。
快晴の青空。暑くなりそうだ。
2015年07月11日 09:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:10
快晴の青空。暑くなりそうだ。
湯滝。硫黄臭がするが、湯ではなく水。
2015年07月11日 09:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:13
湯滝。硫黄臭がするが、湯ではなく水。
湯滝上部から日光南側の稜線が望める。
2015年07月11日 09:20撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
7/11 9:20
湯滝上部から日光南側の稜線が望める。
凄い勢いで流れ落ちる湯滝
2015年07月11日 09:20撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:20
凄い勢いで流れ落ちる湯滝
湯ノ湖から金精山、温泉ヶ岳を望む。
2015年07月11日 09:23撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:23
湯ノ湖から金精山、温泉ヶ岳を望む。
湯滝傍で釣りに興ずる人
2015年07月11日 09:34撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:34
湯滝傍で釣りに興ずる人
湿原へ向かう。
2015年07月11日 09:36撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:36
湿原へ向かう。
奥日光は豊富な水と、
2015年07月11日 09:38撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:38
奥日光は豊富な水と、
陽光を和らげる緑のおかげで快適に歩ける。
2015年07月11日 09:44撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:44
陽光を和らげる緑のおかげで快適に歩ける。
小滝
2015年07月11日 09:47撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:47
小滝
岩の隙間から水が噴出している。
2015年07月11日 09:51撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:51
岩の隙間から水が噴出している。
そのため、土砂が崩れやすい。
2015年07月11日 09:51撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:51
そのため、土砂が崩れやすい。
全く魚形が見えないので本当に魚がいるかしらと思っていたが、この先で一匹釣れていた。カワマスか。
2015年07月11日 09:51撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:51
全く魚形が見えないので本当に魚がいるかしらと思っていたが、この先で一匹釣れていた。カワマスか。
2015年07月11日 09:52撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 9:52
遠目では残雪に見えたが、ただの土嚢だった。
2015年07月11日 10:00撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:00
遠目では残雪に見えたが、ただの土嚢だった。
小田代橋
2015年07月11日 10:06撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:06
小田代橋
泉門池(いずみやどいけ)
2015年07月11日 10:12撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:12
泉門池(いずみやどいけ)
小田代ヶ原へ。
2015年07月11日 10:20撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:20
小田代ヶ原へ。
鹿の食害防止柵をくぐる。
2015年07月11日 10:26撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:26
鹿の食害防止柵をくぐる。
木道は新しい。
2015年07月11日 10:30撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:30
木道は新しい。
あの二子峰は???
2015年07月11日 10:33撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:33
あの二子峰は???
湿原が開けた。南側、男体山と大小の真名子山か。
2015年07月11日 10:40撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:40
湿原が開けた。南側、男体山と大小の真名子山か。
太郎山も見えてきた。
2015年07月11日 10:41撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:41
太郎山も見えてきた。
美しさには環境の厳しさが伴う。
2015年07月11日 10:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:46
美しさには環境の厳しさが伴う。
小田代原展望台
2015年07月11日 10:48撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:48
小田代原展望台
小田代ヶ原展望台からは男体山が隠れてしまうが、道中よく見えるので問題無い。
2015年07月11日 10:52撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:52
小田代ヶ原展望台からは男体山が隠れてしまうが、道中よく見えるので問題無い。
一旦車道に出る。
2015年07月11日 10:54撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:54
一旦車道に出る。
小田代ヶ原から外山。この向こうに白根山があるのか。
2015年07月11日 10:57撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:57
小田代ヶ原から外山。この向こうに白根山があるのか。
2015年07月11日 10:59撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 10:59
再度、小田代歩道に入る。
2015年07月11日 11:01撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:01
再度、小田代歩道に入る。
こちらは主に森の中歩き。
2015年07月11日 11:04撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:04
こちらは主に森の中歩き。
2015年07月11日 11:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:10
それでも展望が開ける所がある。
2015年07月11日 11:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:13
それでも展望が開ける所がある。
小田代ヶ原から戦場ヶ原へ。
2015年07月11日 11:29撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:29
小田代ヶ原から戦場ヶ原へ。
戦場ヶ原の生みの親
2015年07月11日 11:37撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:37
戦場ヶ原の生みの親
ハナショウブ
2015年07月11日 11:39撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
7/11 11:39
ハナショウブ
イブキトラノオ
2015年07月11日 11:39撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:39
イブキトラノオ
青木橋
2015年07月11日 11:48撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:48
青木橋
釣りOKと湿原立入禁止の境界がよく分からない。
2015年07月11日 11:48撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:48
釣りOKと湿原立入禁止の境界がよく分からない。
2015年07月11日 11:50撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:50
展望台
2015年07月11日 11:51撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:51
展望台
2015年07月11日 11:52撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:52
青空に突き出る一本の木
2015年07月11日 11:53撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:53
青空に突き出る一本の木
山王帽子山〜太郎山〜小真名子山〜大真名子山〜男体山
2015年07月11日 11:55撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:55
山王帽子山〜太郎山〜小真名子山〜大真名子山〜男体山
西の外山方面から北の太郎山まで
2015年07月11日 11:57撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:57
西の外山方面から北の太郎山まで
北の太郎山から東の男体山まで
2015年07月11日 11:58撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 11:58
北の太郎山から東の男体山まで
清らかな沢の流れは穏やかだ。
2015年07月11日 12:09撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 12:09
清らかな沢の流れは穏やかだ。
2015年07月11日 12:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 12:10
豊富な鉄分により赤茶けた沢
2015年07月11日 12:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 12:13
豊富な鉄分により赤茶けた沢
展望所は何箇所もある。
2015年07月11日 12:19撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 12:19
展望所は何箇所もある。
熊と男体山
2015年07月11日 12:19撮影 by  DSC-WX200, SONY
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7/11 12:19
熊と男体山
ワタスゲもこれから増えるだろう。
2015年07月11日 12:21撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 12:21
ワタスゲもこれから増えるだろう。
干上がった所
2015年07月11日 12:26撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 12:26
干上がった所
2015年07月11日 12:27撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 12:27
湯川赤沼橋
2015年07月11日 12:32撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 12:32
湯川赤沼橋
戦場ヶ原展望台に立ち寄る。
2015年07月11日 12:43撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 12:43
戦場ヶ原展望台に立ち寄る。
戦場ヶ原展望台。太郎山が正面に見える。
2015年07月11日 12:53撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 12:53
戦場ヶ原展望台。太郎山が正面に見える。
お腹が空いたので赤沼へ。
2015年07月11日 13:15撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 13:15
お腹が空いたので赤沼へ。
赤沼茶屋で昼食をとる。
2015年07月11日 13:16撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 13:16
赤沼茶屋で昼食をとる。
腹も満ちたので竜頭ノ滝へ。
2015年07月11日 13:51撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 13:51
腹も満ちたので竜頭ノ滝へ。
小さな滝が、
2015年07月11日 13:53撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 13:53
小さな滝が、
一つ、
2015年07月11日 13:56撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 13:56
一つ、
二つと連続する。
2015年07月11日 14:06撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 14:06
二つと連続する。
この滝は石楠花橋から。
2015年07月11日 14:09撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 14:09
この滝は石楠花橋から。
竜頭の橋から滝の先、中禅寺湖が見える。
2015年07月11日 14:09撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 14:09
竜頭の橋から滝の先、中禅寺湖が見える。
同じく竜頭の橋から男体山
2015年07月11日 14:09撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 14:09
同じく竜頭の橋から男体山
さすが、英語で"Falls"と複数形になっているだけある。
2015年07月11日 14:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 14:13
さすが、英語で"Falls"と複数形になっているだけある。
外国人旅行者も感慨深げ。
2015年07月11日 14:16撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 14:16
外国人旅行者も感慨深げ。
竜頭ノ滝の最下部。正面から見るには茶屋へIN。
2015年07月11日 14:18撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 14:18
竜頭ノ滝の最下部。正面から見るには茶屋へIN。
中禅寺湖に到達。
2015年07月11日 14:30撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 14:30
中禅寺湖に到達。
車道を歩いてしまったが、下に遊歩道がある。
2015年07月11日 14:31撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 14:31
車道を歩いてしまったが、下に遊歩道がある。
中禅寺湖畔
2015年07月11日 14:38撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 14:38
中禅寺湖畔
13番岬。日光は明治時代に外国人に避暑地として重宝された。ここはその西の先端。
2015年07月11日 14:48撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 14:48
13番岬。日光は明治時代に外国人に避暑地として重宝された。ここはその西の先端。
かつては外国の要人が夏場に湖畔を散歩したのだろう。
2015年07月11日 14:54撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 14:54
かつては外国の要人が夏場に湖畔を散歩したのだろう。
西六番園地。温度計があり、相変わらず22度。
2015年07月11日 15:21撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 15:21
西六番園地。温度計があり、相変わらず22度。
かつては小舟やヨットを係留したであろう桟橋の跡
2015年07月11日 15:27撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 15:27
かつては小舟やヨットを係留したであろう桟橋の跡
二荒山神社中宮祠に参拝。
2015年07月11日 15:31撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 15:31
二荒山神社中宮祠に参拝。
街中に現れた鹿
2015年07月11日 15:57撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 15:57
街中に現れた鹿
赤い大鳥居
2015年07月11日 16:03撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 16:03
赤い大鳥居
中禅寺湖を離れ華厳の滝へ。
2015年07月11日 16:06撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 16:06
中禅寺湖を離れ華厳の滝へ。
華厳の滝上部
2015年07月11日 16:16撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 16:16
華厳の滝上部
急峻な山肌
2015年07月11日 16:18撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 16:18
急峻な山肌
華厳の滝。550円を払えば下まで降りられる。
2015年07月11日 16:19撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 16:19
華厳の滝。550円を払えば下まで降りられる。
雲のかかった男体山
2015年07月11日 16:23撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 16:23
雲のかかった男体山
華厳の滝入口バス停で本日の散策は終了。
2015年07月11日 16:29撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 16:29
華厳の滝入口バス停で本日の散策は終了。
宇都宮市内の二荒山神社にも参拝。
2015年07月11日 18:45撮影 by  DSC-WX200, SONY
7/11 18:45
宇都宮市内の二荒山神社にも参拝。
撮影機器:

感想

友人と山形に行くのが日帰りになり、その一方で土曜の天気予想も好くなってきたので、今後の参考のために日光界隈を歩くこととする。
日光というと、どうも観光地、混雑、渋滞というイメージを持っていたのだが、実際に歩いてみると上高地よりも落ち着いた感じである。
猛暑の東京より10℃近くも低い気温と、厳しい陽射しを和らげる緑、清く流れる沢水のために終始快適な散策となった。

【湯滝&湯ノ湖】
いかにも観光地といった日光の表側と異なり、湯元の辺りまで来ると静かなものだ。
湯滝の流れ落ちる勢いは凄まじく、硫黄の匂いを撒き散らしている。その一方で湯ノ湖まで上がってみると、そこには静寂の湖面が広がる。こんな所で週末を過ごせたら、さぞかしリフレッシュできることだろう。滝も湖も「湯」が付いているが、手を付けてみると水だった。

【小田代ヶ原&戦場ヶ原】
小田代ヶ原は草原、戦場ヶ原は湿原といった感がある。釣り人が棹糸を垂らすのを横目に木漏れ日と沢の流れを楽しむ。大展望の開けるところでは、東の男体山から北の太郎山、西の外山と周囲の山々を見渡すことができるが、視線を落とせば色とりどりの花が此処彼処に咲いている。西側はどこにも特段記載が無かったので白根山は見えないのだろう。外山が近くに迫っているので隠れてしまうのだ。
ラムサール条約に基づき保護対象の湿原だが、釣りも許可しているわけで、どこまで釣りができるのか、どこから立ち入ってはいけないのかの線引きが曖昧にされているように感じた。
時間が下ると、いかにも観光客然とした集団が増えてくるが、メインルートを避ければ、なお落ち着いた感じが残っている。

【赤沼&竜頭ノ滝】
戦場ヶ原はかつて男体山の神と赤城山の神が戦ったバトルフィールドなわけだが、その際に赤城山側の大ムカデが矢で射抜かれ、その血で朱に染まったというのが赤沼である。即物的に言えば、7000年前だか14000年前だかにおきた男体山の噴火が戦場ヶ原を形成し、赤沼が赤いのは鉄分のせいなのだが、そうした自然を当時の人々が彼らなりに解釈して神話が生まれ、語り継がれてきたというのは非常に興味深い。神話は史的事実を詩的表現にして口承しやすくしたものだと考えるので、もしかしたら戦場ヶ原の形成には本当に赤城山も一役買っているのかもしれない。
竜頭ノ滝は最下部に茶屋があって、その店内から眺めることができ、また遊歩道が上に伸びて流れ落ちる滝を見ながら歩いていけるのだが、そこまでしか行かない人は損をしている。さらに上手でも小さな滝が連続している。

【中禅寺湖畔】
中禅寺湖は、いろは坂から上ってきた入口部分には土産物屋等が軒を連ね、観光客で賑わっているが、西の端はかつての避暑地の静かさを今もなお漂わせている。
こうした所を歩いていると外国人も良い所に目をつけたものだと感心する。そういえば軽井沢もそうだ。今、観光立国を志し、日本全国で外国人観光客の誘致合戦が繰り広げられているが、いかにもな観光地や箱物には飽きてくるものだ。日本の原風景の美を飽くまでも自然に提供できるかどうかが今後大事になってくるのではないか。日本の人口が減り続ける以上、地方創生の鍵は外国人が握っている。
一方で日本では、歴史的建造物が取り壊されたり、岡倉天心の時代には五重塔が売り飛ばされそうになったり、最近では1980年代以降の京都の街並みや銀山温泉の藤屋の例など、古からの美を疎かにするような話が聞かれる。
これは単に普段身近にあるものの重要性を感じず、隣の芝生が青く見えるというだけの話なのか、それとも、式年遷宮に見られるように一定期間で建て直す木造建築の日本と、数百年かけて石積の大聖堂を建てる西洋の精神性の違いから来るものなのか、といったことも興味深い。もっとも日本においても古来の美を守ろうとする人が多くいると信じるものであるが。

【華厳の滝】
華厳の滝といえば藤村操だが、やはり身投げした人のことなど大っぴらに喧伝しているはずもない。外国人も含めた観光客で賑やかだが、滝音はそれ以上に大きな音を立て、その迫力は遠めに見ても十分過ぎるほどだ。さすがに日本三名瀑というだけある。本日の散策を締め括るに最適だった。

【総括】
今回は今後日光周辺の山々を歩くための参考として戦場ヶ原から中禅寺湖畔を歩いた。冒頭にも書いたとおり「日光といえば混雑」という思い込みがあったのだが、意外と快適な散策を楽しむことができた。
また、当初は男体山や太郎山のことを考えての日光訪問だったが、社山等、中禅寺湖南岸の山々にも心惹かれ、まさに今後の参考となる散策となった。
今まで避けてきた日光は今後ニューフロンティアとなる可能性を大いに秘めている。

〜おしまい〜

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