大唐松山【49.4】甲斐百山最難関？〜チェーンスパイク忘れずに〜

2024年05月11日(土) [日帰り]

• GPS: 10:29
• 距離: 18.5km
• 登り: 2,038m
• 下り: 2,055m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:16
• 休憩: 1:15
• 合計: 10:31

距離 18.5km 登り 2,054m 下り 2,065m

6:01 スタート地点
6:10 奈良田駐車場
6:26 奈良田第一発電所
6:30 6:31 大門沢ゲート
6:58 7:11 西山線18号送電鉄塔
8:07 P1542
8:33 8:34 P1704
9:06 雨池山
9:25 P1934
10:33 10:34 P2346
11:32 大唐松山三角点
11:36 大唐松山
11:46 12:28 展望岩
12:39 大唐松山
12:45 12:51 大唐松山三角点
13:26 13:27 P2346
14:06 14:07 P1934
14:25 雨池山
14:47 14:48 P1704
15:05 15:06 P1542
15:46 15:50 西山線18号送電鉄塔
16:03 16:06 大門沢ゲート
16:08 奈良田第一発電所
16:24 奈良田駐車場
16:32 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大門沢ゲート前の駐車スペースは満車。
奈良田駐車場は利用不可。
ということで、奈良田の里駐車場を利用させてもらいました。利用時間が決まっているようなので、それ以外の時間帯は出入りができなくなってしまうかもしれません（未確認）。トイレありました。

コース状況／危険箇所等

【大唐松山登山口〜西山線18号送電鉄塔】
登山口からしばらくはピンクテープ、手すりが出てきてからは手すり沿いに登れば大丈夫。
【西山線18号送電鉄塔〜雨池山〜大唐松山】
テープはほとんど無し。踏み跡は標高を上げるほどハッキリしてくる感じです。
鉄塔すぐ後から激坂。木や根を最大限活用しましたが、手掛かり、足掛かりの無いのっぺりとした場所もあり、こちらはかなり手強かったです。登りは何とかなりましたが、下りではチェーンスパイク装着しました。
その後は急坂と緩やかな尾根が交互に出てくる感じでした。小ピーク毎に方向確認をしっかりとした方が良さそうです。
大唐松山の直下も激坂。こちらは岩や木がたくさんあったので、少しは楽でしたが、高所感があるのと足元が崩れやすかったので、やはりかなり注意が必要でした。
この区間、始めと終わりが、とにかくキツかったです。
【大唐松山〜展望岩】
標高はあまり変わらない道ですが、とにかく藪がうるさいです。長袖長ズボンでも痛いです。ズボンに穴が開きました。

写真

5/11 6:02

予定よりも出発が遅れてしまった上に、ゲート前の駐車スペースが埋まってしまっていた…というわけで、奈良田の里の駐車場を使わせてもらいました。

5/11 6:02

利用時間が決まっているけれど…まぁ19時までには戻ってこられるかな。

5/11 6:26

犬に吠えられたりしながら車道をテクテク。第一発電所。

5/11 6:29

あれ？こんなに立派なゲートだったかな。まぁいいか。

5/11 6:30

ゲートからすぐのところに、道標がありました。

5/11 6:32

ピンクテープが多いので安心です。

5/11 6:35

少し登ると手すりが。ただ、根本がグラグラしているものもあったので、掴んで歩くのは控えた方がいいかもです。

5/11 6:39

ナカナカの坂を、九十九折りに登っていきます。

5/11 6:52

巨大パイプが登場。

5/11 6:52

方向的にはこのパイプに沿って登ってもよいのですが、大変そうなので引き続き登山道を進みます。

5/11 6:56

『西山線』の上に、小さく『道路』とあります。……道路？

5/11 6:58

手すりに沿って歩いていたら、行き止まりに。少し戻ります。

5/11 7:00

少々崩れかけの道が反対側にありました。

5/11 7:01

電力会社の建物がありました。今日は良い天気。

5/11 7:04

崩れかけの階段を登って、西山線18号送電鉄塔というのはコレかな？

5/11 7:07

ここからは踏み跡薄い激坂になります。頭上のワイヤーの方向に、なんとなく登っていきます。

5/11 7:16

一息つける場所。幕営もできそうです。

5/11 7:26

その後は壁のような坂。掴めるものは何でも利用して登ります。

5/11 7:40

少し楽になってきました。まさに、ヤマは越えた、といったところでしょうか（山だけに）。

5/11 7:44

傾斜が緩いところでは、素敵な雰囲気も。

5/11 8:22

そうはいっても、時々急坂は表れて、体力を奪っていきます。

5/11 9:06

小ピークはいくつかありましたが、名前のついている山としては本日一座目、雨池山に到着。池っぽさゼロです。

5/11 9:06

訪れる人は少なそうですが、山表がありました。

5/11 9:09

緩い広尾根を進んでいると、なぜか近距離に4つもテープが。なんだろう？結界？幕営適地のサイン？

5/11 9:11

レコでよく見る岩。右・左、どちらからも巻けるそうです。とりあえず右に進みました。アレ？復路ではこの岩見かけなかったような…。

5/11 9:29

森の雰囲気が変わりました。踏み跡の無い場所では方向が分かりにくくなります。踏み跡のある場所は歩きやすい♪

5/11 9:36

比較的歩きやすい斜面もあれば、

5/11 9:47

しんどい斜面も。ふぅふぅ。

5/11 10:01

南アルプスの稜線が近く感じられてきました。だいぶ標高が上がってきたかな。

5/11 10:24

P2346近く。この辺りまで来てしまえば、大唐松山までの標高差はあまりないハズです。

5/11 10:36

お、白峰三山がチラリ。絶景に期待が高まりますね！あと少し、頑張りましょう。

5/11 10:49

山頂直下。ここから険しい坂が続きそうです。ポールをデポして両手をフリーにしました。ザックも置いていきたいけど、展望地でご飯食べたいしなぁ。とりあえず背負っていきます。

5/11 10:52

ルートを見極めないと、先に進めなくなったりするので要注意です。

5/11 10:55

よいしょ、よいしょ、と岩登り。怖いです。やっぱりザックが枝に引っかかったりして、非常に邪魔です(>_<)。

5/11 10:59

山頂からピストンされてきた方とすれ違い。こんなところで人に会うとは…。大きなザックで歩いていたので、「どこまで行かれるんですか？」と声をかけられてしまいました。いえ、中身はスカスカで、同じく日帰りの大唐松山ピストンです…。

5/11 11:15

山頂まであと少しと思うのだけれど、そのあと少しが長いです。

5/11 11:18

休み休み、少しずつ。

5/11 11:31

ちょっとだけ雪。でも、ここだけでした。

5/11 11:31

ようやく、大唐松山の山頂に到着です。甲斐百山98座目になります。

5/11 11:32

うん、なんかもう、全然読めないけれど、眺望もないので先の展望地まで行ってみましょう。

5/11 11:35

標高差はあまりないのですが、倒木・藪がとにかく酷い…。ズボンに穴が開きました。ザックも痛そうでかわいそうです。

5/11 11:46

木々をかき分け、15分ほどで開けた場所に。本日の折り返し地点、展望岩に到着です。

5/11 11:47

白峰三山がドーン！いやぁ、来てよかったです。素晴らしい眺めです。とにかく近い！

5/11 11:47

北岳。甲斐百山の残りの山が、手前に伸びる尾根の途中にあったような…。

5/11 11:47

間ノ岳。堂々としていますね。谷筋によって残雪の量がずいぶん違うの、面白いですね。

5/11 11:47

農鳥岳。このまま進めばたどり着けるはずですが、かなりハードそうなので歩くことはないかな（←岩場怖いし）。

5/11 11:48

笹山方面。ダイレクト尾根も見えているかも？

5/11 11:48

富士山も見えました。今日はわりとクリアな空気ですね。

5/11 11:48

お美しい。

5/11 11:48

右の方の遥か奥、双耳峰は塩見岳かしら。

5/11 11:49

鳳凰三山＋高嶺。オベリスクも見えてますね。

5/11 11:49

八ヶ岳も見えましたよ。絶景を堪能しながらの食事休みとなりました。

5/11 12:46

さて、では気を付けて下山しましょう。大唐松山の直下は激坂だったので、他のレコの方々のようにチェーンスパイク装着します。

5/11 13:10

下りの方が、恐怖感は小さかったです。ルートが見えやすかったからかな？ポールをデポしたところまで下りて、チェーンスパイク外します。変に引っかかったりしますからね。

5/11 13:34

小ピーク毎に、コンパスで方向確認。踏み跡が薄いので特に気を付けないとです。

5/11 13:45

踏み跡を追っているつもりでも、変なところに導かれてしまうという不思議。

5/11 14:00

GPSが無かったら、山歩きの難易度はずいぶん高まっただろうなぁ。

5/11 14:04

小ピーク毎の登り返しは、距離は短くてもやっぱりツラいものです。

5/11 14:08

…クマさんではないことを祈るばかり…。

5/11 14:15

雨池山への登り返し。ここを超えればほぼ下りオンリーになるはず。

5/11 14:19

雨池山まで戻ってきました。ちょうど中間点くらいかなぁ。

5/11 15:21

雨池山から1時間ほど下りてきました。頭上にワイヤーを発見。このワイヤーからあまり離れないように歩けば、目的の方向からはズレません。

5/11 15:32

再びの激坂。チェーンスパイクを再度装着。木の生えているところはまだいいのですが、簡単に折れてしまうものもあるので頼り切りにはできません。

5/11 15:35

お尻をついて滑り降りた方が安全かもしれない…お尻に穴が開いてしまうかもしれないけれど。

5/11 15:43

かなり冷や汗をかきましたが、チェンスパのおかげか、滑り落ちることはありませんでした。

5/11 15:44

眼下に早川が見えてきました。もう少しです。

5/11 15:45

鉄塔まで下りてきました。特に危険なゾーンは抜けることができました。

5/11 15:46

正面の山。もしかして、先週歩いた櫛形山のあたりかも？

5/11 15:46

左側のくぼんだあたりが夜叉神峠ではなかろうか。あそこから

5/11 15:48

たくさんの水が流れているようですが、こんな山の上で、どこから水を引いているのかしら？

5/11 15:50

手すりに沿って下ります。足元不安定なところもあるので気を抜かずに。手すりも、固定が緩いものもあるので、あまり頼りにしない方がよいかと。

5/11 15:52

しかし巨大なパイプですね。

5/11 16:01

手すりが終わったら、テープを追っていきます。この辺は丁寧につけられています。

5/11 16:03

道が見えました！何とか無事に下りられました。

5/11 16:05

道に出たら、ゲートはすぐ目の前です。

5/11 16:08

出発が遅かったけど、暗くなる前にここまで来られてよかったです。

5/11 16:09

第一発電所の近くの駐車場。休日なら停めさせてもらってもいかな、と思ったのですが（実際、何台か停まっていた）、何かあっても嫌なのでここは避けました。

5/11 16:31

前に補修した個所の上の所が、今回の穴。また補修しないとです。

5/11 16:31

駐車場には、観光の方の車が数台残っているだけでした。今日も無事に下りてくることができました。お疲れさまでした。

5/11 16:32

古民家カフェ・鍵屋。行ってみたいけど、閉店時間前に着くことがないという…。

【おまけ】
最近、ヤマレコアプリで、チェックポイントの〇や現在地の△が表示されないバグが報告されていますが、私のスマホでも時々生じています。これが地味に不便です…。ピストンだと、往路と復路が重なるので、現在地がさらに分かりにくくなるという。直してもすぐに戻ってしまうこともあるので、運営には根本的な解決をお願いしたいところです。

撮影機器：

moto g31(w) motorola

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ 食器 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ チェーンスパイク 傘 ツェルト

感想

pumi3

こんにちは。腰を下ろそうと思った場所に限ってケモノのウンチがあるのは何かの嫌がらせかしら？と思ってしまいそうな pumi3 です。

今回は、甲斐百山の一座、大唐松山がターゲットです。レコは多くないのですが、雪の影響はほとんどなさそうだったので、このタイミングでのチャレンジとなりました。非常に厳しい坂があるようで、皆さんチェーンスパイクを装着して対応しているようなので、私も一応、その準備はしていきました。普段は軽アイゼンをザックに忍ばせていたのですが、この前失くしてしまったので、しばらくはチェーンスパイクを入れておかねばなりません。チェンスパの方がかさばるしちょっと重いので、近いうちに軽アイゼンは再購入かな。

前後2kmずつ、計4kmほどは車道歩きなので、実際には15kmの距離で登りが2000mくらい。これまで歩いた山と比べても、平均斜度が厳しいことが分かります。特に2か所の激坂が凶悪でした。踏み跡が分からなかったり、テープが無かったりするのも、精神的な疲れにつながった気がします。かなり疲労感がありました。もう少し早く出発できていればよかったのですが…。ちなみに、途中ですれ違った方は4時スタートとのことだったので、そのくらいに出てたら気持ちに余裕もあったかな。
それでも、展望地からの眺めは最高でした！

甲斐百山は残り2座。どちらも微妙な場所にあるので、同計画を立てたものか悩むところです…。お泊り登山の経験もできているし、一泊を前提としたら余裕を持った計画立てられるかな。もう少し雪解けが進んでから、チャレンジしようと思います。

コメント

580

pumi3さん
こんにちは

今日は昼までの予定で奥多摩に行き、
下山後飲みながらレコ拝見しているときに
意味不明な文字をコメントしてしまった様です…ｽｲﾏｾﾝ

大唐松山って何処？、って感じですが、
奈良田まで行って急登＋藪ピストンですかぁ・・・
ちょっとモチベーション上がらないなぁ
甲斐百狙ってる人専用、って感じですね

あと二つ、すぐcompされちゃいそうですが、頑張ってください

pumi3

580さん　コメントありがとうございます(^^)
疲れた時にお酒飲んでいると、記憶に無いことやっちゃうことありますよね(笑)。

確かに甲斐百山を集めている人でなければ、歩くことはなさそうですよね。実際、入る人も少なそうでした。突き抜けた実力のある方なら、そのまま農鳥岳に抜けて、大門沢下降点から下りてくることもできそうですが、凡人にはとてもとても…。

ここまで来たら残り二つもゲットしたいですが、お天気や準備次第なところもあるので、のんびり構えていきたいと思っています(^^)/

take1104

こんにちは。大唐松山直下でスライドしました（レコはもうすぐアップします。）。
テン泊装備とお見受けしたので農鳥岳まで行かれるのかと思いました
大変な山でしたが、展望岩からの大展望で苦労が報われましたね！

50枚目の双耳峰は笊ヶ岳です。

pumi3

take1104さん　コメントありがとうございます(^^)
このルートで人に会うとは思わずにいたので、ちょっとビックリしてしまいました(笑)。
農鳥まで赤線が繋がるとよいのですが、私にはまだ早そうです。普段はあのザックに水を入れてウエイトトレーニングをしているのですが、今回はさすがに中身スカスカにしました。
本当に苦労しましたが、眺めは最高でしたね！お天気も良くて、山行日和でした(^^)。

あ、笊ヶ岳でしたか。先週行ったばかりなのに、相変わらず山座同定はニガテです…。教えてくださって、ありがとうございました(^^)/