探検、発見、石灰の町(東日原→天目山(三ドッケ)、蕎麦粒山、川苔山→奥多摩駅)
- GPS
- 07:58
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,870m
- 下り
- 2,082m
コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
始めの取り付きで道を間違えた。川苔山から大ダルまでの稜線は難路。こだわりがなければ道なりに巻くのが吉。 |
その他周辺情報 | もえぎの湯は食堂含め19時までに受付。 クラフトビール屋のVERTERE Bottle Shopは18時まで |
写真
感想
奥多摩でお風呂に入ってビールを飲むために出発。
奥多摩駅裏の道が漫画「はいどう!」で紹介されていたのを思い出して帰り道に組み込んだ。
本当ならば都道204号日原鍾乳洞線旧道の大崩落か所も見に行くべきだったけど、忘れてたし行ってたら時間切れになっていたから、結果的に行かなくて良かった。
今度鍾乳洞と一緒に行ってみようか。
駅に着いたら存外に人が多く、川乗橋までの臨時便が出て、多くの人が乗っていた。バスに揺られること10分もしない内に武甲山の様に切り崩された山が存在感を持って現れる。バスはそのままトンネルを通り、終点の東日原に到着。早速歩き始めた。
歩き始めたものの先行する者もおらず、地図を見ながら歩いていたら登山道入口をやり過ごして戻る羽目となる。その後、登山道を普通に登る。歩きながら考えたことは精々、世間ではオーロラ観測で賑わっているのに、自分はそこにいない事実、なぜ生きるのか。や、さだまさしの極光の一節くらいだった。避難小屋から山頂までは以外に急な上り下りで、小屋で休憩しておくべきだったと少し悔んだ。
山頂からは富士山が視界に飛び込んできてテンションが上がる。
周囲を見回し、また削られてる山がある。地図を見れば鉱山マークとせっかいの文字。駅へ続く奥多摩工業曳鉄線の表記。
そういえば鍾乳洞って石灰岩が水で溶かされて出来るものだった気が。
今更ながら、ここら一体が巨大な石灰岩地帯なのではないかと思えてきた。しかも曳鉄線はそのほとんどがトンネル内を通り見難いのに、駅裏では地上に現れるようだ。これはなんとしても奥多摩駅まで行かねば!と歩みを進めた。
途中の道は整備され過ぎているくらい。人も川苔山以外少なく快適に歩けた。川苔山から多くの人は川乗橋へ向かったのか、余り人を見なかった。大ダワへと向う尾根道は存外にハードで、夕方が近づいていたので気が急いた。
登山口まで降りて、ここから本日の核心、奥多摩工業蠅悗慮道を進む。
そもそも同社の前身、奥多摩電気鉄道は、奥多摩日原地域の石灰石輸送のため御嶽〜氷川(現奥多摩駅)間の鉄道を敷設した会社らしい。線路は戦中、政府に買収され後に青梅線となったが、会社は奥多摩工業となり石灰石の採掘、販売等をしているらしい。
道はそんな会社のどう見ても敷地内を通ることになるが、これは駅からその先の集落へ続く道として残されたものらしい(今では新しい道ができているので、この道を通らなくてよい)。一見登山道な道を進むと例の曳鉄が現れた。貨車には石灰石と思われる白い石が載せられている。行きのバスから見えた削られた山、丁度崩落で道を流したトンネルの地上や地中から削られ、運ばれたと考えると何とも感慨深く、今日の始点と繋がる気がした。道はそこからすぐに工場のすぐ脇を通り抜ける。土曜で辺りは静かだけれど、これが平日ならば工場もバリバリ動いているんだろう。
見渡せば周囲は工場やその寮と思われる建物が多く見られ、今は観光地化され、登山やキャンプ、ツーリング等で楽しむ人が多いが、そもそもは鉱山地帯なんだなぁと考えると感慨深かった。東京の端は都会から急にこういう場所が始まるから面白い。
駅まで降りてきて、時間がないからお目当てのビールを購入。温泉に入り、帰路へとついた。
今日もいいお山でした。
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