記録ID: 6787947
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ハイキング
京都・北摂
地蔵山(↑越畑)〜愛宕山(↓梨の木谷)〜?亀ヶ首山
2024年05月11日(土) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:23
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 853m
- 下り
- 1,184m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:京都市バス(大覚寺) |
写真
感想
◇亀ヶ首山(P140?)
明治14〜17年に作成された『京都府地誌』の山城國葛野郡村誌の太秦村に「亀ヶ首山」の山名があります。
「亀ヶ首山 清滝川を隔て、八町山の南に対峙す。本村より距離1里10町許。西北は清滝を限り、東南上嵯峨の山林に連脈す。樹木あり。山径拾町余。上嵯峨村を歴て登る。」(『史料京都の歴史 第14巻(右京区)』p.219より https://dl.ndl.go.jp/pid/9576728/1/123 )
また、この八町山は現在の八丁山(P473)のことと思われます。
「八町山 本村の西北梅ヶ畑上嵯峨の山林に夾まる尻地なり。下同。村を距る二里許、高さ50丈、周53町余。東北は梅ヶ畑村の渓に界し、西は上嵯峨村の山林に接し、南は清滝川に臨み、山脈西方愛宕山に連なる。樹木葱老。登路一条清滝川岸より登る。高さ6町渓水一流清滝川に瀉く。」(同上)
P140あたりの現在の住所は嵯峨清滝亀ケ首町ですが、当時は八丁山とともに太秦村の飛地だったように思われます。
地名や京都府地誌の記述から考えると、亀ヶ首山の候補としては、P140かその南西の尾根上が考えられますが、甲羅に引っ込んだ亀の首にも見える不思議な地形をしたP140を亀ヶ首山と推定したいところ。
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コメント
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お邪魔します。
清滝川左岸側の小丘(亀ヶ首山)。面白いですね。
早速2.5万図を併用して眺めています。
「なんでこうなった?」と気になりだしたら止まらない私の悪い癖です。
ご容赦くださいませ。
小丘から南南東にパークウェイがあり鞍部がありますよね。
そしてその鞍部から観空寺の方向に、多分有栖川でしょうか?
直線的な谷が見えます(リニアメント〜線状構造といいます)。
小丘(亀ヶ首山)の北側の浅谷の右岸側斜面下端=渓床とこの有栖川が直線で結ばれます。
2.5万図と掲示されている2500図だけでの判断ですので何とも言い難いですが、
ひょっとしたら有栖川沿いに活断層があって、パークウェイの鞍部を通り小丘(亀ヶ首山)の北東側の谷へ続いているのかもしれません。
私の関心事でのコメントをお許し下さい。
なるほど、活断層の影響も考えられるのですね。いろいろと想像を巡らしていたのですが、全く思いもつきませんでした。
実際に調べて見ると「樫原断層」「樫原〜水尾断層」と呼ばれる断層が、まさしくP140の北東の谷付近まで伸びているようです。地理院地図の活断層図(都市圏活断層図)でも確認出来ました。
とても勉強になりました。ありがとうございます!
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