【縦横作戦】蓼科山〜双子山〜大岳〜北横岳【甲42.9】
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- GPS
- 08:26
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,571m
- 下り
- 1,585m
コースタイム
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:26
天候 | 蓼科山付近:曇り、大岳付近:晴れ、 稜線は強風、天気予報どおり昼過ぎ(12:15)から雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
七月の三連休はぎりぎりまで天気が読みづらく、当初、もう少し北の山を考えていたところを南にずらして蓼科山山行を企図。とりあえず昼過ぎには雨の公算大ということで、早発早着はマストである。
前夜早めに現地に着いて就寝。夏場とは言え標高1700mを越える山裾は寒い。持ってきた衣類を総動員して暖をとる。車中泊という条件もあり眠りは浅かったが、下が舗装されていると車が来るたびに砂利音で起こされることもない。
早朝起きると空を白い雲が覆っている。今回考えていたのは蓼科山〜横岳の周回で、明け方の天気次第で右回りにするか左回りにするか決めることとしていたが、チラッと晴れ間が見えたことから蓼科山ファーストの右回り周回とする。
八ケ岳といっても北側は趣が異なり、道も狭く落ち着いた感じだ。笹と大きな岩の急な傾斜を上っていくと、しっとりとした霧に覆われ、何だか自分が行者になったような気がする。臨・兵・闘・者・皆・陳・列・在・前!
風は強く山頂直下の森林限界に到ると物凄い勢いで自分に押し寄せてくる。岩陰で風をやり過ごしつつ、だだっ広い蓼科山山頂へ。
山頂は真っ白で、展望は無いものの大きな岩や蓼科神社奥社とあいまって幻想的な世界を作り出している。「まだ曇っているんなら横岳から先に回った方が良かったかな」と思いつつも、これはこれで良い。晴れる時にまたこれば良い話だ。
山頂直下から泥濘が酷くなってきていたが、大河原峠までの樹林帯の道も同様で泥水を跳ねないよう慎重に歩を進める。途中擦れ違った父娘の子供が、なかなか山頂に着かないことにぶーたれていたが、これで山頂の展望が無かったらえらいことだ。
双子山の稜線も強い風が吹き荒ぶ状況だったが、双子池まで下ると青空が広がった。天気予報では「南から湿った風が〜」というようなことを言っていたが、ここでは北の方が湿っているようだ。
大岳への上りは蓼科山以上にハード。大きな岩をよじ登ったり跳び移ったりとガンガン高度を上げる。岩は滑りやすく、何度も転びそうになる。天狗の露地の手前から展望が広がり、大岳では南方を中心として青空を見られた。その一方で北方は横岳の雲が一瞬晴れた他は雲が滞留し、左回り周回でも蓼科山では晴天は得られないものと考えられた。しかし、ずっと歩いてきた中で陽光を浴びることができたのは僥倖であった。
横岳はロープウェイで上がってくるのか、多くの山行者で賑わっていたが、大集団のグループが記念撮影をした後早々に立ち去ったため、あっという間に静かになる。確かに相変わらず霧は晴れないし、昼過ぎから雨との予報もある。早々に下山した方が吉だ。
濡れた斜面に気をつけながら降りていく。地図を見るところでは沢沿いの道のようだったので雨の後では如何なものかと心配していたが、沢と道ははっきり分かれている。所々大きな水溜りがあるが、道はなだらかに。雨予報がある中、上がってきている親子連れがいたが、泊まるのだろうか、ロープウェイで下るのだろうか。
天気予報で言っていた通り、「昼過ぎ」の12:15頃からポツポツと小雨が降り始める。できたら14:00頃まで持ってくれたらなあと思っていたのだが仕方ない。歩を速める。幸い、残行程のほとんどは木々が小雨から守ってくれた。
最後の方は、何も遮るものの無い車道を、やや強まった雨に降られながら歩くことになったが、滑ったりこけたりすることも無く、大岳では刺激的な岩の道と青空に触れることができ、満足のいく山行となった。蓼科山からの展望は、またの機会に持ち越すこととして次なる山行候補地へ。
〜つづく〜
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