間ノ岳・農鳥岳。晴れ時々嵐!
- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,234m
- 下り
- 2,848m
コースタイム
天候 | 晴れ時々嵐 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大門沢下りで3〜4箇所のハシゴ橋での沢渡りが疲労した状態でやや怖かった。 |
その他周辺情報 | 奈良田までの途中の草塩温泉はシンプルだけど安くてすいていた(550円)。 |
写真
感想
足の遅い台風が日本海に抜けた三連休。初日は前泊して山中一泊二日で北岳・間ノ岳・農鳥岳の縦走に挑戦することにしました。奈良田の駐車場での前泊は星空になり、好天を確信して早朝バスで広河原に移動。広河原から吊橋を渡って登山開始です。いいペースで登り始めたのですが、沢沿いのルートにしては急登が長くて、もしや!と思ってスマホGPSで確認するとなんと白根御池ルートを登ってる!美しい御池の風景を見て気持ちを慰めながら、あわてて二俣に戻るが1時間のロス。気を取り直して左股の急登を登る。雪渓の横を登り詰めた頃から雨が降り始め、八本歯のコル辺りでは本降りになってしまった。連続するハシゴの写真を撮る余裕もなくなんとか北岳山荘に転がり込む。晴れていれば空荷で北岳ピストン予定だったが断念。大混雑の山荘の二階の端っこに寝床を割り当てられウイスキーを友に暴風の唄を聴きながら就寝。
翌朝、雨は止んでいるものの強風は変らず、晴れの天気予報を信じて間ノ岳から農鳥岳を目指すこととする。時々ガスの晴れる瞬間に富士山や遠くの山々が見えて期待させるが、結局間ノ岳山頂付近は雲がかかったままで、山頂からの眺望は断念、農鳥小屋へと下る。農鳥小屋では有名な親爺さんの座るドラム缶で記念撮影。売店付近で親爺が出発準備中の客に何やら諭しているのを目撃できた。
農鳥岳につく頃からようやく天候が回復。美しい稜線を涼しい風を受けながら歩く夏山登山ならではの状況になる。これだから山はヤメラレナイ。ハイマツ、岩峰、お花畑の風景を楽しみながら大門沢の下降点に到着。稜線とはお別れ。
ここから長い長い下りとの格闘がはじまる。前半戦は前後の登山者と休憩のたび入れ替わりながら何とか大門沢小屋に到着。ここで大阪からの登山者と話し込んで大休止。後半戦は単独行。ほぼ消耗しきって砂防ダムの工事現場までたどり着く。ここからまだかなりの車道歩き。バス道に出ても奈良田までまだ30分は歩かねば思いながら、一歩一歩と重い脚で歩き続ける。疲労困憊でようやくバス道まで出て一息つこうとすると、「バス乗りますか」とおばさんの声。えっ、はい、と返すと、「今来ますから」とのこと。トンネルの中のヘッドライトが近づいて来るのが見えた。神様!なんという幸運。広河原からの終バスの通過時間ぴったりにバス停に辿り着いたのだ。もう一人のバス待ちの登山者から、「偶然今着いたの?ツイてますね」と一言。150円払ってバスに乗車。ここで今回の山行は無事終了。
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