近世丹沢の修験 塔ノ岳 丹沢山 蛭ヶ岳
- GPS
- 18:04
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,976m
- 下り
- 2,308m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 3:45
- 合計
- 8:38
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 8:54
天候 | 1日目 快晴 2日目 曇りのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
下山後は、青根の東野バス停から、菅井地区乗合タクシー042-780-0777で藤野やまなみ温泉に行き、入浴後にバスでJR藤原駅。 乗合タクシー300円、やまなみ温泉750円、バス270円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ほとんどがよく整備された道。 ただし、塔ノ岳の尊仏岩と、爆撃機銀河墜落地は、踏み跡も少なく、傾斜もきつく、落石も多く、とても危険。 |
写真
装備
個人装備 |
山伏の衣帯
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感想
大山修験、日向修験の行場を巡りました。
今回歩いた道は、ほぼ丹沢表尾根→丹沢主脈という山道に沿っています。登山道上に仏像が祀られているところがありました。また、注意して探していくと水場が要所にあり、閼伽(あか、儀式用の水)や飲み水の補給場所だったと思われます。昔の行者さんの智慧のおかげで、山小屋で水を買うことなく2日間歩けました。
道はとても整備されておりました。行者ヶ岳の危険箇所にもしっかり鎖がかけてあり、登山道から外れなければ安全に歩けます。しかし、拝所は登山道沿いとは限りません。今回、登山道から外れた2箇所はもとても危険で崩れやすく、道も全く分からず、GPSを頼りにさまよう必要がありました。危険なので安易に行かないことをおすすめします。
一箇所目は「尊仏岩」です。行き方は「続 丹沢 山紀行」p210-218に詳しく書いてありますのでそちらをご参考ください。ただ、とてもわかりにくいです。塔ヶ岳、尊仏小屋の名前はこの岩峰から名付けられたようなのですが、関東大震災の際に岩が崩落し、現在は岩峰の基部だけが残り、その上に阿弥陀如来の石仏と石碑が置かれています。山伏以外に拝む方もいらっしゃらないと思われますので、丁寧に拝んできました。
二箇所目は「爆撃機 銀河 墜落事故跡」です。先の大戦中に爆撃機銀河が丹沢山中に墜落し、現在はエンジン、部品、ギヤなどが残されています。盗難やいたずらの危険があるため、ヤマレコのGPSの軌跡は消してあります。蛭ヶ岳近くには米軍機の墜落現場があり、蛭ヶ岳山頂には米軍機の慰霊碑はあります。しかし、旧日本海軍機墜落の慰霊碑がないのはとても残念です。如来寿量品や光明真言を唱えて丁寧に廻向してきました。
見つけられなかった行場としては、行者ヶ岳の「新客ノゾキ」、龍ケ馬場の「行者カエシ」です。また、早戸大滝は行きませんでした。次回以降に探索したいと思います。
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