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Yamareco

記録ID: 682743
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大台ケ原・大杉谷・高見山

台高山脈縦走(明神岳〜池木屋山)自主山行

2015年07月18日(土) ~ 2015年07月20日(月)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
20.8km
登り
1,705m
下り
1,939m

コースタイム

【7/18(土)】登山口(木谷川沿いの林道)14:40→ワサビ谷付近のビバーク地19:10
【7/19(日)】ビバーク地5:30→登山口6:10→奥ノ出会幕営地16:30
【7/20(月)】奥ノ出幕営地5:30→林道(宮ノ谷出会)9:40
天候 18日:曇
19日:晴れ
20日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道途中の路側に駐車
2015年07月18日 13:26撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/18 13:26
林道途中の路側に駐車
台風11号で荒れた林道を遡る
2015年07月18日 13:31撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/18 13:31
台風11号で荒れた林道を遡る
2015年07月18日 13:32撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
7/18 13:32
2015年07月18日 13:32撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
7/18 13:32
2015年07月18日 13:38撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/18 13:38
2015年07月18日 13:54撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/18 13:54
1か所目の徒渉
2015年07月18日 14:57撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
7/18 14:57
1か所目の徒渉
徒渉3か所のうち、2か所目の徒渉地点
2015年07月18日 15:26撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/18 15:26
徒渉3か所のうち、2か所目の徒渉地点
2015年07月18日 15:27撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/18 15:27
2015年07月18日 15:28撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/18 15:28
2015年07月18日 15:28撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/18 15:28
2015年07月18日 15:46撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/18 15:46
2015年07月18日 15:46撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/18 15:46
ワサビ谷 3か所目の徒渉
2015年07月18日 16:25撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/18 16:25
ワサビ谷 3か所目の徒渉
2015年07月18日 16:25撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/18 16:25
2015年07月18日 16:54撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/18 16:54
登山道を見失ったためワサビ谷に引き返す(撤退) 
2015年07月18日 19:00撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/18 19:00
登山道を見失ったためワサビ谷に引き返す(撤退) 
幕営 翌日のコースを検討
2015年07月18日 20:09撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
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7/18 20:09
幕営 翌日のコースを検討
幕営地への訪問者
2015年07月18日 20:28撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/18 20:28
幕営地への訪問者
第2日 第2徒渉地点を引き返す
2015年07月19日 05:48撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/19 5:48
第2日 第2徒渉地点を引き返す
2015年07月19日 05:51撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/19 5:51
マナコ谷登山口まで戻り、尾根道を再挑戦
2015年07月19日 06:45撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/19 6:45
マナコ谷登山口まで戻り、尾根道を再挑戦
2015年07月19日 07:05撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/19 7:05
2015年07月19日 07:34撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
7/19 7:34
2015年07月19日 07:36撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/19 7:36
2015年07月19日 07:41撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/19 7:41
2015年07月19日 07:42撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
7/19 7:42
2015年07月19日 07:45撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/19 7:45
2015年07月19日 07:56撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/19 7:56
初めて踏んだ山頂 桧塚奥峰
2015年07月19日 08:27撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/19 8:27
初めて踏んだ山頂 桧塚奥峰
明神岳山頂
2015年07月19日 09:32撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/19 9:32
明神岳山頂
2015年07月19日 09:32撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/19 9:32
2015年07月19日 10:07撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/19 10:07
2015年07月19日 12:24撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/19 12:24
池木屋山山頂
2015年07月19日 14:17撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/19 14:17
池木屋山山頂
池木屋山山頂
2015年07月19日 14:40撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/19 14:40
池木屋山山頂
第3日 宮ノ谷を下山
2015年07月20日 07:35撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/20 7:35
第3日 宮ノ谷を下山
2015年07月20日 07:35撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
7/20 7:35
2015年07月20日 07:49撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/20 7:49
2015年07月20日 07:49撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/20 7:49
2015年07月20日 08:00撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
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7/20 8:00
2015年07月20日 08:19撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/20 8:19
2015年07月20日 08:39撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
7/20 8:39
ヤマヒルに悩まされた
2015年07月20日 08:41撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/20 8:41
ヤマヒルに悩まされた
2015年07月20日 08:43撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/20 8:43
2015年07月20日 08:46撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
7/20 8:46
2015年07月20日 09:38撮影 by  DMC-FT5, Panasonic
7/20 9:38
2015年07月20日 10:12撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
7/20 10:12
撮影機器:

感想

【7/17(金)】台風11号は日本海へ抜けたが、北鎌尾根を断念、台高山脈に変更した。
【7/18(土)】KE号をホテルスメール駐車場に、HA号を木屋谷沿いの林道にデポし、しばらくの林道歩きの後、14:40登山口に到着。
今日は一般道ではないが明神平までの2時間程度の道のり。気持ちのいいキャンプ場での宴会を楽しみにお気楽気分でスタートしたが、登山者がほとんど入っていないコースは、土砂崩れなどで踏み跡もまばら、時々見つけるテープも道案内をしてくれない。
GPSで現在地は把握できても、ザレた急斜面や増水した渡渉ポイントが私らの行く手を阻む。
CLの適切な指示とSLの果敢な前進で突き進むも、2回のロープワークや困難なルートファインディング、股下までの渡渉などで時間を費やし、18:00ついにギブアップ。ワサビ沢手前に見つけておいたビバークポイントまで引返し、19:10悔しい幕営となった。
ビバークとはいっても、テント、食料、水もたっぷりあって、悔しいのは眺めの良いキャンプ場ではないことだけ。但し、靴も靴下もグチュグチュ、足はシワシワ。この不快感は明後日まで続くこととなった。
雨の心配もなく、外で楽しい夕食。食担NOさんの手際よさ、簡単料理にひと手間加えておいしさ倍増。しかも、もっとおいしい料理を作りたいという上昇志向!
明日は振出しに戻り、登山道を変えて明神岳を目指す。
【7/19(日)】4:00起床、手際よく撤収し、5:30出発。2時間以上の急登ののち、8:15稜線に出た。明神岳から続く尾根歩きは、緩やかなアップダウンのあるブナ林のさわやかな道。本来ならルンルン気分のはずだが、一昨日来の混乱と昨日の奮闘で疲労困憊。SLがグングン引っ張ってくれるが他のメンバーはなかなかついて行けない。
明神岳〜赤倉山(コウマタヤマ)〜霧降山(私らはシモフリと呼ぶ)を経て池小屋山に14:15到着。ここから宮ノ谷への急斜面の下降が2時間続いた。グチュグチュの靴とシワシワの足での微妙なバランスを要する急降下はかなりきつい。
16:30奥ノ出会の「キャンプ適地」に到着。沢沿いの平坦地の少ない湿地に何とか2張分の場所を見つけて2日目の幕営。今日も外での楽しい夕食。
【7/20(月)】今日は下山するだけ、温泉が待っている〜。しかし山は最後まで私らに試練を与える。
昨日と同じく4:00起床、5:30出発。今日は奥ノ谷を下り、香肌峡の渓谷美を楽しんだ後、2時間半の林道歩きを我慢すれば温泉が待っている。グチュグチュの靴下を履いて、臭いプンプンでも気分はルンルンでスタートした。
沢沿いの道は高巻きと急斜面のトラバースの連続。がけ崩れが随所にあり、今日もロープが必要だ。際どい渡渉も数か所あったが、NOさんは吹っ切れたようにジャバジャバと沢に入って行った。
それから、ヒルがすごい。足元から、頭から襲ってくる。SLは手首を、INさんは手の指の股をヒルに噛まれた。そしてNOさんはヘソを噛まれた。
食いついたヒルをはがすのは難しい。塩を掛けるとポロリと落ちるらしいが、私がニュージーランド土産の防虫スプレーをかけたら、ヒルはすぐに死んでしまった。私は、このスプレーを顔にかけると唇が痺れてくるのでおかしいと思っていたが、ヒルの死骸を見て、これはかなり危ないと確信した。
非常に困難なコースだが、大滝に虹のかかる風景を見ると「来てよかった」と思う。蛇滝を過ぎて急傾斜が終り、林道手前で2人の男性登山者と出合った。思えばこの3日間、人と出合わなかった。
9:40林道に出て一安心。休憩時にスパッツを外すと、その内側やズボンの下、靴の中にまでヒルが侵入しており、私は思わず叫び声をあげた。
ここからは2時間半の道路歩き。炎天のもと黙々と下を向いて歩き続けた…。
ところが、1時間ほど歩いたところで、INさんとNOさんがヒッチハイクで軽トラをゲット! 親切なおじさんが私ら6人をホテルスメールまで乗せていってくれた。私らは1時間以上も時間と労力を節約できた。INさんとNOさんの女子力はすごい。
今回の山行は、岩稜歩き、渡渉、ロープワーク、ルートファインディング、ビバークと登山の総合力が試されるハードなコースだった。直前の計画変更にも関わらずメンバーの意思統一ができたことが成功の大きな要因だ。そして、会の各講習会で学んだことを実践する絶好の機会となったこの山行で、会の先輩諸氏から教えていただいた知識、技術は確実に実力になっていることが確信できた。(KE)
<コース状況>危険個所だらけ。コースも不明瞭。しっかりとした事前準備と装備が必要。
<特記事項>3日間履き続けた靴下は、1回の洗濯では臭いを消すことができなかった。

第1日 木屋谷川を登り、奥山谷を遡って明神平を目指す。奥山谷は踏み跡が不明瞭で目印のテープも見失ったので、途中に見つけていた幕営適地まで引き返し幕営。この日、3か所の徒渉が楽しかった。
第2日 マナコ谷登山口まで引き返し、明神平方面に尾根道を再挑戦。桧塚奥峰〜明神岳〜池木屋山の台盪殻を縦走して、奥ノ出合で幕営。
第3日 宮ノ谷を下山。水量の多い滝が豪快だ。滝の横を高巻いて下るが危険個所が多い。下るに従いヤマヒルが襲撃してくるのに気づく。登山口に出て、全身を検査。ヒルを見つけて「ヒエ~」と叫ぶ者多し。
登山口から林道歩き2時間のところ、車に同乗させてもらい駐車地点へ。らくちんさせてもらった。 

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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