皇海山（梅雨の晴れ間。ホンダのライフで林道生還。）

2015年07月11日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.5km
• 登り: 895m
• 下り: 902m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:50
• 休憩: 1:07
• 合計: 5:57

8:40 皇海橋
10:05 10:05 不動沢のコル
10:45 11:00 皇海山
11:30 11:30 不動沢のコル
12:08 13:00 鋸山
13:33 13:33 不動沢のコル
14:37 14:37 皇海橋
14:37 ゴール地点

ルート図はいつもながらの雑な手書きです。ご了承くださいませ。

天候

晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

往路：栗原川林道
復路：根利林道
駐車場：皇海橋登山口

十年乗ってる軽自動車、ホンダのライフに同行者を乗せて、おそるおそる運転していきました。往復共に1時間以上かけてのオフロード亀運転です。
それでも、車カーストの最下層車種でもなんとかなることが、この日、実証されましたw

コース状況／危険箇所等

道標、ピンクリボンはそれなりに整備されていて感謝すべきことでした。

ですが、それでも道迷いしかねないコースだと思われます。
というのも、石が積み重なる沢歩きおよび涸れ沢歩きがしばらく続くと、そのまま誘導されやすいからです。実は沢をはずれてトレイルが分岐していたりします。
下山時に間違えると、途中で変だなと気がつくとは思いますが、登り返すのが面倒そうです。

あとは、鋸山には山頂直下に鎖やロープが備えられた岩場があります。難しくはありませんが、小さな落石を起こさないように足元注意すべきでしょうか。

総じて、ある程度は登山経験のある人向けのコースでしょう。初心者単独だと油断ならない山かと思います。

その他周辺情報

根利林道を抜けて、「しゃくなげの湯」という新しそうな日帰り温泉に入りました。
皇海山バッヂもここの売店で入手できます。

ノンアルコールビールで乾杯して、帰宅しました。

写真

7/11 6:54

沼田IC→吹割の滝→そしてこの道へと車を走らせていきます。

7/11 8:21

悪名高いオフロードである栗原川林道。乗り古した軽自動車でドキドキ運転です。写真の路面は、まだまだ荒れていない方。そろりそろりと進む、トラウマものの運転でした。

7/11 7:48

林道、長いです...。
岩をくりぬいただけのトンネルもあります。全行程で落石注意です。

7/11 8:57

へとへとになって登山口に到着。運転の緊張から解放。同行者のみんみんさんにお願いして、ゆっくり休憩＆準備してから登山スタートさせていただきました。

7/11 9:06

沢を越えたり、涸れ沢を登ったり。前半はそんな場面が頻発します。ペラッペラな格好の私とは違って、みんみんさんは堅実な登山ルックでずんずん進みます。

7/11 9:23

樹林の日陰。それと沢や風のおかげで冷却効果がありました。

7/11 9:36

道標はある方だと思います。とはいえ、道迷いにはご注意を。

7/11 9:37

沢沿いは涼しげ。

7/11 9:50

笹の道〜♪

7/11 9:56

涸れた沢のゴロゴロを登っていきます。正しいルートへの分岐箇所には気をつけて。

7/11 10:06

防水でないトレランシューズでふわふわ登ります。ゲイターも無し。下山までに砂粒が一粒入ってたぐらいでしょうか。丁寧に丁寧に歩きつづければ、特に問題はないでしょう。

7/11 10:18

不動沢のコルに到着。皇海山と鋸山との分岐点です。まずは皇海山をめざすことにしました。

7/11 10:18

鋸山のトンガリとギザギザが見えはじめました。
ギザギザは左手にもっと続いています。

7/11 10:30

高度が上がってきましたよー。

7/11 10:30

立ち枯れた木。

7/11 10:44

ちょっと急な坂。風は涼しいけど、7月の陽射しはやはり暑いです。

7/11 10:54

おっ、銅剣？
・・・ということは、この先が・・・

7/11 10:57

皇海山頂上です！
展望ねえー！

7/11 10:58

長い林道に閉ざされ、山頂も覆い隠され・・・。
かなり引きこもりっぽい、渋い山です。コミュ障？
でも・・・

7/11 11:11

・・・今日はこの快晴です！
ヤンデレ山がデレてくれましたっ。

7/11 10:59

しばし休憩してから、鋸山に登頂するためにコルまで引き返します。ゴーゴー。

7/11 11:51

コルからは笹をかきわけながら進んでいきます。ガサガサガサガサ・・・

7/11 11:59

トンガリコーンが見え見えしてきました。

7/11 12:07

岩。
トンガリということは急峻ってことですね。知ってた。

7/11 12:09

まだまだ上昇↑

7/11 12:18

みんみんさーん！いいっスかー？登り始めますよー！（間隔は大事）

7/11 12:55

7/11 12:56

そんなんこんなんで、登頂しました。
皇海山の青々とした曲線とご対面です。

7/11 12:57

北西方面を眺めて。鋸山は展望がひらけています。やはり、こっちにも登るべしですね。上州武尊山とか。

7/11 12:57

日光白根山ですね。当然ですが、3月に登った積雪期とはまったく異なる夏山ルック。

7/11 12:55

日光男体山など。
準備のよいみんみんさんはラーメン作り。時間なくて早朝コンビニにしか立ち寄れなかった私は、適当なパンをもぐもぐです。軽さというメリットはありますが。

7/11 12:57

みんみんさんが山頂でエクストリーム落書きをしている間、風景を眺めています。遠くのいまだ雪が多い山は、新潟の巻機山でしょうか？？？

7/11 14:31

さて、往路と同じ道をピストン。何度か道迷いしそうになっては修正して、とくに時間をロスすることもなく高度を下げられました。水で涼をとったりしつつ、サクサク下ります。

7/11 14:47

足元に注意しつつ、ときには木洩れ日を見上げて。

7/11 14:52

皇海橋、到着！ おつかれさまでした。

7/11 14:52

最後まで快晴が保たれました。
快適。快調。
・・・でも、この後はまた未舗装ドキドキ運転ですよな。

7/11 15:10

根利林道。往路で涙目だったのに比べればマシ、といった路面状況でしょうか。
ガタゴトガタゴト、ドガガン、ガッタン・・・

7/11 15:22

走行距離は往路よりも長いです。落石現場あり。最後の方では、手動による門の開閉作業もしました。オフ車のライダーさんたちは楽しそうでしたよ。
というわけで、なんとかライフでの生還なりました。ミッション・クリア！

撮影機器：

FinePix XP60 富士フイルム

装備

備考

軽量化された夏山スタイルでした。
11ℓザック、サンバイザー、半袖、アームカバー、ランニングパンツ、サポートタイツ、トレランシューズ、軽いストックなど。

沢を歩く場面もありましたが、トレランシューズ片方のつま先が湿ったぐらいで、すぐに乾きました。グリップの効きやすいモデルということもありますが、特に不都合はありませんでした。

下界に比べれば晴天の皇海山は涼しい世界でしたが、それでも急坂などでは暑さを感じました。

感想

sprout

2月に奥日光・雲竜渓谷の氷瀑探検でご一緒した、みんみんさんと夏山登山です。
みんみんさんは山の擬人化イラストを、登っては描き、登っては描きしている方です。とくに日本百名山の擬人化計画を進めていて、私としては少しでもその助力になれればと考えていました。

皇海山は、まだ行ったことのなり足尾エリアの山ということもあって関心はあったのですが、悪名高い林道運転がハードルとなって実行する気力がありませんでした。今回、「みんみんさんを登山口に連れて行く！」を理由にして、やっと重い腰をあげることができた次第です。きっかけを与えてくれた山擬人化プロジェクトに感謝！

・・・というわけで下山後、みんみんさん描きあげたようです。
「皇海山ちゃん」はコチラになります！
https://pbs.twimg.com/media/CJt8YU0UwAAwd1w.jpg:large

目隠れ、凶器持ちの、ヤンデレさんに仕上げていただきました。
キャラ立ってる。行ってよかったです！

梅雨の晴れ間をゲットしたこの日。
青々とした足尾の山は、ほほえんでくれました。