晴天!大峰山(弥山、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳)縦走。
- GPS
- 16:35
- 距離
- 30.4km
- 登り
- 2,288m
- 下り
- 2,506m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 5:22
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 9:25
天候 | 曇り 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
◆大和八木7:45→ 橿原神宮 7:51 近鉄京都線急行 橿原神宮前行 ◆橿原神宮前8:00 →下市口8:35 近鉄南大阪・吉野線急行 吉野(奈良県)行 ◆下市口駅8:47→天川川合9:41 奈良交通 奈良交通 [7] 中庵住行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
写真
感想
晴天!大峰山(弥山、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳)縦走。
一度行ってみたかった名山、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳の縦走に行ってきました。特に釈迦ヶ岳は山頂にある巨大な仏像の写真を見て一度は拝みに行きたいとずっと思っていました。
東京からは公共交通機関では深夜バスを利用してアクセスします。まずは新宿から夜行バスで大和八木へ。時間が余っていたので駅前のミスドで朝食をとって近鉄で橿原神宮へ。そこからさらに乗り換えて下市口へ。ここでバスに乗り換えて天川川合の登山口まで到着です。ここまでで9:40。
天川川合で準備したり登山届を書いたりしたら10:00。なかなかの長旅ですね。天川川合はバスが止まった先に観光センターがあってトイレもベンチもあって便利です。
さて、いよいよ登山開始です。初日のルートは標高差1600mほどのハードな登りです。深夜バスの睡眠不足状態で無事に登れるか…。
結論から言うと、なかなか地味な登りでした。まずは高度を上げて門前山に登ります。景観なし。そこから栃尾辻を超えて天女の頂分岐へ。ここで天女の頂に登ろうと思ったらロープがはってあって通行止めになっています。道迷いのリスクもあるので大人しく巻道を進みます。
カナビキ尾根分岐からナベの耳、高崎横手と住み狼平へ。登り続けてしんどいですが登山道自体は非常に歩きやすいです。標高が上がってきたので気温も下がって歩きやすくなってきます。とはいえひたすら登りなので大変でした。
最後の登りを経て、弥山小屋が見えてきました。ここで鳥居を潜って弥山へ。弥山山頂はとくに標識らしきものはないのですが立派なお堂が建っています。こんな高い標高に驚異です。弥山からの眺望はまずまず。八経ヶ岳が見えますね。一通りお参りをして今日の宿、弥山小屋へ。
弥山小屋は、かなり綺麗で立派な山小屋で驚きました。さらに驚きなのは管理人さん1人でこの山小屋のオペレーションを全て回していることです。すごい。
当日の宿泊者は10人に満たなかったので、スペースはゆうゆうと使えます。
夕食は、豚の生姜焼きで非常に美味しかったです。小屋では、ロングトレイラーの方といろいろ話がはずんで楽しい夜を過ごさせてもらいました。
2日目、ゆっくり山小屋の朝食を食べてからスタート。6:40。まずは百名山スポット八経ヶ岳に向かいます。風が強い…。ただ、気温がそこまで低くないのでなんとか耐えられます。八経ヶ岳山頂に到着。風は強いですが、晴れていて絶景です!素晴らしい。
そのまま稜線を歩いて明星ヶ岳へ。こちらも絶景です。奈良和歌山の深い山々が見渡せます。
明星ヶ岳からは長い縦走ルートです。特に仏生ヶ岳までの長いルートは、崩壊が進んでいて危険な箇所が複数あり気が抜けません。さすが修行の道だけあります。
仏生ヶ岳にも寄り道して登ろうと思ったのですが少し登ったところで道をロスト。危険なので引き返します。
降りたところで、休憩している方と軽くトーク。なんと大峯奥駈にチャレンジしているとのこと。さらに、話していると有名なyoutuberのこうたろうさんでした。ファッションチェクも撮影してもらっちゃいました。
せっかくなので途中まで一緒に行動しようということになり2人パーティで進みます。孔雀岳を超えて、辛い登りを超えて釈迦ヶ岳へ登頂!
今回は、弥山や八経ヶ岳以上にこちらの釈迦ヶ岳に登りたかったので感無量です。
夢にまでみたお釈迦様の仏像に、しかも青空の中で出逢えて大感激。想像以上の仏像の巨大さに驚きました。マジででかい。
こちらの仏像様はちょうど今年で百周年ということで、百年前にどうやってこの仏像を運んだのか…凄すぎて言葉がでません。
釈迦ヶ岳は山頂からの景色も圧巻です。青空の元、見渡す限り山、山、山。ここまで奥深い山は国内でもそうそうないのではと思います。
釈迦ヶ岳は二百名山なのですが、正直、釈迦ヶ岳の方が百名山に相応しかろう、と思うほどに私は釈迦ヶ岳推しなのでした。
釈迦ヶ岳でのんびり最高の時間を過ごしたら直下の千丈平のかくし水で、水を補給。大峯奥駈道の水場は枯れていたりちょろちょろなことが多い中、こちらのかくし水は比較的安定して水が出ているようです。
道を降り、深道小屋を超えて大日岳麓へ。相変わらず岩場もありつつ太古の辻へ。
ここで、大峯奥駈道を進むこうたろうさんとはさようなら、先は長いので頑張って!
私は、前鬼への下山ルートに入ります。
下山ルートは木の階段があちこちに設置してあって歩きやすい面と、崩落箇所があって緊張を強いられる面があり、楽なようで難しい。
あと、ルートを見失いやすく2度ほど道に迷いそうになりました。とはいえ下山口の小仲坊まではそこまで距離は長くないので気をつければ大丈夫でしょう。
無事に今日の宿泊先小仲坊に到着です。
こちらの宿坊は、秘境の宿といった感じでめちゃくちゃ雰囲気がいいん良いです。縁側でのんびりしてると本当に癒されます。
携帯の電波は全く通じないので、デジタルデトックスにも最適ですね。食事も自家製味噌のお味噌をはじめとしてとても美味しかったです。
営業は土日しかやっていないので要注意です。
さて、ここからの帰宅が今回の核心部です。
まず、小仲坊からバス停まで徒歩3時間かかります…。遠い。
そして、バスは1日一本。逃したら終了。さらにバスから最寄りの駅大和上市まで2時間!ここまでで5時間。そこから京都まで1時間半以上。最後に新幹線で東京、とめっちゃくちゃ遠いです…。
今回運良くバス停までの道の途中で優しい方に送ってもらっちゃいました。この文章はバス停のバス待ちで書いてます。こらから帰りも頑張ろう!
それにしても、釈迦ヶ岳は素晴らしかったです。また来たいなあ。
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