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Yamareco

記録ID: 686288
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沢登り
丹沢

北丹沢・矢駄沢

2015年07月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
10:40
距離
8.7km
登り
1,249m
下り
1,253m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:20 入渓
8:25 大堰堤
8:50 12mの大滝
9:15 10mの大滝
9:35 ナメ滝手前で休憩
10:50 二俣
11:35 堰堤群を越えて沢に降りたあたりで休憩
13:50 非常に悪い斜面
15:15 熊笹の峰
17:40 日陰沢橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
入渓してすぐに現れる釜を持つ滝
2015年07月25日 07:48撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/25 7:48
入渓してすぐに現れる釜を持つ滝
水量は多い方だろうか。
2015年07月25日 07:54撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/25 7:54
水量は多い方だろうか。
このあたりは難なく越えられる。
2015年07月25日 07:55撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/25 7:55
このあたりは難なく越えられる。
大堰堤左岸側。上部がえぐれたようになっている。右側の立木のあるほうを登った。
2015年07月25日 08:24撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/25 8:24
大堰堤左岸側。上部がえぐれたようになっている。右側の立木のあるほうを登った。
最初の大滝。右岸から巻けると思っていたが、ご覧の通り、倒木だらけで近づく気にもならない。
2015年07月25日 08:54撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/25 8:54
最初の大滝。右岸から巻けると思っていたが、ご覧の通り、倒木だらけで近づく気にもならない。
よって、こんな感じの左岸から巻いた。
2015年07月25日 09:00撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/25 9:00
よって、こんな感じの左岸から巻いた。
2つめの大滝。
2015年07月25日 09:18撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/25 9:18
2つめの大滝。
このあたりは気持ちが良い。
2015年07月25日 09:28撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/25 9:28
このあたりは気持ちが良い。
豊富な水量の流れのそばに、ひっそりとヤマユリが咲いていた。
2015年07月25日 10:27撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/25 10:27
豊富な水量の流れのそばに、ひっそりとヤマユリが咲いていた。
2015年07月25日 10:27撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/25 10:27
容易に登れそうに見えたが、ホールドがどれもグラグラしていて神経を使う。
2015年07月25日 10:36撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/25 10:36
容易に登れそうに見えたが、ホールドがどれもグラグラしていて神経を使う。
ようやく林道下まで来た。
2015年07月25日 10:57撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
7/25 10:57
ようやく林道下まで来た。
倒木が無ければ気持ち良いのだが…。
2015年07月25日 11:33撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/25 11:33
倒木が無ければ気持ち良いのだが…。
イワタバコ
2015年07月25日 11:36撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/25 11:36
イワタバコ
水流が消えたあとはこんなガレとなる。このあたりはまだ歩き易い。しかし落石には注意!
2015年07月25日 13:54撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/25 13:54
水流が消えたあとはこんなガレとなる。このあたりはまだ歩き易い。しかし落石には注意!
ヤタ尾根の縦走路で立派なヤマユリ発見。
2015年07月25日 16:40撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/25 16:40
ヤタ尾根の縦走路で立派なヤマユリ発見。

感想

神ノ川流域の難しくない沢へ行こうと思い、矢駄沢へ行ってみた。過去に何度か行こうと思いながら結局まだ行ったことがなかったので今回が初めてである。
16,17の両日に大量降雨があり、それから1週間ほどしか経過していないので水量はそれなりに多いのだろうと思いながら矢駄沢へ向かう。
矢駄橋から入渓し、左岸から堰堤を5つ巻く。小滝を気持よく登って行くと、大堰堤が現れる。これも左岸から簡単に巻けるものと思っていたが、堰堤脇の斜面の上半分が崩れたのか、えぐれている。とりあえず下半分を登り、上半分のルートを考える。堰堤の壁側の斜面を行くか、堰堤手前の尾根状を行くか。堰堤側にホールドが十分あるように思えたのでそちらから登ってみたが、5歩くらい登ったところで行き詰まる。ホールドはあるがしっかりしておらず、湿った土のせいでフリクションもイマイチ、中間支点無しで行く根性は無いので諦めてクライムダウン。尾根状の斜面は平板な岩の上に土が乗った状態でこちらもやや怖いが、立木までなんとか頑張り、その上も立木頼みで登る。最初からこんなんじゃ先が思いやられる・・・。
右岸側からも行けるらしいが、今回見た所、倒木で荒れた感が強くあまり行く気が起きなかった。左右どちらが易しいだろうか・・・?
12mの大滝は左から容易に巻けると思っていたら、右岸側は大量の倒木が折り重なるように積み上がっており、右岸側へ近づくことすら困難に見え、全く行く気にならない。仕方ないので左岸から巻けるか様子を見に行ったところ、登れそうなので左岸から巻くことにする。立木につかまりながら登っていくと、落ち口のあたりの5mくらい上の場所に来ていた。ならばこのまま次の滝も巻いた方が早いか?と思い、先の様子を見に行ってみると、間に枝沢が入っていたので連続して巻くのはやめ、いったん沢に降りて、次の大滝は右岸から巻いた。その後、小滝をいくつか越えて、15mナメ滝手前で休憩。入渓からすでに2時間も経過している。
ナメ滝は容易に越えたが、その後に現れる小滝群は水量が多いのでどこを登るか考えるのに時間がかかり、登るのにも時間がかかる。ようやく着いた二俣を左俣へ行く。二俣に入るとすぐに林道をくぐるのだが、比較的新しく見える堰堤が何基も連なっている。堰堤の両岸に階段(コの字型の埋め込みハシゴ)がついているのでどちらからでも越えられるが、右側は灌木やアザミが濃く見えたので左から越えていった。このあたりはアザミやバラ科と思われる植物が群生しており、チクチクと痛い。
堰堤を越えて再び沢に降りるが、ここも倒木の量がすごい。根こそぎひっくり返ってるものが多いので、やはり去年('14年2月)の大雪のせいか。それとも今月の豪雨のせいか…。
その後も滝がいくつも現れるが、水量が多いせいか、なかなか簡単に登らせてくれない。階段状に見える所を選んでも、岩がボロボロと剥がれるような場所が多く、見た目よりもかなり難しい。
標高1150mあたりで水が涸れ、あとは涸滝をいくつか越えて、ルンゼ状を詰めて尾根に出るだけである。ところが、比較的しっかりしていたガレ沢が、上部に行くにつれてグズグズの土の斜面に変わってきて登りにくくなってきた。特に、標高1350mあたりが非常に悪く、ホールドになるかと思った岩はどれもグラグラ、辛うじて立っている足元はじわじわと崩れていく感じで、一歩足を上げるのも容易ではない。標高差にするとわずか20m程度しかない斜面を突破するのに30分くらいかかってしまった。左岸側の尾根には適度に立木があるので、ガレ沢がゆるんできたあたりで左岸尾根に逃げる場所を探したほうが良いかもしれない。
悪戦苦闘して熊笹の峰に着いたら15時を過ぎていた。水と戯れながらのんびり遡行しても稜線まで6時間あれば十分とみていたが、なんと8時間もかかってしまった。

遡行中、ヤマユリを何度も見ることができた。2週間前に神ノ川林道でヤマユリが咲いているのを見たのでもうヤマユリは終わったと思っていたが、標高の高い所では開花が少し遅いようだ。つぼみ状のヤマユリもあったので、あと1週間くらいは見られるかもしれない。矢駄沢ではあちこちで見かけたし、ヤタ尾根でも林道と交差する少し上のあたりで縦走路をふさぐように咲いていた。

もしもまた来る機会があったら、最後の詰めは長くてつまらないので水が涸れたあたりで折り返して、林道に上がってからヤタ尾根で下山してみようかと思う。ただ、沢から林道に上がるのが楽なのか大変なのかは未確認である。

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