見てよし登ってよし 瑞牆山


- GPS
- 05:55
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 905m
- 下り
- 881m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
am6:40着で7割程度の埋まり具合 |
コース状況/ 危険箇所等 |
わりとよく整備されてますが、何せ岩々ですので慎重にいきましょう。 下山時に気を抜いたら捻挫しかけました。 小さい子供には背が届かずきつそうな場所も散見されます。 |
その他周辺情報 | 富士見平小屋に増富の湯の割引券あり |
写真
感想
昨秋以降子連れ登山ばかりで、久々の単独です。今年の目標である北岳登頂に向けて、なまり切った身体を山モードにチェンジすべく、トレーニング山行に行ってきました。ターゲットは、そのインパクトのあるルックスが気になっていた、瑞牆山です。外見からすると、とても私ごときには登れそうには見えないのですが、危険マークもなくタイムも手頃…本当なのだろうか。百聞は一見に如かず、です。
瑞牆山荘上の駐車場は、土日は早くから埋まるとのことなので、早起きして出発します。私が着いた後にもどんどん車が来ていたので、そう遅くない時間には満車になったのではないかと思います。
眠い目をこすりながら、ゆっくりと歩を進めます。富士見平小屋までは、よく整備されていて、特にきついところもありませんが、身体がまだ寝ているのか、思うように動いてくれません。北岳の長丁場も見据えると、ハイペースで入ってバテるのは禁物なので、ここはあせらず、ゆっくりゆっくり、歩幅は小さく小さく登ります。
富士見平小屋は、林間にたたずむ雰囲気のよい小屋でした。(トイレは昔ながらのアレでしたが。)ここは下山後の昼食でゆっくりすることにして、先に進みます。ここから天鳥川までは、そこそこの下りがあります。帰りの登り返しを考えるとげんなりしますが、今日はトレーニングなので、負荷がかかったほうがよいと考えることにします。
天鳥川の冷たい流れで涼んだら、その先は一本調子の登りが始まります。さすがは瑞牆、登山道にも石やら岩やらが多く、石の間を縫って登る感じです。三点支持のような大げさなところはないですが、手を使わないと登るのがきつい箇所は頻発します。標高が上がるにつれ、傾斜はどんどんきつく、石の数もどんどん増えてきます。小股でバテないように、などと言っている余裕はありません。歩幅なんかくそ食らえの段差を、息も絶え絶えになりながら必死に登っていたら、眼前に突然ヤスリ岩が現れました。で、でかい!まさに奇岩中の奇岩です。クライマーの方はこれを登るんですから、恐れ入ります。
ここからはさらに岩々した道になり、立ち止まっても息が整わなくなりかかってきた頃に、不動岩方面との分岐に到着。ここからは、鎖場とはしごを一登りしたら、ほどなく山頂です。
ようやくたどりついた山頂も、岩!まさに、瑞牆山らしい頂です。岩の向こうは目もくらむ崖。足がすくんで、なかなか端に近づけません。ここまで、距離の割になかなかにきつい登りでしたが、こんな岩のてっぺんにいることを考えると、私のような素人ハイカーが登れる山であること自体が不思議な気さえします。切り立った岩の上ですから、もちろん、開放感は抜群。金峰山は、五丈石までくっきり見えます。その他の山は、あいにくの雲で南アと八ヶ岳の頭がちょっと見えたぐらいでしたが、この高度感のある頂から見下ろす景色には、他の山では感じられない独特の爽快感がありますね。癖になりそうです。
登りもきつかったですが、下山も結構ハードです。一息つける場所がなかなかありません。石が多いので、足場のよいところを見つけながら下るのも一苦労です。気を抜くとすぐ足首をやってしまいそうです。踏み跡が錯綜しているところもありますが、基本的にはどこを進んでもよいようです。登りやすい踏み跡、下りやすい踏み跡があるようですので、そこを早めに見つけられると多少は楽に進めるのかもしれません。
激下りと登り返しの後、ようやく着いた富士見平小屋で昼食休憩します。ここの水場の水は美味しいです。今まで飲んできた水場の中でも、上位に入りそうですね。ここからは急に下りやすくなった道を、駐車場まで快調に飛ばして帰還。他の山では味わえない、きついけれど楽しい山行でした。今度は、紅葉の時期にでも来てみたいですね。
トレーニング山行としては、登りは休憩込みでコースタイムを若干切るぐらい、下りも昼食休憩を除けば同様でした。距離はさほどではないので、下山後もまだ余力は残っている感じでしたが、長丁場になったときの持久力には、まだまだ不安が残るかなと感じた山行でした。
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