岩宇土山・上福根山・山犬切・石楠山

2024年06月04日(火) [日帰り]

• GPS: 09:01
• 距離: 19.0km
• 登り: 1,605m
• 下り: 1,600m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:48
• 休憩: 1:17
• 合計: 10:05

距離 19.0km 登り 1,605m 下り 1,600m

6:35 スタート地点
7:53 8:06 久連子山
8:26 8:27 岩宇土山
9:37 10:03 上福根山
10:14 10:20 前福根山
10:47 中福根山
11:17 11:23 一本樫
11:30 11:44 北山犬切
12:51 12:52 七遍巡り
13:16 13:25 山犬切
14:05 14:06 石楠山東峰
14:31 14:32 石楠山
16:41 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

岩宇土山登山口に駐車

コース状況／危険箇所等

久連子岳付近は崩壊が進んでおり落石に注意。上福根山付近はシャクナゲなど喬木が茂り道がわかりにくいところもある。今回、石楠山からトンネル登山口へ降りて林道歩きで岩宇土山登山口に戻ってみましたが、落石多く通行は推奨できません。

写真

6/4 6:33

岩宇土山登山口よりスタート。いつもながら、九州山地はアクセスが大変。落石どかして通った。

6/4 6:37

登山口からいきなり急登。そして薮。

6/4 7:07

稜線からも荒々しい岩場。

6/4 7:29

久連子岳を経由して岩宇土山へ。足場の悪い箇所が多い。通常はもうひとつのルートの白崩平コースが推奨されている模様。

6/4 7:32

でも気になったのでこの久連子岳コースに行ってみる。トラバースする斜面は細かい礫と土砂でぐずぐずに崩れやすい。遠慮なくロープ使用。

6/4 7:54

久連子岳山頂下の鍾乳洞。なかは広々。ロマンを感じる巌窟でした。

6/4 8:00

久連子岳山頂手前が一番危ない。後続者がいる場合は大怪我をさせかねないので落石を起こさないよう要注意。

6/4 8:03

久連子岳山頂。岩宇土山がばっちり望めますが、ちょうど太陽が眩しくて写真いれてません。

6/4 8:36

久連子岳から岩宇土山まではひと踏ん張り。稜線歩いているとあっけなく山頂標識が現れる。

6/4 8:44

ピークから少し下ると白崩平コースとの分岐。直進して、上福根山へ向かいます。

6/4 9:07

岩宇土山を過ぎれば危険箇所は特にありません。往時の作業場なのか開けたところもあったり、急なロープの登りがあったり、シャクナゲの薮があったり、景色がころころ変わる。

6/4 10:02

上福根山山頂。薮歩きと急登でけっこうしんどかったので、とりたてて眺望はないものの、到着したときの達成感は格別。山頂標識の前の石が腰掛けるのにジャストサイズで、一息入れるのにちょうどよかった。座ったらなかなか立ち上がれない。景色がみたい人はもう少しだけがんばって前福根山に行けば展望が開けます。

6/4 10:15

前福根山山頂。ぐるっと展望が楽しめます。

6/4 11:29

お昼近くなると、エゾハルゼミの大合唱。もうそんな時期なのですね。

6/4 11:56

上福根山までの登りを頑張れば、あとはアップダウンの少ない広々とした尾根歩き。いかにも脊梁な山歩きが楽しめます。

6/4 11:59

登山ルートの地面にも下草が生えてきているので踏み跡がわかりにくいですが、おかげで一面の緑が美しい。

6/4 12:23

異世界感あふれる景色も脊梁ならでは。

6/4 13:01

バイケイソウも花を咲かせてました。

6/4 13:22

南山犬切では地面でバタバタしていた羽化したての若蝉を救助。

6/4 14:17

心底癒される初夏の山歩きでした。

6/4 14:20

本日のゴール地点、石楠山（しゃくなんやま）。ここから周回コースを離れて下山します。

6/4 14:37

見落としやすいけど標識あり。矢印の方向を探すと、ピンクテープを巻いた樹が一本。

6/4 14:39

次の目印はない。ヤマレコでみんなの足跡もついてないのも納得、盛大に崩壊した谷筋でした。斜面巻きながら強引に降りてみます。

6/4 14:42

崩壊地を見上げる。逆にトンネル登山口から登る場合はここを上がらなければいけないので、ちょっとおすすめできる道ではない。

6/4 14:43

荒れた谷筋に沿ってまっすぐ進む。

6/4 14:48

降りてみれば、あっという間に登山口。

6/4 14:50

このトンネルの右手側に登山口があります。

6/4 14:51

トンネル登山口から岩宇土山登山口に向けて林道を歩く。車が通れる状態ではありません。

6/4 14:58

少し歩くと石楠越登山口。もともとはポピュラーな登山口だったようですが、現在はここまでも車は来れません。

6/4 15:02

現在の林道の状況。

6/4 15:24

もはや車が通れるかどうかより、徒歩でも立ち入らないほうがいい場所でした。

6/4 15:29

落石に混ざって落骨。

6/4 16:19

景色は最高。

6/4 16:27

工事箇所を通過。

6/4 16:35

スタート地点にようやく帰着。濃厚な山行でした。

撮影機器：

iPhone XR Apple

感想

蟻と雑草

九州脊梁山地といえば、有数の秘境地域でそもそものアクセス自体が大変な場所。運転もさほど自信のあるほうではないので、九州の山に登りはじめの頃はおっかなびっくりだったのですが、だいぶ狭い道にも慣れてきました。それでも往復に時間のかかる場所であることには違いないので、今回は岩宇土山登山口からの周回コースを参考にしつつ、途中で林道に下ればショートカットになるかなと思ったのですが、思った以上にハードな道でした。あらためて落石や土砂崩れの危険に晒されながら道路を整備して下さる工事関係者の皆様に感謝。