愛宕山,難台山の周回コース
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- GPS
- 07:17
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,148m
- 下り
- 1,146m
コースタイム
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 7:17
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
近場で未だ行ったことのない山ということで,愛宕山から難台山へのハイキングコースを選んだ。夜明け前に出発し,一番乗りで駐車場に着いたのは4時過ぎ。朝焼けを見ながら,身支度を整えて出発。
ハイキングコースだけあって道案内の標識もしっかりしているし舗装路である。乗越峠からは山路らしくなる。展望の丘(見晴らしの丘)からは南方が見通せるが,結構木が茂っているので,見渡せる範囲はそれほど広くない。ここから,何も考えずに標識のあった「鐘転山」方面に向かってしまった。その先に難台山が続いていると思い込んでいたのだが,しばらく歩いている内に太陽の方角がおかしいことに気付く。西に向かうのでほぼ後方にあるはずの太陽が正面よりに見える。急いで地形図を見ると別路に入ってしまったと思われたので,今下った路を登り返す。先ほどの展望の丘の手前に分岐があり,難台山への標識があった。展望の丘で景色を眺めている内に,ここのことを全く失念していた。気を取り直して,再度歩き始める。
路は良く整備されており歩き易い。20分余りで南山展望台に到着し眺望を楽しむ。朝日に反射して見える水面はおそらく涸沼だと思われた。ここからまた少しで,車道が走る団子石峠に着く。大きな案内図があり,その脇に石でできた小さな腰掛と卓があったので,一息入れて朝食代わりのアンパンを頬張る。案内図を見て,先ほどの「鐘転山」が全く予定していたハイキングコースとは別ルートであることを確認する。
その後,団子山,大福山と辿るが,何故食べ物の名前が続くのか? 難台山頂までの間にある獅子ヶ鼻,屏風岩と大きな岩のモニュメントを鑑賞しつつ歩く。獅子ヶ鼻と屏風岩との中間にある「天狗の奥庭」と名付けられた場所からは,加波山や足尾山などが正面に望める。一本杉峠の近くに立つ大きな風車も間近に見えた。この頃になると少し日も高くなってきたためか,小さな羽虫が顔の周りを飛び回るのが煩わしい。何度か,スズメバチも威嚇するように寄って来たりして少し緊張する。たまにキツツキの木を叩く音も聞こえたりする。
難台山に着いたのが未だ8時前で予定よりも早かったので,もう少し先まで足を延ばすことにする。もしかすると未だ咲き残っているのがあるのではと思い,スズラン群生地に向かう。しかし,期待に反して一輪のスズランも残っておらずに残念。6月に入ったらさすがに無いか。
ここからは一旦,県道280号まで下ってから再び難台山を目指す。地形図にある道を辿って行くと「にこにこキャンプ場」に出た。下調べしていなかったので,かなり大きなキャンプ場に出くわして少々吃驚した。平日ではあったが,何組かのキャンパーがのんびりと寛いでいた。キャンプ内を通って難台山へ続く路を探すが不明瞭な路が多く,道標も特に見当たらなかったので,小さな沢を渡った先にある踏み跡を辿ってみる。緩やかに尾根状になった細い路を登って行くが,所々で踏み跡が見当たらなくなる。地図を確認すると,本来の路は20,30m北の沢状になった所のようだが,そこまでの藪漕ぎが大変そうなので,そのまま藪の薄いところを縫って尾根状を登り続ける。その内に進路が西方向から南方向に変わってきたので,難台山に直接上がる登山路に出会う尾根に乗っているのが確認できた。それから10分ほどで地形図に記載された山道にひょっこりと出会えた。ここからは踏み跡が明確な路を少しで,山頂に到着する。路の入り口には道標の杭が立っていたが案内板は欠落していたので,通る人は少ないのだろう。
この日,2度目の難台山は素通りして城址に向かって下降する。600年以上前に戦があった城という説明板があったが,雑草に覆われており判然としなかった。団子石峠との分岐まで来ると少し広い道に出たが,愛宕山に向かう最短ルートとしてそのまま細い路を選んで進む。道が少し入り組んでいるので地形図を片手にしながら歩いたが,間違ってしまったらしい。200mほど後戻りして分岐を探すと,完全に草で覆われた路らしきものがあり,小さな沢を渡る1mほどの橋が隠れていた。人家が遠くはないが,ほとんど使われていなそうな藪の路を100mほど進むと廃屋らしき家の庭先に出た。
そのまま幾つかの家の間を通ると車道に出て,それを進む。途中に「滝入不動尊」,「駒場の滝」の標識があり立ち寄ってみたい気がしたが,既に11時を回り時間オーバー。午後に入っている予定のために今回はパスする。更に車道を進み,愛宕山の西参道に入ろうと思っていたが,何故か立ち入り禁止のトラロープ。仕方なく,そのまま車道を登って乗越峠の辺りの駐車場に出る。エトワ笠間 茨城グランピングの施設を右手に見ながら歩いていると駐車場に戻りついた。20台程度が駐車しており,喫茶店にも人の姿がある。立ち寄ってみたいとは思ったが,時間がないのでここもパスし,常磐高速を使って何とか13時には帰り着けた。
今回は事前に予定していなかったルートを付け加えたので,時間的にきつくなってしまった。涼しくなったら,吾国山も含めたルートを歩くのも面白いかと思った。
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