日名倉山
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- GPS
- 04:37
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 659m
- 下り
- 779m
コースタイム
天候 | 曇り/晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰路:エーガイヤちくさから宍粟市のしーたんバスで山崎→神姫バスで姫路駅前 *両県のコミバスのダイヤを検討した結果、本数の少ない岡山県側から登ることに |
写真
感想
日名倉山には1988年8月にキャンプツーリングの帰りに登頂している。当時はまだ影も形もなかったはずの現在のベルピール公園付近にバイクを駐め、草付きの斜面をバイクブーツのまま直登した記憶がある。ただし当時の写真を引っ張り出してみてもそれ以外のことはほとんど思い出せない。
一度麓からきっちり登っておきたい、兵庫県・岡山県に跨る名山なので、できれば山を越えて両県を歩き繋ぐ形でとかねてから考えていた。
梅雨入り間近の一日、智頭急行の大原駅から美作市のコミバスで東粟倉へ。
乗り合わせたのは駅周辺で受診や買い物を済ませて帰宅する地元の皆さん。行先を訊かれて隣席の方と多少の会話を交わす。クマは今年はまだ見ていないとのこと。目的地を聞いた運転手さんが国道429号線のカーブ地点で降ろしてくれた。そこは見覚えがあり、かつての後山登山の出発地点近くだった。
登山の格好で日名倉山に向かって国道を歩いていると、すれ違った車が何故かバックで戻って来る。クマの注意喚起かなと思ったら、「つまらんもんやけど。気を付けて」とパイン飴をくださった。元気を貰った気分でそれを励みに40分くらいで奥海乢到着。
なおも舗装された林道を進めばベルピール自然公園、私以外には誰もいない。あの鐘はリュバンベールというらしい。感想を言うのは遠慮しときます。ただ公園化のおかげで日名倉山までのルートが整備されて歩きやすくなったのは確かのよう。
ほぼ遊歩道感覚の登山道を進んで難なく山頂に到着。大きな一等三角点と日名倉神社の祠が並んでいる。
36年振りに再訪を果たした感慨がじわじわ込み上げてくる。本日は展望も十分だが、前回はガスで目の前の後山もはっきり見えておらず、まあこんなもんかとちょっと拍子抜けしたような記憶が微かによみがえる。
あの時はただ山頂に立つだけのピークハントだった。さすがに今ではそこに至るまでの過程を味わうことも山行の醍醐味だと捉えるようになってきている。今日のような地元の方々とのちょっとしたふれ合いもそのひとつ。
兵庫県側のバス時刻を見計らって半時間くらいの山頂滞在だったが、もう暫く留まっていたいような気分だった。初回のときよりも今回の二度目の登頂の方が遥かに心に残りそうな日名倉山になった。
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