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Yamareco

記録ID: 69385
全員に公開
アルパインクライミング
芦別・夕張

夫婦岩南峰南壁

2010年06月26日(土) ~ 2010年06月27日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
11.2km
登り
1,410m
下り
1,410m

コースタイム

26日:6:30旧道入口-10:20夫婦岩基部BC-11:45〜13:30夫婦岩北峰南西カンテ登攀-14:00〜17:00同洞穴スラブ登攀
27日:6:00BC出発-中央ルンゼ-αルンゼ上部トラバース後γルンゼへ-9:20〜13:00夫婦岩南峰南壁登攀-13:10夫婦岩南峰-中央ルンゼ下降-14:00〜15:00BC-17:15旧道入口
天候 快晴
26日太平洋高気圧の張り出しの縁で夫婦岩周辺の風強し25-26℃
27日太平洋高気圧の張り出しの中で無風28-30℃
過去天気図(気象庁) 2010年06月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
夫婦岩基部の天場は4人用ドームテント2張がやっと張れる程度のスペース。
水は下の沢の雪渓の切れ目で汲める。
このあたり一面アイヌ葱の群生地でもある。
南西カンテ1p目
足慣らし
by  W62K, KDDI-KC
南西カンテ1p目
足慣らし
南西カンテ2p目登攀中
ルートは易しいが眺めは良ろし
by  W62K, KDDI-KC
南西カンテ2p目登攀中
ルートは易しいが眺めは良ろし
洞穴スラブ1p目登攀中
果敢に初トップチャレンジする井ノ上
by  W62K, KDDI-KC
洞穴スラブ1p目登攀中
果敢に初トップチャレンジする井ノ上
基部BCで焚き火を囲む
北峰岩壁の眺めつつ
by  W62K, KDDI-KC
基部BCで焚き火を囲む
北峰岩壁の眺めつつ
南峰南壁2p目
本チャン岩場ならではの緊張感
by  W62K, KDDI-KC
南峰南壁2p目
本チャン岩場ならではの緊張感
南峰南壁登攀中
上部は南峰リッジ核心部だ
by  W62K, KDDI-KC
南峰南壁登攀中
上部は南峰リッジ核心部だ
夫婦岩南峰から芦別本峰
ユーフレ谷各ルンゼの雪の状態
by  W62K, KDDI-KC
夫婦岩南峰から芦別本峰
ユーフレ谷各ルンゼの雪の状態
撮影機器:

感想

何年かまえに夫婦岩南峰リッジを登ったとき、すっぱりと切れ落ちた南壁を見て、いつか登ってみたいと思っていた。
現役を誘ったところ、ちょうど北岳バットレスの準備に入るということだったので、ゲストで参加して1日は南峰南壁に付き合ってもらった。
アプローチは30度近い猛暑の中、息もたえだえに基部のBCへ入る。
なぜか夫婦岩の周辺だけ風が強い。掛け声が消されるほどだった。
鹿島-井之上-齋藤、井村-木城-岩田のザイルパーティに分かれて登ることにする。

1日目:夫婦岩北西壁 南西カンテと洞窟スラブ登攀
南西カンテ:2p卦蕁2執澆魯肇薀弌璽控ぬに潅木帯を下り、中央ルンゼ側に40mの懸垂。トップは1p目鹿島、2p目井之上。僕は山靴で登る。
洞穴スラブ:BCからすぐ正面に見える洞穴(ハング)へ向かって1p目井之上トップ。スラブを直上元蕁2p目鹿島トップ。洞穴からトラバースして直上する凹角へ。フレーク状小テラスへの抜け口がいやらしい。控蕁3p目齋藤トップ。被り気味のフェイスを残地ピンに沿って(A0あり)強引に登る。1箇所フィーフィー使った。元A1。

この日はOBのタクローと白石君も日帰りでやってきた。
北峰カンテをフリーで登り、アイヌ葱を摘んで帰っていった。

我々の後に井村パーティが同じく洞穴スラブを登攀するのをBCから眺めつつ、焚火。極楽至極。草の褥に寝転んで、朝を迎える。


2日目:夫婦岩南峰南壁
朝一で中央ルンゼを登り、夫婦のコルへ。コルから反対側のαルンゼ源頭部をトラバース、略奪点を越えγルンゼへ。急な雪渓の下降がいやらしい。
南峰リッジの取り付きを回り込み、そのままγルンゼの雪渓をつめて南壁の基部へ。
南壁は残地ピンもなければ既存ルートもない。本能のまま壁の弱点をつないでいくしかない。浮石の処理に苦労したが、本ちゃんならではの醍醐味が味わえる。

1p目:齋藤トップ(山靴)。雪渓から「自転車バンド」へ上がるのは明確なジェードルから。50m+。
2p目:鹿島トップ。じゃりじゃりの自転車バンドを越え、上部壁の取付まで。20m掘
3p目:井之上トップ。草つき交じりのフェイスから左上へルンゼ状を詰める。浮石多い。40m+。
4p目:齋藤トップ。3p目終了点から左のカンテに取り付き、南峰リッジ上まで。人頭大の浮石注意。40m検H瑤喀个燭箸海蹐呂舛腓Δ鋲酳リッジの核心部が終わる傾斜の変わり目付近だった。南峰頂上は目と鼻の先だった。

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コメント

なぜかフォーカスほんやら気味
ですがネギ&焚き火山行であっぱれでした。
2010/6/27 23:26
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