両神山…尾ノ内沢ルートはキツかった!! (尾ノ内沢〜八丁尾根〜日向大谷口)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,514m
- 下り
- 1,317m
コースタイム
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 9:57
天候 | 晴れのち曇り(午後は霧) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:日向大谷口18:37発の小鹿野町営バス、薬師の湯、小鹿野で乗り換えて西武秩父へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
油滝から八丁尾根稜線に至るまでは、高度感あるトラバースや急登があり、クサリ場が15-20箇所あります。クサリ場の足場が濡れていていて滑るので、八丁尾根よりも難易度が高いと思いました。 |
写真
感想
今週末は少し山域を変えて両神山にしましょうか。今回は未だ歩いたことのないルート、尾ノ内渓谷からのルートを選択します。途中から破線ルートとなり、山と高原の地図でもハリガネ・クサリとの記載ある等足場が悪く、地形図からも相当な急登が予想されるので、緊張感を持って行きましょう。
西武秩父駅を朝7:00発の西武観光バスに乗車し、小鹿野町役場で乗り換えて、尾ノ内渓谷入口で下車します。ここで下車したのは自分だけです。
8:15過ぎに舗装道路歩きからスタートですが、ここの標高は450mですから、両神山(剣ヶ峰)までは1273mの標高差があり、結構しんどいルートとなります。長丁場なのでペース配分に気を付けて進みましょう。途中で水を確保出来るルートですが、水分4Lを背負っていること、又、スタート地点の気温が25度と高いので、なるべく後半に体力を温存したいところです。猛暑が少しだけマシになったものの、やはり滝の様に汗が出ます。
吊り橋を渡り登山道を進みます。山の神を過ぎると所々で道が分かり難くなりますが、ピンクリボンに助けられます。早速クサリが出て来ますね。と言っても難易度は高くはありません。予定通りの時刻に油滝に到着です。ここで少し休憩ですね。水分補給も充分に。ここからは破線ルートで登り傾斜もキツくなります。ピンクリボンを頼りに進みますが、かなりの悪路です。難易度の高い無理なトラバースを要求され、徐々に高度感が出てきて緊張しますね。滑落するとヤバい感じです。そんな緊張の連続を強いられつつ、ひたすら高度を稼ぎますが、中々八丁尾根の稜線は見えて来ませんね。いつしかクサリとハリガネが常設されているほどの急登となり、シンドイです。クサリ場は足元の岩が濡れているので難易度は八丁尾根ルートよりも上です。クサリ場が15〜20箇所連続していますが、何とか精神力で耐えるしか無い状況ですね。あと少し頑張りましょう。
最後の急登りを何とかこなし、八丁尾根の東岳と西岳の中間点にある龍頭神社奥社に到着です。流石に標高1500m超えの稜線は涼しい風が心地良いです。ここからは3か月前に歩いた八丁尾根ルートです。眺望は何だかガスが出て来てダメですね。ここからも更に鎖場の連続で東岳を目指します。鎖に過度に頼らず三点支持を基本に登り込んで行きます。高度感はそこそこありますが、岩が乾いているので難易度はそれほど高くは有りません。この暑さなので鎖場の渋滞は無いと予想していましたが、実際、八丁尾根ルートでもハイカーは少ないですね。
東岳では貸し切り状態で長めの昼食休憩!その後、両神山(剣ヶ峰)を目指して出発です。高度感ある稜線を景色を満喫しつつ進み、最後の連続した鎖場をこなして剣ヶ峰に到着です。こちらも時間が遅いので貸し切り状態ですね!眺望はガスガスでだめですが、少し休みましょう。山頂の気温は16度と低く、風があって寒いですね。汗がアッという間に引いて行きます!
ここからはずっと下りです。慎重に下りましょう。山頂直下と、両神神社の後、鎖場も何か所かありますが、八丁尾根の鎖場よりは難易度はずっと低いです。清滝小屋からの下りは、ザレているので特に注意しつつ下ります。会所から日向大谷口の間は、右側(谷側)が切れ落ちているので、油断は禁物です。バスの時間には余裕があるので慌てずに進みましょう。
両神山荘が見えて来ました!日向大谷口に到着です。今日も無事に下山が出来て感謝です!今年3度目の両神山でしたが、やっぱり魅力溢れる山で大満足です!ただ、このルートは3ヶ月前に登った坂本ルートよりも随分とキツかったです・・・。今年の山登りの中で3本の指に入るキツさでした!
Takeshi1108様
今回も厳しいルートでの登山、大変お疲れ様でした。
厳しいルートでの登頂より、むしろ山間部での連日の
不安定な天候のもとでの”登山決行”という英断に心から
敬意を表したいと思います。
さて、とはいえある程度の標高の高い山でしたら、山頂
付近は眺望は期待薄でもきっと涼しいんでしょうね…。
そのことを考えると私も山に出掛けたくなるのですが、
家を1歩出た途端、そのムッとした熱気に一瞬にして気が
萎えてしまいます。”あ〜、まぁ自宅で冷房入れて涼んでよ〜”
ってな具合です。登山者完全失格ですね!
ところで29番目の写真、両神山山頂付近からの北アルプス
の絶景ですが、本当に見事ですね!私自身北アルプスに登れる
技術もないのですが、眺めるのは大好きです。
ということで、東京から比較的近くで、しかも平易な山から
北アルプスを眺めることのできる場所がございましたら是非とも
お教えください!
改めまして大変お疲れ様でした!
aochanman777様
コメントをお寄せ頂きまして大変有り難う御座います。
先週末は丁度採用面接解禁日の8月1日2日となり、
面接官として駆り出されていました。そんな事もあり、
何とかこの週末は山行きを決行したかったのです。
一週間ずっと天気予報、予想天気図にて情報を仕入れ、
昨日決行と相成りました。
いやあ、本当にキツイルートでした。それは最初から
分かっては居た積りでしたが、何だか自分は両神山が
大好きなのでしょうね!また三ヶ月後には何処か違う
ルートで、山頂を目指していることでしょう!
北アルプスがこんな風に見えるのは、東京から公共
交通機関利用の日帰り圏内では中々無いと思います。
自分も北アルプスが勢揃いしているのを見て、感激
したんです。
又、北アルプスから見ても、特徴のある容姿の両神山
は、識別可能と聞いたことがあります。
aochanman777さんも、是非両神山へ登られては
如何でしょうか。空気の澄んだ秋口から冬にかけて
がお勧めです!紅葉のシーズンもお勧めですね!(^^)
こんばんは。
ほぼ稜線直下まで沢伝いに進んで行くルートなんですね。尾根ハンターとしてはなるべく避けたいルートです。
しかも登りはほとんどクサリみたいですし、、、やっぱり私が歩くとしたら、なるべくコンスタントに標高を上げる尾根ルートですね。
1日前に志賀坂諏訪山付近から八丁尾根を見上げた時もガスっていたので、同じような状況だったのでしょう。眺望はガスで残念でした。
両神山は八丁尾根のピストンで1度だけ登りましたが、昨年から、東の尾根(辺見尾根)から挑戦しています。支尾根を上り下りしながら少しずつなので、なかなか一気にとはいきませんが、なんとか年内に達成できればと考えています。私にとっては、辺見尾根の稜線上もさることながら、支尾根も相当な強敵なのです。
お互い無理せず、ボチボチとやっていきましょう。
kinoeさん、お早う御座います。
コメント有り難う御座いました!
何だか両神山は魅力的な山で、今後も定期的に
訪れる事になりそうな予感がします。
天武将尾根、梵天尾根、七滝沢等の所謂一般道
(それでも一部破線ルート)を順に歩きたいなと。
この山域は急峻な地形なので、自分の技量では
バリは中々考えられないです…。
遠くから見ても、異様な風貌の両神山なので、
何だか恐れ多くて…。(^^;;
kinoeさんの辺見尾根のレコを読みました。
こんなチャレンジングなコースにアタックされ、
踏破するなんて凄いです!
他にも過去の尾根ハンター記が膨大にありますね!
ちょくちょくお邪魔して読ませて頂きまーす!
通勤時の読み物として楽しみます。
引き続き宜しくお願い致します!(^^)
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