1900m峰
- GPS
- 06:46
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 978m
- 下り
- 680m
コースタイム
- 山行
- 3:05
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 3:41
- 山行
- 2:30
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 2:50
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
一カ月程前に外反拇趾の影響で足が痛くなってから、しばらく真面目に山を歩いていなかった。
7月のスケジュールを考えると、リハビリを始めないと!
そうは思うものの、どこもお天気は悪い。金曜の夜は送別会に参加するので、前泊も夜行も使えない。さて…
那須?あ、三斗小屋温泉、煙草屋旅館!そうだ、そうしよう!
予約状況は三角印、恐る恐る電話してみると、相部屋で予約が取れた。ヤッタネ!
あとはお天気だけ、雨なら峠から真っ直ぐ向かおう。毎日、天気予報と睨めっこしていると、少しずつ予報が変わってきた。ラッキー!雨には当たらずに行けそうだ。
那須塩原駅では青空も見えていたが、ロープウェイのバス停に着く頃にはだいぶ雲が出ていた。
まあ、大丈夫、だって今日は煙草屋旅館が目的だから~。
峰の茶屋の峠でひと休み、朝日岳方面はガスガスで見えない。地面も湿っているので足下に気をつけながら予定のルートを辿る事にした。
と言いつつも、朝日岳の山頂には寄らなかった…1人だとすぐサボる(>人<;)
1900m峰までは5月にも歩いた。問題はその先だ。
歩いた事がないルートは緊張する。しかも曇って景色が望めないからか、同じ方面に向かう人は見当たらない。登山道はあるし、ルート逸脱の警告もないから間違ってはいないのだが、とにかく心細い。
隠居倉に到着、先行者が居た!よかった~。
あんドーナツでお腹を満たしていると、後ろからもう一組、うん、大丈夫だ。
隠居倉を出発してすぐに雨が降り出す。すぐ止むのか止まないのか…。温泉に泊まるとはいえ濡れるのは嫌だなぁと、レインジャケットを着た。雨は…すぐ止んだ(笑笑)。
隠居倉からの下りはなかなかの道で、雨で侵食された登山道に岩が所々、泥が付いた靴底が滑る。
来月のトレーニングも兼ねたい所だが、自然とペースは落ちる。1人だし、慎重に行こう。先に歩いて行った人がいるとクマに対する警戒感は少し和らぐ。
ヒェ、とか、ウワッとか呟きながら歩いていると、温泉の臭いが強くなってきた。風はほとんど無いので、ガスは大丈夫か?と再び不安になる。不安を抱えつつも歩き続けると前方に噴煙が見えた。煙草屋旅館の露天風呂用の源泉のようだ。
近い、近いぞ…少し進むとかなり整備された登山道というか遊歩道の様な構造物も現れてきた。
油断しないよう歩き続けて、建物が見えるととてもホッとした。
どうやら見えた建物はゴールではなくお社のようで、見下ろすと鳥居もある。この道が曲者で、湿って滑りそうな不均一な石段となっていた。とはいえ、もうこれでゴールは間近だ、転げ落ちないように慎重に下りると、本日のお宿、煙草屋旅館がいきなり現れた。登山道?を挟んで二棟が渡り廊下で繋がっている。沢の水で冷やされた飲み物が迎えてくれる。この水槽から流れ出る水で靴も洗えるらしく、洗面器とブラシも用意されていた。ありがたい、靴の裏がドロドロだったのだ。
靴を洗ってチェックイン、予約時は相部屋だったが、キャンセルが多かったようで個室になった。ラッキー!ひと休みしてお風呂へ向かう。玄関で使えるお風呂を確認していると、ちょうど露天風呂が女性の時間、とても広い露天風呂だ。先の方が出た後は貸し切りとなった。チャンス!お風呂の写真を撮らせていただく。
登山道から見える心配もなく、それでいて開放感がある露天に一人、あぁ…諦めなくて良かった。こんなに素敵な温泉に入れるなんて…。
お風呂から出たらテラスで涼みながらマンガを読み耽る。写真を撮る、見る以外は山レコのログしか使えない、本当の圏外だ。これは良い、自分の時間を独り占めだ~!
部屋に戻り、ロープウェイで仕入れたドリップコーヒーをいただく。お腹…空いた…。売店にはカップラーメンかおつまみ。パンをもう一つ用意しておけば良かったのだが、アトノマツリ。せっかくだし夜ごはんまで我慢だ。うとうととしていると、太鼓の音に起こされる。これだ!ごはんダァ~!!
お膳に一人分ずつ用意されたごはん、個人的には量もちょうど良い。お肉もお魚も美味しくいただきました、ごちそうさま~。
何度か温泉を楽しんで、マンガ三昧で寝た。
朝風呂の後は朝食、朝も太鼓で合図だ。卵が生卵なのかゆで卵なのか…?と思ったら温泉卵!そうだよね、温泉だものね。隣の人の卵でホッとして卵に手をつけた。生卵だったらちょっと構えちゃうけど、温泉卵に安心して平らげた。
さぁ、出ようか、名残惜しいけど出発だ。
さて、今日のルートはどうしよう?真っ直ぐ峰の茶屋跡に向かうのもなんだかね…、やっぱりぐるっと歩こうか。分岐を右に進む。既に熊笹が生い茂り、何か出てこないか心配になる。手を叩きながら自分をアピールして進む。熊笹がすごくて、ダニも怖くなってきた。やっぱり山では肌を出さないに越したことはない。
あまりの心細さに歌うその後は亡くなった猫を思い出して涙が出たり、あぁ、気持ちがぐちゃぐちゃになってる〜。
前日に続き緊張が強いられる道を歩き続けると、沢に掛かった橋が出てきた。間違ってはいない、ここを歩く人もいるのだ。沼っ原との分岐を左に進みひょうたん池の方へ向かう。ふと顔を上げると、正面に茶臼岳が聳えている。おぉ…思わず声が出た。
ひょうたん池に寄る気は無かったが、後続の方が「さかさ茶臼…」と話していた。え?そうなの?え、なら行ってみようかな、と遊歩道を歩く。遊歩道の突き当たりで下に池がある事がわかる。でも木が生い茂り水面に映る山は見えぬ、見えぬぞ!ここを下りるべきか否か?と悩んでいると、カメラを持った二人組が来た。一人がスルスルと池のほとりまで下りていく、どうやら映っているようでもう一人を呼ぶ。便乗して自分も下りていく。逆さ茶臼だ、お天気は良くないが水面に茶臼岳が映っている。
さて、この後は茶臼岳の山頂を踏むのか踏まないのか。だいぶ満足している、あえて山頂を全く踏まない山行も良いのでは?なんだかんだと理由をつけて、茶臼岳とは反対のロープウェイ駅をめざした。
ロープウェイ駅では雷注意報の案内、向かわなくて良かった。結果オーライ!という事で、大丸温泉を目指してロープウェイからひと歩き。
温泉でスッキリしたら後は帰路につく。
久しぶりにウロウロ歩いたけど、楽しかった。
那須塩原駅前のカフェで豚丼を食べお腹も満たされた、さあ、帰ろ。
那須岳、やっぱ良い山。
よく雨にあうけど、けっこう好き。今回はいつも行かない裏側から見られて良かった。また、来るね〜。
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