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Yamareco

記録ID: 6985171
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

穴毛谷

2024年06月29日(土) ~ 2024年06月30日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
12.1km
登り
1,392m
下り
1,394m

コースタイム

1日目
山行
13:20
休憩
0:30
合計
13:50
6:00
30
新穂高登山指導センター
6:30
40
左俣林道分岐
7:10
150
堰提渡渉
9:40
70
雪渓端部(1500m付近)
10:50
40
穴毛岩
11:30
150
穴毛大滝
14:00
14:30
10
ザイテンタール上部(水補給地点)
14:40
14:30
250
トラバース地点
18:40
60
支尾根
19:40
0
笠新道
19:40
杓子平
2日目
山行
3:40
休憩
0:00
合計
3:40
7:20
160
杓子平
10:00
60
笠新道登山口
11:00
新穂高登山指導センター
天候 1日目雨のち晴れ、2日目雨
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
林道から堰ていに出たあとは何度か渡渉・ゴーロ歩きを繰り返しながら穴毛谷を詰めました。
よい渡渉ポイントを探して来た道を戻ったりすることもありました。
谷を詰めていくと標高1500m付近から雪渓が出てきます。
雪渓はまだ厚そうでしたが穴毛大滝まではつながっておらず、そこからも1回?渡渉しました。
穴毛大滝を巻くザイテンタールは浮石が多く、体半分ほどの大きさの岩も平気で動きます。
通常は尾根をトラバースするところを今回はそのまま尾根まで詰め上げましたが、トラバース分岐の先は最初は登りやすいものの、すぐに激ヤブになります。
トラバースしているのはちゃんと理由があるのだということを身をもって理解しました。
久しぶりの新穂高!
予定では4:00出発にしていたが、雨のため2時間遅れて出発
小雨がぱらつくなかカッパを着て歩き出します
2024年06月29日 06:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/29 6:05
久しぶりの新穂高!
予定では4:00出発にしていたが、雨のため2時間遅れて出発
小雨がぱらつくなかカッパを着て歩き出します
左俣林道を進み、この橋を渡って穴毛谷に向かいます
2024年06月29日 06:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/29 6:36
左俣林道を進み、この橋を渡って穴毛谷に向かいます
薄い藪の踏み跡の先に穴毛谷の堰堤が見えます
2024年06月29日 06:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/29 6:55
薄い藪の踏み跡の先に穴毛谷の堰堤が見えます
2024年06月29日 06:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/29 6:57
堰提下の浅い箇所を右岸に渡りました
2024年06月29日 07:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/29 7:18
堰提下の浅い箇所を右岸に渡りました
渡渉するHさん
装備に沢靴を入れているので、沢の中に入って渡ります
2024年06月29日 07:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/29 7:23
渡渉するHさん
装備に沢靴を入れているので、沢の中に入って渡ります
渡った先にはフキノトウ
2024年06月29日 07:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/29 7:46
渡った先にはフキノトウ
進む先に雪渓が見えます
二ノ沢はすぐ雪渓が始まっていて、実はこの写真の前に雪渓に誘われて二ノ沢に入って20分ほどロスしてしまいました
2024年06月29日 08:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/29 8:11
進む先に雪渓が見えます
二ノ沢はすぐ雪渓が始まっていて、実はこの写真の前に雪渓に誘われて二ノ沢に入って20分ほどロスしてしまいました
節理がきれいですね
沢は流れが速いですが、雪解けのいまの時期ならこんなものかな
何度か渡渉しながら進みます
2024年06月29日 08:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/29 8:56
節理がきれいですね
沢は流れが速いですが、雪解けのいまの時期ならこんなものかな
何度か渡渉しながら進みます
1500m過ぎからようやく雪渓に乗ります
2024年06月29日 09:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/29 9:42
1500m過ぎからようやく雪渓に乗ります
雪渓は崩壊している箇所があったりクラックが走っていたりと緊張します
四ノ沢との出合いは雪渓が切れていて渡渉しました
2024年06月29日 10:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/29 10:05
雪渓は崩壊している箇所があったりクラックが走っていたりと緊張します
四ノ沢との出合いは雪渓が切れていて渡渉しました
穴毛岩が見えてきました
直前までガスガスだったのですが、ちょうどのタイミングでガスが晴れて無事見ることができました
2024年06月29日 10:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/29 10:49
穴毛岩が見えてきました
直前までガスガスだったのですが、ちょうどのタイミングでガスが晴れて無事見ることができました
穴毛岩を越えて少し進むと穴毛大滝が見えてきます
ここも穴毛岩を越えて再びガスに巻かれていたのですが、いいタイミングで晴れました
2024年06月29日 11:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/29 11:25
穴毛岩を越えて少し進むと穴毛大滝が見えてきます
ここも穴毛岩を越えて再びガスに巻かれていたのですが、いいタイミングで晴れました
穴毛大滝手前で来た道を振り返るとこんな感じです
2024年06月29日 11:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/29 11:26
穴毛大滝手前で来た道を振り返るとこんな感じです
大滝から先は滝の北東に伸びているザイテンタールというガレ場を登ります
浮石ばかりで大きな岩も平気で動くので慎重に登ります
2024年06月29日 12:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/29 12:09
大滝から先は滝の北東に伸びているザイテンタールというガレ場を登ります
浮石ばかりで大きな岩も平気で動くので慎重に登ります
2024年06月29日 12:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/29 12:14
藪が出てきたあたりで少し雪渓があったので水を補給しました
2024年06月29日 14:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/29 14:27
藪が出てきたあたりで少し雪渓があったので水を補給しました
多分トラバース地点かなと思った箇所
写っている藪の先まで様子を見に行きましたが、予想より斜度があり草付きで滑りやすいところが続くようでした
地形図を見て等高線の密度からそのまま尾根に詰め上げたほうが安全と思い、いいところがあればトラバースしようと思ってここをパスしました(すぐにこの判断が誤りだったことに気づきます…)
2024年06月29日 14:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/29 14:37
多分トラバース地点かなと思った箇所
写っている藪の先まで様子を見に行きましたが、予想より斜度があり草付きで滑りやすいところが続くようでした
地形図を見て等高線の密度からそのまま尾根に詰め上げたほうが安全と思い、いいところがあればトラバースしようと思ってここをパスしました(すぐにこの判断が誤りだったことに気づきます…)
先ほどのトラバース地点を過ぎると間もなく激ヤブになります
標高差150m弱を詰め上げるのに4時間以上かかりました(Hさんは初藪漕ぎの上前夜の寝不足疲労のため時間が掛かったこともありますが、慣れている人でも1h以上は掛かると思います)

藪から振り返ると笠ヶ岳と笠ヶ岳山荘が見えて現実逃避したくなりました
2024年06月29日 14:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/29 14:59
先ほどのトラバース地点を過ぎると間もなく激ヤブになります
標高差150m弱を詰め上げるのに4時間以上かかりました(Hさんは初藪漕ぎの上前夜の寝不足疲労のため時間が掛かったこともありますが、慣れている人でも1h以上は掛かると思います)

藪から振り返ると笠ヶ岳と笠ヶ岳山荘が見えて現実逃避したくなりました
藪の中でも時折お花が咲いていました
お花に癒されながら藪に向かう気力を補充します
これはキヌガサソウかな

以後は激ヤブの中で日没を迎え、翌日は朝から雨だったためルートの写真はありません(-_-;)
2024年06月29日 15:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/29 15:19
藪の中でも時折お花が咲いていました
お花に癒されながら藪に向かう気力を補充します
これはキヌガサソウかな

以後は激ヤブの中で日没を迎え、翌日は朝から雨だったためルートの写真はありません(-_-;)
ナエバキスミレかな
2024年06月29日 15:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/29 15:32
ナエバキスミレかな
山桜も咲いていました
桜も藪の一部となって前に進むのを阻んできました…
2024年06月29日 16:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/29 16:16
山桜も咲いていました
桜も藪の一部となって前に進むのを阻んできました…
翌日は雨の中笠新道を下りました
2024年06月30日 08:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/30 8:29
翌日は雨の中笠新道を下りました
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 行動食 非常食 調理用食材 飲料 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ガムテープ 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール シェラフ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ スリング テントマット
共同装備
ガスカートリッジ コンロ コッヘル テント ロープ

感想

なかなか山に行けない日々が続いていましたが、夏が近づき気温が上がるのに連動するように自身の山に行きたい熱も高まり、Hさんに付き合っていただいて穴毛谷に行ってきました。
予定では1日目に笠ヶ岳まで行くつもりでしたが、雨で出発が遅れたことと、ルートミスで激ヤブで時間を食ってしまったため、山頂は諦めて穴毛谷を抜けた後は笠新道を下って下山しました。
穴毛大滝を越えてからトラバースすることは事前のルート調査で把握しており、またトラバースポイントと思われる箇所も認識したのですが、そのまま支尾根に詰め上げたほうが安全と判断してそのまま進みました。しかし想定以上の激ヤブで、突破するのに苦労しました。
トラバースするのはなだらかなカール地形に降りるためという気持ちよさの理由だけではなく、そのまま進むと苦労するからという合理的な理由もあるのだと、身をもって認識しました。
反省点を加えますと、支尾根から笠新道に合流する50mほど手前でHさんがピッケルを落としてしまいました。合流地点から笠新道はピッケル落下地点の方向に向かっているので、探しながら下ったのですが見つけられませんでした。

ルーファンや落とし物等の反省はいくつかありますが、久しぶりに泊りで山に行けて、しかも渡渉や雪渓歩き、藪漕ぎ、雨の中の下山と、たくさんのシチュエーションを味わえて、山に行きたいという欲求は非常に満たすことができました!

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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技術レベル
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体力レベル
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