灼熱の高尾山
- GPS
- 02:18
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 423m
- 下り
- 424m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
諸事情により二ヶ月も登山を休止していた。
運動を控えなくてはならなかったが、それも解禁されたため、この暑さの中ではあるが久々に山に登ることにした。
休止明けにもってこいの山が高尾山だ。
慣れた山だし手軽に登れるからだ。
午前九時。高尾山口駅からやや離れた薬王院の駐車場に車を止め、ドアを開けてみると、ブワァと熱気が身体中に襲いかかる。
東京は猛暑日になるらしい。
だんだん猛暑日になる時期が早まっているのではないだろうか。
北関東では既に40度を越えた自治体も出ている。
しかしまだ早朝ということもあり、体感では30度程度だ。
これからさらに暑くなると思うと気が滅入るが、久々の登山に心が躍る気持ちもある。
リハビリ明けに登る高尾山のルートは、1号路と決まっている。
人気のルートながら、あまり人は見られない。
この時期は6号路に殺到するのだろうか。
1号路も日陰が多めで、そこそこ快適に登れはする。ただ序盤は急坂なため体が慣れてくるまでは息切れが頻繁に起こる。
何度も足を止めて深呼吸し、動悸が少し緩むと再開する。この繰り返し。
徐々に体が慣れてくるのを実感する頃には傾斜の緩いロープウェイ山頂に着く。これがいつもの流れである。
景色も開けてくるが、夏場特有の視界のぼやけ具合に少しがっかりしつつ山頂駅を後にする。
やはり夏場の登山はあまり好きではない。湿気やエアロゾルが憎い。蚊が煩わしい。
それでも登るのは、サイクルを崩したくないという側面もあるし、やはり山に登る行為そのものは楽しいからだ。
いや楽しくあって欲しい。そう言い聞かせないとこの暑さを乗り越えられない。
午前十時、山頂へ着く。
登山道は閑散としていたが、山頂はさすがに人はそこそこ見られる。
外国人の割合もまだ高めか。円安も加速し、インバウンドはまだ終わっていないのだろう。
景況感を噛み締めつつ数分ほどの休憩をして、さっさと山頂を後にする。
この暑さでは長時間ゆっくりすることもできない。
下山のルートは稲荷山コースを使う。
稲荷山は、令和の魔改造を経てすっかり木道のルートと化している。
この木造の階段続きだけをみると丹沢系と勘違いする人もいるかもしれない。ヤマビルはいないが。
登りのときとは違い、すれ違う人も増えてくる。昼どきがピークだからなのか、稲荷山が人気なのかはわからない。
暑さにクラクラしてきて、うっかり足を挫いてしまい項垂れる。
登るより下る方が技術が必要なのだな、と久々の登山で思い出してくる。
午前十一時半ごろ、ようやく登山口へ戻ってくる。
明日には筋肉痛に苦しむだろう。
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