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Yamareco

記録ID: 7013473
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

鳩の巣駅より西川林道・エビ小屋山南岸尾根・エビ小屋山東尾根・赤久奈山東尾根を経て川井駅へ

2024年07月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:24
距離
15.4km
登り
1,332m
下り
1,382m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:41
休憩
0:43
合計
8:24
6:51
9
7:00
7:07
5
7:12
7:13
35
7:48
7:50
174
10:44
10:58
28
11:26
11:36
1
11:41
11:42
4
11:46
11:47
5
11:52
11:59
139
14:28
13
14:41
34
15:15
6:51 鳩ノ巣駅
6:51 奥多摩鳩ノ巣駐車場
7:02 熊野神社
7:12 熊野神社分岐
7:39 杉の殿山
7:48 大根ノ山ノ神
10:58 エビ小屋山
11:28 桃ノ木山
11:29 真名井林道交点
11:41 桃ノ木平
11:46 真名井沢分岐
11:52 赤杭山
14:18 真名井北稜登山口
14:26 上日向バス停
14:41 八桑
15:15 川井駅
天候
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
コース状況/
危険箇所等
・エビ小屋山南岸尾根・エビ小屋山東尾根・赤久奈山東尾根のいずれも登山道ではありません。
・エビ小屋山南岸尾根は尾根に乗るまでは明瞭な作業道を辿り、その先は道は無視して尾根を直登。踏み跡はほぼ無し。岩場もあるが危険箇所は無し。
・赤テープ等はありましたが、南岸尾根に誘導するものではなさそうだったので、無視しました。
・エビ小屋山東尾根は踏み跡も目印もありました。
・赤久奈山東尾根は危険箇所は無し。下部は支尾根への迷い込みに要注意。
・尾根末端から林道には直接降りられないので、頑張って右に降りる道を捜す。
熊野神社に安全祈願。
2024年07月07日 07:00撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 7:00
熊野神社に安全祈願。
蛙の卵?
2024年07月07日 07:43撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 7:43
蛙の卵?
大根の山の神。ここから西川林道へ。
2024年07月07日 07:49撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 7:49
大根の山の神。ここから西川林道へ。
2024年07月07日 07:58撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 7:58
西川林道終点から水平歩道に入ってすぐの尾根を越した所に赤テープと踏み跡。ここを降りる。
2024年07月07日 08:22撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 8:22
西川林道終点から水平歩道に入ってすぐの尾根を越した所に赤テープと踏み跡。ここを降りる。
次の赤テープで左(西)側に降りる道が。写真は入り口を振り返って撮影。
2024年07月07日 08:29撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 8:29
次の赤テープで左(西)側に降りる道が。写真は入り口を振り返って撮影。
やっと入川谷に架かる橋へ着いた。対岸がエビ小屋山南尾根の末端だ。
2024年07月07日 08:33撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 8:33
やっと入川谷に架かる橋へ着いた。対岸がエビ小屋山南尾根の末端だ。
最下部はこれくらいの傾斜。
2024年07月07日 08:50撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 8:50
最下部はこれくらいの傾斜。
2024年07月07日 08:50撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 8:50
意外な程に道は明瞭。
2024年07月07日 08:51撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 8:51
意外な程に道は明瞭。
壊れた木橋のある急峻な沢を越えると、道は一転して急登に。
2024年07月07日 08:55撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 8:55
壊れた木橋のある急峻な沢を越えると、道は一転して急登に。
ヤマゴボウかな?
2024年07月07日 09:06撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 9:06
ヤマゴボウかな?
空が開けた。南方の山頂に妙なものが。立木にしては形が変だ。
2024年07月07日 09:47撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 9:47
空が開けた。南方の山頂に妙なものが。立木にしては形が変だ。
東京市の石柱。
2024年07月07日 10:22撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 10:22
東京市の石柱。
いよいよ最後の登り。
2024年07月07日 10:27撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 10:27
いよいよ最後の登り。
45度を越える傾斜をなんとかよじ登る。
2024年07月07日 10:35撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 10:35
45度を越える傾斜をなんとかよじ登る。
エビ小屋山山頂。
2024年07月07日 10:44撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 10:44
エビ小屋山山頂。
赤久奈尾根の美しい山道。これで風があれば…
2024年07月07日 11:48撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 11:48
赤久奈尾根の美しい山道。これで風があれば…
赤久奈山山頂。
2024年07月07日 11:53撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 11:53
赤久奈山山頂。
ホタルブクロ?
2024年07月07日 11:56撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 11:56
ホタルブクロ?
赤久奈山東尾根の分岐点。登山道は右、尾根は直進。
2024年07月07日 12:02撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 12:02
赤久奈山東尾根の分岐点。登山道は右、尾根は直進。
7月に紅葉が!
2024年07月07日 12:36撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 12:36
7月に紅葉が!
栂の大木。
2024年07月07日 12:44撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 12:44
栂の大木。
尾根末端は崖なので550mで右後方へ折れるらしいが、見つからない。やっと見つけたのがここ。右奥の倒木の先がそれだ。
2024年07月07日 13:05撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 13:05
尾根末端は崖なので550mで右後方へ折れるらしいが、見つからない。やっと見つけたのがここ。右奥の倒木の先がそれだ。
杉の間に細い道。
2024年07月07日 13:05撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 13:05
杉の間に細い道。
無事下山。
2024年07月07日 13:07撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 13:07
無事下山。
川井駅まで延々と歩く。途中に大丹波分校跡地。大正13年開校、昭和7年焼失するも復活、昭和61年閉校。
2024年07月07日 14:40撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 14:40
川井駅まで延々と歩く。途中に大丹波分校跡地。大正13年開校、昭和7年焼失するも復活、昭和61年閉校。
手形のレリーフ。
2024年07月07日 14:41撮影 by  SH-M24, SHARP
7/7 14:41
手形のレリーフ。

感想

好天の週末に山に行かないと自分に責められるというのは登山を始めて以来の感情だが、バリエーションルートを断念して同じ後悔に苛まされるとは思わなかった。一週間前に松浦隆康著「バリエーションハイキング」の「百尋の滝ー速滝ー布滝」(以下、「松浦本」)を読んで布滝からエビ小屋山を目指すも、布滝からの道を見つけられず敗退した。翌日から後悔した。

撤退時に手掛かりを見つけてはいた。大根ノ山ノ神〜舟井戸間の一般登山道のすぐ下(入川谷側)、西川林道の延びる先に水平歩道があり、その途中に目印付きの尾根の入口があったのだ。今回は鳩の巣駅から大根ノ山ノ神までは一般登山道を選んで、その地点から挑戦する事にした。

松浦本では布滝沢出合に入川谷右岸の山道を一旦登ってから高巻きしていたが、その道を見つけられなかったのだ。今回降りようとする尾根はその布滝沢出合に張り出しているところだ。松浦本との同定は出来ていないが、それを参考にしたらしい山と渓谷オンラインの記録(https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=273717)にはGPSログがあり、それを参考にすると、この尾根を越えて西斜面を降りたところに木橋があり、その先がエビ小屋山南岸尾根のようだ。木橋については松浦本にも言及されている。

その尾根の入口を進むと程なく次の赤テープの巻かれた幹があり、左後方に明瞭な道がある。ただ尾根を直進した方にも道があったので進んだが、そちらは急な崖が落ちるだけだった。先程の赤テープの地点まで引き返した。その間も右側(東面)に道を捜したが、見当らなかった(松浦本や山渓の記録で布滝から登ってきた道があるかもしれない)。今度は赤テープから踏み跡を追って尾根の西面を降りると、入川谷の木橋に辿り着いた。出合からここまでの道を見つけられないまま、松浦本の行程と一致したようだ。沢で充分に水を補給してから対岸に取り付いた。

対岸の南尾根は明瞭な道が尾根を登っていた。最初から結構な急勾配だ。その道は一度尾根に乗ってから東側を巻き始めたので間違えたかと思ったが、崩れた木橋のある急な沢の先でこれまた急に登っていた。その先は尾根の中腹を登る。石垣もある古く立派な道が続く。赤テープは断続的に続くがあてにならない。

蒸し暑くて足が進まない。時折杉林に流れる風に救われる。850mあたりで東に見通しの良い場所が現れ、道も再度そちらに巻いた。つられてそちらに行くが、道は終わっていた。尾根筋に戻る。この辺りから道は不明瞭になり、単に「尾根筋の中心が開けている」だけの状態になる。勾配は更に急だ。岩場が出てきて緊張したが、幸い苦労なく乗り越えられた。

急勾配に崩れる地面。蒸し暑くまとわりつく大気。更にまとわりつく小虫。少し動いては上がる息に、数歩登っては止まるのを繰り返した。撤退も考えたが、多分もう先に進んだ方が楽だろう。

なんとかエビ小屋山の山名標を見つけて座り込んだ。水と菓子パンをかき込んだ。目標の一つは片付けた。虫を追い払うのも面倒になった。

地図を広げて下りの道を検討する。まだ11時前なので、マイナールートを試す余裕はある。夏は「早く降りて安心したい」と「早く降りても暑いだけ」という二つの思いが衝突する。今回の赤久奈山東尾根は正規登山道をショートカットするので、早く降りる事になるが、下山地点の真名井沢での水浴びを期待して、進む事にした。

エビ小屋山からは北東尾根に目印付きの作業道が伸びていた。それを通って車の轍のある登山道に合流。真名井沢林道の末端だ。ただその先の957m峰の桃ノ木山山頂の南側で迷った。地形図だとここで真名井沢林道と赤久奈山への登山道が分岐する筈だが、見当たらない。結局次のコルに道標付きで分岐があった。

赤久奈山へは穏やかで下草も広がる美しい道だった。赤久奈山山頂へ一旦寄ってから戻り、正規登山道と分岐した。赤久奈東尾根だ。松浦本に警告が書かれた道なので、慎重に進んだ。広尾根で迷いやすいらしい。ザックのポケットにコンパスを差しては何度もコンパスを確認する。方角は真東だ。それでも一度支尾根に迷い込んだ。

この尾根は最後に難題がある。真名井沢林道に合流するのだが、尾根の末端は3m程の崖で、そのままでは降りられないのだ。松浦本では600mで踏み跡に合流した後「550mで踏み跡が分かれるが、尾根の突端は行き止まりになるため右後方に進み」とあるので、慎重にその分岐を捜すものの、見つけられないままその行き止まりに着いた。とても降りられない。崖の上から二度程登り返すうちに道を見つけ、それを辿って擁壁脇の階段を降りる事ができた。尾根筋まで戻って分岐点を確認するも、見つけ辛いところだった(写真参照)。

真名井沢林道に降りて早々に沢で水浴びするも、その後1時間炎天下を川井駅まで歩いて再度汗だくになった。

二度に渡って松浦本の案内を参考にしたのだが、まだ課題を残している。入川谷右岸の山道から速滝・銚子滝を巡っていない。布滝から今回の木橋までの道も確定できていない。ただ下流側のトバの倉骨と上流の853mピークを固定できれば、残りは類推できるかもしれない。今後の課題だ。


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