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記録ID: 701528
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ハイキング
東北

秋田・太平山(旭又コース父子で往復:大雨警報もまさかの好天!)

2015年08月15日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.0km
登り
899m
下り
899m

コースタイム

日帰り
山行
3:49
休憩
1:03
合計
4:52
9:16
8
9:24
9:24
17
赤倉岳分岐
9:41
9:50
59
10:49
11:03
34
11:37
11:41
21
最終水場
12:02
12:24
8
12:32
12:32
23
稜線分岐・旭又下降点
12:55
13:03
39
13:42
13:48
20
天候 曇り時々晴れ(下山中一時通り雨)
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
秋田市内より県道を仁別国民の森経由、旭又登山口駐車場へ(大駐車場・トイレあり)。途中、林道は全線舗装道ながら、大雨直後のためか落石多数、道幅狭い区間は対向車含め通行注意。
コース状況/
危険箇所等
旭又コースは初心者向け。コース中、特段の危険・不明箇所等ナシ。
その他周辺情報 仁別国民の森の一角にクアドーム「ザ・ブーン」あり、日帰り入浴可。秋田市内手前にも秋田温泉「さとみの湯」あり(日帰り入浴は別館「りらっくす」にて:大人540円)。
秋田県南地方は夜来の大雨が小休止。空には巨大な虹が!
2015年08月15日 05:14撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 5:14
秋田県南地方は夜来の大雨が小休止。空には巨大な虹が!
大雨・雷・土砂災害と警報・注意報のオンパレードに一旦は登山断念を考えるも、登山口が近づくと雨が上がり、太平山が全景を現しました…
2015年08月15日 08:05撮影 by  SBM303SH, SHARP
8/15 8:05
大雨・雷・土砂災害と警報・注意報のオンパレードに一旦は登山断念を考えるも、登山口が近づくと雨が上がり、太平山が全景を現しました…
太平山旭又登山口。広い駐車場、トイレあり。水補給も可。先行パーティ3組。(うち1台は東京から;名山ハンターでしょうか?)晴れてテンションもアップ!
2015年08月15日 08:52撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 8:52
太平山旭又登山口。広い駐車場、トイレあり。水補給も可。先行パーティ3組。(うち1台は東京から;名山ハンターでしょうか?)晴れてテンションもアップ!
宝蔵寺〜旭又コースへ。大雨の後で、道がぬかるんでます。。
2015年08月15日 09:19撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 9:19
宝蔵寺〜旭又コースへ。大雨の後で、道がぬかるんでます。。
弟子還沢の橋を渡ります。この後、御滝神社までが旧森林軌道跡を歩く区間。
2015年08月15日 09:28撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 9:28
弟子還沢の橋を渡ります。この後、御滝神社までが旧森林軌道跡を歩く区間。
御滝神社着。まずまずのペースです。
2015年08月15日 09:47撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 9:47
御滝神社着。まずまずのペースです。
深いブナ林。木洩れ日がキレイです!
2015年08月15日 10:08撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 10:08
深いブナ林。木洩れ日がキレイです!
御手洗清水着。冷たく美味しい水が湧き出してます!ここでプチ昼食取り、しばし休憩。
2015年08月15日 10:51撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 10:51
御手洗清水着。冷たく美味しい水が湧き出してます!ここでプチ昼食取り、しばし休憩。
菅江真澄の道、本当にここへ来たのでしょうか?この山の長い山岳信仰の歴史を感じさせます。
2015年08月15日 10:52撮影 by  SBM303SH, SHARP
8/15 10:52
菅江真澄の道、本当にここへ来たのでしょうか?この山の長い山岳信仰の歴史を感じさせます。
七曲のつづら折な急登。このすぐ下に最後の水場あり。
2015年08月15日 11:41撮影 by  SBM303SH, SHARP
8/15 11:41
七曲のつづら折な急登。このすぐ下に最後の水場あり。
稜線上に出ると、濃いガス。鳥居をくぐり、いよいよ奥岳は間近。
2015年08月15日 11:53撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 11:53
稜線上に出ると、濃いガス。鳥居をくぐり、いよいよ奥岳は間近。
奥岳山頂直下より。太平山の長大な頂稜の一角を仰ぐ。
2015年08月15日 11:59撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 11:59
奥岳山頂直下より。太平山の長大な頂稜の一角を仰ぐ。
山頂パノラマその1。
2015年08月15日 12:04撮影 by  SBM303SH, SHARP
8/15 12:04
山頂パノラマその1。
山頂パノラマその2。方位盤あり。
2015年08月15日 12:05撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 12:05
山頂パノラマその2。方位盤あり。
ムスコ山頂写真。
2015年08月15日 12:06撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 12:06
ムスコ山頂写真。
オヤジ証拠写真。
2015年08月15日 12:06撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 12:06
オヤジ証拠写真。
山頂証拠写真その2。
2015年08月15日 12:07撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 12:07
山頂証拠写真その2。
山頂北側のお花畑と岩稜。
2015年08月15日 12:15撮影 by  SBM303SH, SHARP
8/15 12:15
山頂北側のお花畑と岩稜。
山頂参籠所。宿泊もできます。
2015年08月15日 12:21撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 12:21
山頂参籠所。宿泊もできます。
下山開始。山頂神社でのお賽銭奉納の御利益か、展望が一瞬開けます。
2015年08月15日 12:23撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 12:23
下山開始。山頂神社でのお賽銭奉納の御利益か、展望が一瞬開けます。
広々の眺望。
2015年08月15日 12:24撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 12:24
広々の眺望。
長大な稜線が垣間見えてます。
2015年08月15日 12:26撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 12:26
長大な稜線が垣間見えてます。
山頂小屋、結構デカイです。
2015年08月15日 12:28撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 12:28
山頂小屋、結構デカイです。
御滝神社まで戻ってきました。晴れたり雨に降られたり、天気が目まぐるしく変わります。ムスコ殿は疲労コンパイ…
2015年08月15日 13:44撮影 by  SBM303SH, SHARP
8/15 13:44
御滝神社まで戻ってきました。晴れたり雨に降られたり、天気が目まぐるしく変わります。ムスコ殿は疲労コンパイ…
〈おまけ〉仁別森林博物館。家内が下界で空き時間に管理人のオジサマに案内してもらった由。
2015年08月15日 14:30撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 14:30
〈おまけ〉仁別森林博物館。家内が下界で空き時間に管理人のオジサマに案内してもらった由。
秋田杉の歴史など、館内の充実した展示を見学。
2015年08月15日 14:41撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 14:41
秋田杉の歴史など、館内の充実した展示を見学。
これが昭和40年頃まで活躍した仁別森林鉄道。今日は登山口から暫くの間、森林軌道跡を歩きました。
2015年08月15日 14:44撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/15 14:44
これが昭和40年頃まで活躍した仁別森林鉄道。今日は登山口から暫くの間、森林軌道跡を歩きました。

感想

 お盆休みツアーの最後は、家内の実家(秋田県南地域)に近く、昨夏にも麓で1泊しながら、連日の悪天で登頂断念した秋田・太平山へ。標高1,200m弱の山ながら、深いブナ林や岩場に彩られた複数の登頂コースを擁し、秋田県民の奥座敷的な人気の山域となっているようです。
 今年も前週までの予報はまずまずながら、秋田入りすると直前に天気予報が「雨のち曇り」に暗転。加えて、前夜の予報では「大雨・雷・土砂災害」など考え得るほぼ全てのネガティブな注意報が相次いで発令され、親族からも「こりゃ、明日の登山は無理だわな」とダメ出しされる始末。ところが、当日明け方、雨は小康状態、東の空を眺めるとキレイで大きな虹もかかり、急遽家内・長男を車に乗せ登山口へ出発。途中のコンビニで食料を仕入れるあたりでは、再び雨脚が強まり、付近には大雨警報も発令されて、さすがの小生も山登りは諦め、秋田市内観光に切り替えようか、と観光ガイドをパラパラと物色。すると再び雨は上がり、太平山方面の展望がやおら開けた上、青空も覗く好天に。
 勇躍、仁別の舗装された林道を快走し、広々した旭又駐車場に乗り込むと、薄日も射す上天気。森林博物館でのんびり観光モードの家内の見送りを受け、佐渡に続いて長男と本ツアー2度目の親子登山。当初計画では、クサリ場などあって変化に富んだ宝蔵岳コースに周回する予定なるも、この日は大雨の後で滑りやすい状況のため、初心者レベルの旭又コースを往復することに。弟子還沢をしっかり整備された石橋で渡り、御滝神社までは森林軌道跡も通る平坦で歩きやすい道。神社で登・下山の無事を祈願の上、やおら急登となる「アヤメ坂」を通過、快調に飛ばす長男にしばしば置いていかれつつも、樹林帯で直射日光を凌ぎつつ、人気の少ない登山路を順調に登っていきます。
 途中、すれ違った下草刈りの方に労いの言葉をかけ、古いお地蔵さんが立ち清冽な冷水の湧き出る「御手洗清水」でノドを潤し、軽食で元気も回復、いよいよ七曲の最後の急登にかかります。コースタイムをそれなりに短縮して稜線上の分岐に飛び出すと、残念ながらそこはガス帯の真っ只中。本来なら四周の気持ち良い展望が開けそうな明るい道を奥岳山頂へと急ぎます。何とか昼過ぎに立派な遙拝所の立つ山頂到着。ちょうど終戦記念日ということで、20秒弱ですが戦没者への黙祷を捧げ、軽食その2を取りつつ証拠写真を撮り合い、山頂神社にお参りします。すると霊験あらたか、四周のガスが一時的に晴れ、奥岳から連なる重畳たる稜線が眼前に!
 親子で大いに満足し、遠く下界の雷鳴を聞きながら、通り雨に降られる前にと早々に下山開始。すると、ちょうど樹林帯に入るあたりで大粒の雨が降り出しますが、木々が格好の雨傘の役目を果たしてくれて、さして濡れないうちに御手洗清水へ帰着。ここで雨は止み、再び青空と夏の太陽が顔を出す中、快調に急な斜面を下っていきます。ムスコ殿は登りの猛ダッシュがこたえたのか、御滝神社に着く頃はかなりのお疲れモードでしたが、それでも緑陰の森林鉄道跡を気持ち良く歩いて、目標の午後2時過ぎには登山口にゴール。靴とスパッツを洗い、家内のお迎え車に便乗して、無料ながら展示充実の「仁別森林博物館」で森林鉄道の知られざる歴史などをしっかり学び、秋田温泉でクサイ汗を流して、家内の実家へと戻ったのでありました。

 ということで、今回も悪天予報と不安定な気象で際どい山行ではありましたが、そこそこの好天の下、雨にも濡れず、熱中症の心配もなく秋田の名山をサクッと踏破することができたのは幸いでした。やはり歴史ある麓の神社や山頂のお社で丁寧に参拝・安全祈願を行ったことの御利益でしょうか。ともかくも、これで東北の残る300名山は岩手・三陸の五葉山(日の出岩)のみとなり、北海道の未踏3座と合わせ、そろそろカウントダウンが始まった感じです。北海道や東北の名山はどれも四季折々の素晴らしい表情を見せてくれる山ばかりで、ここまで来たら、効率優先の「ピークハント」ツアーでなく、できるだけベストシーズンと好天予報の機会を捉えて、充実した山行を計画したいものだと思います。その際は、ヤマレコの先人各位の記録も大いに参考とさせて頂くつもりです!

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