大平山
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- GPS
- 06:54
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 1,070m
- 下り
- 1,070m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 7:08
天候 | 快晴、ほぼ無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から山頂までほぼ整備されていない。想像以上の藪漕ぎあり。 AUスマホの電波は登山口から1109mピークあたりまでは圏外。 |
その他周辺情報 | 宮内温泉が近い。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
※藪漕ぎが想像以上にあるので、道中かなり落とし物があるらしい。ザックのサイドポケットにはペットボトルや熊スプレーなどは入れずに、全てザック内に収納しておくほうが良さそう。藪漕ぎと大量の虫対策に長袖や手袋、顔面を覆う物も装着推奨。
消費カロリー:1709kcal、水分摂取量:4.2L、行動食は摂取せず。
現地スタート地点の気温は15℃前後。目的地まで札幌から車で片道3時間ほど。片道約170km。下山時の気温は25℃前後。
スタート地点の大平山(おおびらやま)登山口はグーグルナビでセットできなかったので、島牧村にある登山口近くの「泊川河鹿の湯」マーカーにセットした。
札幌から高速道路を使って余市ICまで行き、5号線を南下して岩内町方面へ。そこからずっと海岸線の229号線を進み、寿都町→島牧村へ。島牧村から道道836号島牧美利河線に入って突き当たりまで向かう。途中で砂利道に変わるが道幅は広く、立派な橋やトンネルが続いている。過去に今金町まで貫く道路が途中で開発中止になったらしく、その面影が残っていた。
長いトンネルを抜けた突き当たりが広い駐車場になっており、その先に大平山登山口があった。事前情報で人を選ぶ山なのは承知していたが、日曜日なのに先行者はいなかった。
のっけから急登が始まり、ほぼ山頂までそれが続く。しかも整備されていないのか草木が登山道に覆いかぶさっていて歩きづらい。整備されていない分、体感では石狩岳のシュナイダーコースよりもキツい急登に感じた。開始早々精神力が削られる。
尾根沿いに出て視界が開けてくるあたりからが本番で、容赦なく笹薮が迫ってくる。歩きやすい道は皆無で、笹薮はどんどん濃くなり、急登もさらにさらにきつくなってくる。ルートも不明瞭な箇所が多く、GPSで適宜確認する必要があった。奥に行けば行くほど笹薮の背丈も高くなり、硬いハイマツも混在してくるので体中がアザと擦り傷だらけになった。
保護地域なだけあって高山植物の花畑は壮観だったが、正直なところ花目当てであれば山頂まで行く必要はないように思う。山頂直下の笹薮が最も激しく、平泳ぎで水中を泳いでいる気分になった。
スタート直後からの急登と悪路。ワイルドすぎる笹薮とハイマツの急襲。終始まとわりついてくるハチやらアブやらハエやらダニやら。総合的に見ても人を選ぶ上級者向けのコースで、精神と気力が試されるマゾの秘境と言っても過言ではないだろう。
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