カムイエクウチカウシ山 〜8年越しの迷走〜

- GPS
- 23:22
- 距離
- 52.2km
- 登り
- 4,171m
- 下り
- 4,386m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 7:15
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:58
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 5:04
スマホのGPSがアテにならず、何度もルートロスしました。
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
7の沢出合いは「水没した橋から河原に下りる」と思い込んでいましたが、工事によって道路が補修され、大型の土嚢袋で護岸されていました。私は「水没した橋」を探していきなり迷走してしまいました。 |
| その他周辺情報 | 3日目(16日)、午後から仕事があるため直帰しました。 |
写真
三股のテン場は4〜5張りくらい設営可能かな?少し上にも1張り設営できる所がありました。と言うか、三股手前は草原なので、その気になれば均してテントを張るスペースを確保できそうな気がします。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
|---|
感想
8年前に計画を立てたものの、台風禍の影響でその計画が白紙になって以来、とうとう夢にまで見たこの山、カムイエクウチカウシ山に登るチャンスがやってきました!
いやぁ、迷いました!
そもそも、スタートして間もなく覆道でも何でもない、ただの林道を歩いていると「警告!予定ルートを外れたようです!警告を解除するにはヤマレコのアプリを確認し、ルートを間違えていたら戻って下さい!」とアナウンスされたところから始まりました。
「えっ?間違いも何も、1本道を歩いているだけなんだけど??」
ログを見ると、とんでもないところを歩いていることになっています。
「どうしたんだろう?でもヤマレコさんがこの調子ではGPSに信頼を置けないよなぁ。スマホがあればいいかな?ってGPSを車に置いてきちゃったしなぁ・・・」
実は、「車に忘れてきた」モノは他にも何点かありました。
まずサングラス。シートに引っ掛けたまま忘れました。
次にヘルメット。「最後にリュックの後ろにつけよう」と思いそのままバッグの中に。普段から装着に慣れないモノなので、スッカリ失念していました。
そうそう!テントのペグも車の中に置き忘れました。なぜ別々に保管していたのかが謎ですが、木の枝などを代用してテントを設営しました。
自転車は、この日のために購入したものの、「時間的には短縮できそうだけど、体力的にはあまり変わらないんじゃないか?」と、使わないことにします。
さて、林道を約6卻發い董7の沢出合い」に出るハズだったのですが、目印にしていた「水没した橋」が見当たりません。
ただし、新しく整備された道路があって、大きな土嚢袋がいくつも置かれ、そこにおびただしい数の自転車があったので、「ココが7の沢出合いなんだな」と気づけばよかったのですが、私の頭からは「水没した橋」が離れず、ドンドン先に歩いてしまいます。
途中でヤマレコさんが何度も「警告」を発してくれましたが、GPSが滅茶苦茶に飛んでいたので全く信用できませんでした。
しかし、その林道が覆道部分で土砂に押し潰されている辺りに来て、やっと「変だな?」「違うんじゃないか?」と気づきます。
スマホのGPSは大きく左に逸れていることを示しています。
「やっぱり!あの自転車がたくさん止まっていたところが7の沢出合いだったんじゃないか?」
1時間近いロスです。
いきなり出鼻を挫かれましたが、なんとかスタートラインに立ちます。
GPSが使い物にならないので、地図を読みながら歩き始めました。
渡渉を何度も繰り返しました。
実は私、沢靴デビューでした。
これまでの渡渉はほぼ飛び越えてクリアしてきましたが、2週間前のコイカクで手痛い思い(ミラーレス一眼の水没、修理不能で買い替え)をしたばかりだったので、「やっぱり沢は沢靴じゃなければ」と購入しておいたのでした。
この日の水量は比較的多かったのか、股下くらいまで浸かるところもありました。
8の沢出合いのテント村を過ぎ、私は三股にテントを張りました。
「2日目にカムエクピークを踏んでから、ピラミッド峰にも足を延ばす」予定だったのです。そのためには、朝の仕事がある初日(日曜日)にドコまでテントを担ぎ上げることが出来るか?が重要だったのです。
さすがに、8の沢カールまで担ぎ上げるのは時間的にも体力的にも無理だろうと判断しました。
この判断はきっと正解だったと思います。
2日目、三股を発ってから急登が始まりました。
ピンクテープは豊富でしたが、いきなり「そこが分岐点である」ことが分からず、踏み跡のままに直登してしまってルートロスしてしまいます。
30分ほど迷走して、やっと本来の登山道に復帰しましたが、急登だけに気持ちが折れそうになりました。
途中で追いついてきた方と、ひょんなことから話が弾み、一緒にピークを目指すことになりました。
同じオリンパスの一眼レフ、OM-5をぶら提げていたことから、私がコイカクでカメラを水没させてしまい、無駄なお金を使うハメになったことも話しました。
花談義しながら8の沢カール、主稜線の分岐、そしてカムエクピークとご一緒させていただき、山頂でお別れしました。
彼は今日中に下山し、私はピラミッド峰を目指し、三股でもう1泊する予定だったからです。
ところが、カムエクピーク手前で軽い眩暈を覚えた(どうやら軽い熱中症気味だったようです)私は、主稜線まで戻る手前でプラティパスに入れてきた水2.5リットルを飲み干してしまったことに気付きます。
「水はあと500mlのペットボトル1本分しか残っていない!」
主稜線分岐で少し休みながら、「今の自分の体調、水の残りを考えたら、今回は撤退した方が良さそうだ。」と結論しました。
案の定、ペットボトルに残っていた水は、8の沢カールに着く手前で飲み干してしまいます。
「沢にさえ着けば、冷たい沢水を汲むことが出来る」
なんとかかんとか三股まで戻ります。
「やっぱり今回は撤退して正解だったんじゃないかな」
残念ですが、またの機会に楽しみをとっておくことにしましょう。
翌朝、テントを畳んで帰途に就きます。
仕事は午後からなので、余裕でした。
ところが帰り道、(釧路市)音別を過ぎた辺りで急に腹痛に見舞われます。
脂汗が滲み始めた頃、「M7.8パネル展 この先1辧廚良玄韻見えました。
パネル展は閉鎖されてしまったようだけど、トイレは解放していたハズ!
アクセルを踏む足に力が入ります!
・・・こんなところで余計なお金を使うハメになるとは。
しかも、帰宅して荷ほどきしてから気付きました。
「レインジャケットをドコかに落としてきた!」









いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する