大室山(旧上九一色村)周遊 √5= 2.2360679… 富士山麓オウム無く 富士山麓の大室で泣く
- GPS
- 02:44
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 377m
- 下り
- 377m
コースタイム
- 山行
- 2:37
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 2:45
天候 | 晴れ 気温23℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 道の駅「富士吉田」 松屋富士吉田店 道の駅「なるさわ」 道の駅「つる」 よりみちの湯 |
写真
感想
関東地方の梅雨が明けた。とうとうやってきた猛暑の季節が。こういう時に考えるのは、緯度を上げるか標高を上げるかである。緯度を上げるということは北に行くこと、標高を上げるということは高いところに行くこと。金曜日に職場を出るのが遅く、八ヶ岳や尾瀬、奥日光などに選択肢はなくなり富士山麓にやってくることにした。
今回の大室山も、登り始めが1100m台で、山頂が1400m台。そこそこ涼しいはずだとタカを括りやってきたわけだ。
登山口に辿り着くのに少々苦労したが6時台に歩行スタート。18℃であった。まずは富士風穴を目指そう。
この辺りは貞観時代に起きた富士山噴火により溶岩流流れたところだ。川が堰き止められて富士五湖ができたり、青木ヶ原樹海などができた。富士山の溶岩流はハワイ型のようなサラサラしているわけでもないので、ゴツゴツした溶岩たち、水蒸気噴火を起こしたり枕状溶岩のようなものができたりと少々複雑な噴火であったようだ。その中で、地上の窪地などが残ってしまい風穴となったものが多いのだそうだ。富士山北麓のものだけでも100ヶ所以上あるそうだ。
今回の富士風穴も、丸い大きな窪地の下の方に穴が空いていて、まるで、別の世界への穴のようでした。なお、この風穴は火山火口ではありません。そして、そこからの風は涼しく風穴内は気温が0℃近いのだそうで、当然産業用に使用されていたのだそうです。
富士風穴を見終わってから、分岐を右に取り大室山に取り付き始めます。斜面に対して斜めに登るように登山道がついているため、直登にはなりません。2回ほど切り返しをしてから、山頂に向けて一気に登ります、しかしこの道も九十九折のため、きついように見えますがそんなんでもありませんでした。緩やかになったところが山頂です。
山頂の奥に三角点峰、そこまでは順調でした。その後、来た道を戻るか本栖風穴方面に向かうか判断に迫られます。来た道を戻れば歩道はきちんとついているので絶対に迷うことはないでしょう。しかし、本栖風穴方面にはただただ道を表すドットがたくさんついているのみです。道としては不明瞭なのだが歩くことはできるということでしょう。どちらにするか迷いましたが結局、本栖風穴を目指して歩くことにしました。
確かに踏み跡はあるが、道にはなっておらず、土は柔らかくズルズル滑ります。靴の中には土が入り時たま脱いで取り出し・・・を繰り返しながら下っていきます。時々GPSを確認しますがどんどん左に逸れていっているような錯覚を感じますが、それは目標とする風穴と斜面の方向に対してのものだからでしょう。進路を常に右に取り進んでいきますとようやく道路に辿り着きました。そこから本栖風穴は目と鼻の先です。辿り着いても誰もいませんでした。
本栖風穴は富士山北麓の風穴の中でも最大を誇り、穴は400mほど続いているそうです。他の風穴よりも崩れやすいので、入洞許可はほとんど出ないそうです。
あとは整備された道を自家用車を駐車したところを目指して歩くのみです。駐車場に戻った時には、5台ほどに増え、マイクロバスが2台きていました。マイクロバスからは幼稚園か保育園かの子どもたち。そして保護者なのかボランティアなのかはわからないが、結構な大人たち。風穴巡りなのでしょうか?とにかく人でいっぱいでした。
なお、今回歩いたところは今は富士河口湖町ですが、市町村合併前は上九一色村でした。そして、この近くの富士ヶ嶺地区にはかつて、オウム真理教の施設がありまして。その跡が公園となって残されていたりします。わたしも過去に訪れたことがあります(レコにしたこともあります)。
高校の数学でしょうか。√5= 2.2360679・・・の覚え方で「富士山麓オウム鳴く」と覚えさせられたことを思い出しました。オウム真理教事件の時には、「この覚え方は、未来への預言書なんじゃないか?」とも思いました。妙な一致に恐怖を覚えたものです。
今は「富士山麓オウム無く」になったので良いとしましょう。そしてこの日の私は「富士山麓大室山で泣く」でした。下りが辛かったものですから・・・。
その後、温泉に入りたい、ゆでとうきびを食べたいといろいろ走ります。この辺りの野菜直売店は焼きとうきびが多いし、道の駅「つる」では昨年ゆでとうきびがあったなと思って行っても今年はなかったり・・・。
結局、ゆでとうきびはこの週は食べられませんでした。
次の日も、富士山麓で過ごそうと思っており、またとある道の駅で車中泊「日ハム対ロッテ」を見ながら夜が更けていきました。(日ハム10ー2ロッテ)でした。
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