ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 704893
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

大キレット縦走 テント泊 2泊3日 上高地から

2015年08月09日(日) ~ 2015年08月11日(火)
 - 拍手
Miki38 その他1人
GPS
56:00
距離
40.3km
登り
2,400m
下り
2,393m
天候 初日…快晴 2日目…快晴から午後ガス 3日目…雲多めの晴れ 
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡P駐車〜上高地 往復バス
コース状況/
危険箇所等
飛騨泣き手前の北穂とりつき急登部分で落石しまくり(人工)
北穂〜涸沢間でも巨大落石有(人工)
滑落より落石が怖いです!ヘルメット必須
その他周辺情報 徳澤のソフトクリーム&お肉と野菜ごろごろのカレー♪
北穂の小屋のホットコーヒーはあっさり目で飲みやすいです☆
バッジコレクターへ…大キレットのバッジは南岳小屋にしかない予感。
ババ平に新しいトイレが建設中!?(たぶん)
ババ平に新しいトイレが建設中!?(たぶん)
殺生ヒュッテの夜。。。
殺生ヒュッテの夜。。。
ウサギギクに癒されながら登る
ウサギギクに癒されながら登る
穂先のハシゴちゃん
穂先のハシゴちゃん
今日、これから歩く道をかくにん
今日、これから歩く道をかくにん
槍のテンバとオオバミ岳
槍のテンバとオオバミ岳
ちょっとしたハシゴ(好物)
ちょっとしたハシゴ(好物)
中岳までののんびりトレッキングパス
中岳までののんびりトレッキングパス
中岳うぇ〜い
あれが南岳か!
南岳から一気に下って振り返る
反対側から拝むのと違って結構えげつないお姿なのね…
南岳から一気に下って振り返る
反対側から拝むのと違って結構えげつないお姿なのね…
両側切れ落ち系
三点確保、注意して進む
両側切れ落ち系
三点確保、注意して進む
ナイフリッジのてっぺんにクサリがあってもねぇ…
と思ったら、向こうがわに足を置くスペース発見
(剱の「カニのヨコバイ」みたいな感じ)
ナイフリッジのてっぺんにクサリがあってもねぇ…
と思ったら、向こうがわに足を置くスペース発見
(剱の「カニのヨコバイ」みたいな感じ)
危険個所を抜け、振り返って
私「ところで、Hピークまだ?」
通りがかりのおじさん「ここだよ、ここ!」
失礼しました。
危険個所を抜け、振り返って
私「ところで、Hピークまだ?」
通りがかりのおじさん「ここだよ、ここ!」
失礼しました。
A沢のコルから先、今回のラスボス北穂を見上げる
結局ここが一番危なかったかも。
「ラク―!」の声の直後、ガラガラガラ…と数回、こぶし大から赤ちゃんの頭ぐらいの石が奈落の底まで落ちて行った。
明らかに下りの登山者が起こした人工落石なので、ちょっと嫌だなと思い、目に見える範囲の下り登山者が全部下りてくるのを待ってから取りついた。20分ロス。
A沢のコルから先、今回のラスボス北穂を見上げる
結局ここが一番危なかったかも。
「ラク―!」の声の直後、ガラガラガラ…と数回、こぶし大から赤ちゃんの頭ぐらいの石が奈落の底まで落ちて行った。
明らかに下りの登山者が起こした人工落石なので、ちょっと嫌だなと思い、目に見える範囲の下り登山者が全部下りてくるのを待ってから取りついた。20分ロス。
ちょっとガスってきて残念。
ここも両側スッパリ切れ落ちていて高度感はあり。
私のように足の短い人には少し難儀だが、ホールドもクラックもあるのでルートをよく見て三点確保すれば問題なし。
飛騨泣きの始まり部分らしい?
ちょっとガスってきて残念。
ここも両側スッパリ切れ落ちていて高度感はあり。
私のように足の短い人には少し難儀だが、ホールドもクラックもあるのでルートをよく見て三点確保すれば問題なし。
飛騨泣きの始まり部分らしい?
ステップの間からマタメガネしたら面白い世界が見えた。
写真を撮りたかったけれど、カメラを落としたらイヤだからやめといた。
でもクサリとステップが無ければ私は間違いなく通過できない箇所(涙)つけてくれた人に感謝!
ステップの間からマタメガネしたら面白い世界が見えた。
写真を撮りたかったけれど、カメラを落としたらイヤだからやめといた。
でもクサリとステップが無ければ私は間違いなく通過できない箇所(涙)つけてくれた人に感謝!
ここも切れ落ちてる部分だけど、ペンキマークをしっかり見ていけば問題なし
1
ここも切れ落ちてる部分だけど、ペンキマークをしっかり見ていけば問題なし
まさかの「雷鳥さんの砂浴び待ち」5分w
1
まさかの「雷鳥さんの砂浴び待ち」5分w
ラスボス、200mの激登り(涙)
ヨボヨボの足でがんばって登る
ラスボス、200mの激登り(涙)
ヨボヨボの足でがんばって登る
ホッと一息〜♪
天候も悪くなってきたし時間的にもアウト。
涸沢まではあきらめ、北穂泊にする。
ホッと一息〜♪
天候も悪くなってきたし時間的にもアウト。
涸沢まではあきらめ、北穂泊にする。
翌朝、昨日歩いてきた稜線が赤く染まるのを眺める
翌朝、昨日歩いてきた稜線が赤く染まるのを眺める
どっしりそびえるオクホ。
手前は北穂のテンバ。ありえん!(((;゜Д゜)))
2
どっしりそびえるオクホ。
手前は北穂のテンバ。ありえん!(((;゜Д゜)))
北穂から涸沢へ下る
北穂から涸沢へ下る
一番の難所とされるが、路面が濡れていなければなんということはない。上手い人は鎖を使わずに上り下りできる。(が私はヘタレなので使わせていただきました。汗)
一番の難所とされるが、路面が濡れていなければなんということはない。上手い人は鎖を使わずに上り下りできる。(が私はヘタレなので使わせていただきました。汗)
上の鎖場を降りると広がる草原。
このあたりで巨大落石ニアミス。
ライオンの頭くらいのが、目の前数mのところでガゴッとバウンドし、5mは吹っ飛び、2度目のバウンドで砕け散り、細かくなった石がさらにスピードを増して下に落ちて行った。。。
恐怖で3分くらい腰抜かしてた。
上の鎖場を降りると広がる草原。
このあたりで巨大落石ニアミス。
ライオンの頭くらいのが、目の前数mのところでガゴッとバウンドし、5mは吹っ飛び、2度目のバウンドで砕け散り、細かくなった石がさらにスピードを増して下に落ちて行った。。。
恐怖で3分くらい腰抜かしてた。
百花繚乱で普通ならルンルン気分で歩く道も、今日は早く涸沢まで下りてしまいたい。まだ脳裏に残る恐怖に膝を震わせながらもがんばって下る。
百花繚乱で普通ならルンルン気分で歩く道も、今日は早く涸沢まで下りてしまいたい。まだ脳裏に残る恐怖に膝を震わせながらもがんばって下る。
徳澤までガツガツ下って、お楽しみのカレー。
徳澤までガツガツ下って、お楽しみのカレー。
からの、ソフト♪
からの、ソフト♪
自分へのお土産、今回購入したバッヂコレクション。
槍は前ピストンで登った時買ったのをなくしちゃったから2個目。
縦走するとバッヂ貧乏になることが判明(爆)
1
自分へのお土産、今回購入したバッヂコレクション。
槍は前ピストンで登った時買ったのをなくしちゃったから2個目。
縦走するとバッヂ貧乏になることが判明(爆)

装備

備考 ヘルメットは必須
殺生、北穂ともに高山病っぽい症状(手のむくみ、動悸)

感想

ずっと歩いてみたかった大キレット、登山5年目にして実現。その前には奥穂ピストン、槍ピストン、奥穂〜前穂縦走(いずれも上高地から)、剱岳(別山尾根から)などをやり、満を持しての挑戦でした。天候になんとか恵まれ(北穂につくやいなや雨がぽつぽつと降り出すタイミング)、乾いた路面で合羽も着ずに行けたのはラッキーでした。当初は荷物に振られるのが不安で小屋泊を考えて居ましたが、普段テント泊を好むことと、お盆の混雑期で1人1枚の布団が得られない可能性が高く、それならとテント装備で臨みました。できれば稜線のテン場に泊まりたかったですが、体力が無く1日目は殺生ヒュッテ止まり。しかしこの日は槍ヶ岳山荘のテンバ場は早くに埋まっていたようだったので、結果的に殺生でテン泊して正解でした。翌日は午後から雨模様の予報のため、雨を避けて大キレットを通過したく、早発ちして槍をサクッと登り、縦走路へ。写真コメント欄に書きましたが滑落するかもという恐怖よりもむしろ落石のほうが怖かったです。北穂小屋に着いたときには視界はあったものの眺望は得られないガスガスの状態で、心身ともに疲れていたので、北穂のあのすごいテン場にチャレンジする元気もなく、小屋素泊まりを申し込み。布団2枚で3人と言われたけれども、結局埋まることはなく、運よく1人1枚の布団を確保できました。北穂からの下山は、涸沢止まりのピストン組や縦走組が多く登ってきており、やはり人が多く入れば落石は起きるもので、鎖場直下で大きな落石があり、かなり近くだったので恐怖で脚がすくみました。幸いなことに大きなけが人などは無かったようですが、すぐに長野県警の山岳警備隊の方が涸沢からチェックに上がってきていました。ありがたいことです。このコースは言うまでもなくヘルメットは必要と思います。次はやり残した北穂〜涸沢間を歩きたいです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:4255人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら