北岳バットレス(4尾根・ピラミッド他)


コースタイム
ピラミッドフェース取り付き 6:00 - 12:00 ピラミッドフェース終了点-
13:00 D ガリー奥壁取り付き - 15:00 終了点
天候 | 21日(土) 晴れ 22日(日) 曇り時々晴れ 23日(月) 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
ファイル |
非公開
7054.xls
計画書
(更新時刻:2013/09/18 13:54) |
写真
感想
ピラミッドフェース-D ガリー奥壁(simog & yhiro)
昨年の下部フランケ-上部フランケ継続に続いて、今年は
ピラミッドフェースから D ガリー奥壁をつなげてみました。
今年の北岳バットレス四尾根は激しい混雑。取り付きから最終
の城塞ハングまでほぼ数珠つなぎ。
そんなルートを横目に見ながら快適なクライミング楽しみました。
ピラミッドフェースは緩い傾斜の逆層フェースとクラックが入り混
じるルート。
全体的を通して IV+ 程度、最終ピッチ手前の核心はランナウトする
V 級。
逆層フェースではあるがただ細かいホールドを丁寧に拾うことがで
き、自分にとっては楽しめたルート。
ピラミッドフェース終了点から左下へ懸垂しながら D ガリーへの
トラバースを探る。10m ほど降りたところでピンを見つけピッチを
きり、トラバースし D ガリーを奥壁取り付きまで直上。
D ガリー奥壁 1 ピッチ目はハングしたクラック。ホールドは豊富
というけれど疲れた体にはつらい。
2 ピッチ目は快適なハンドクラックから最後の数 m はスラブ。
このスラブは手がかりが見つからないのでハーケンで A0。
ここから右の草付きを登って枯れ木テラスへ。
枯れ木テラスからは大きくトラバースし最後はルンゼをつめて終了。
終了点からはハイマツを 1 ピッチ分ほど漕ぐ。
人がいなければ城塞ハングを越えるのが快適。
ただし四尾根も合流するので人がいる場合はとっととトラバースした
方が無難でしょう。
北岳バットレス定着山行。
いろんな会のいろんな人が集まってアルパイン&宴会。
各パーティが予定していたルートはこんな感じ。
(中止や変更にしたものもあり)
・四尾根
・ピラミッドフェース
・下部フランケ~上部フランケ
・Dガリー~上部フランケ
・十字クラック
こやP&とくさんも同ルートに入っていたし
登山学校の人とテン場で会って一緒に飲んだり、
ルート上でジムで見かける人と会ったりして、ホントに「集中」だなぁ~と楽しかった。
【1日目】
白根御池まで。
偵察にも行かず昼から飲んだくれる。
真面目に偵察に行ってきたこやP、とくさんと合流して宴会継続。
【2日目】
2:30起床3:30出発。C沢を詰めて下部岸壁へ。
体調不良者がおり、途中で休憩を取る。
下部岸壁に到着すると、5尾根支稜への取り付きが大渋滞。
そのためピラミッドフェースを1ピッチあがり、トラバースしてDガリーへ。
Dガリー右の凹角部を登ってから崩壊ハング下をトラバースして4尾根下部リッジへ。
下部リッジまでの踏み跡の途中で、抜け道のように上がれるところがあるが、後続はそっちから登っていき、抜かれたっぽい。ような気がする。
もしくはヒドンスラブから登ったか?
四尾根テラスは大混雑。
1時間20分待って登攀開始。わたしは偶数ピッチをリード。
各支点が大混雑しているので、なるべくロープをまっすぐ伸ばすように登り、
ピッチを繋げてしまおうとしたが、支点を通過しようとしたところで「順番は守れ」と抜かさせてもらえず。
怒られたので素直に待つ。。。
別に1人ずつしか登れないルートじゃないし、
ガイドパーティはそういうことガンガンやってるし…、自分も普通に抜いてもらうけどなぁ。。
核心の垂壁の手前でまた大混雑。前に7パーティ、後ろに5パーティほど滞留。
この時点でもう12時近く。
これはヘッデン下山になるなということで撤退を決定。
こんなに混雑していたら全然まったくさっぱり楽しくないし、異論は出なかった。
ちょうど城塞ハングを登っているこやP&とくさんパーティが見えたので
大声で会話を交わすけど、その後撤退を決めたことは伝えられず。
なんと終了点で我々を4時間も待っていてくれたらしい…。。。ごめんなさい~。。
(その後ピラミッドのshimogさんyhiroさんが登ってきたので一緒に下山してきたそう)
四尾根テラスまで下降して、ヒドンスラブからCガリーに下りてトラバース、Bガリーを下降して下山。
撤退もけっこう大変。時間もかかるし。Bガリーの下山で膝が痛くなってしまった。。
下降中もまだ登ってくるパーティが複数いた。
自分たちの直後に登っていたパーティは18時半過ぎの下山だったので、
20時以降の下山パーティもいたんだろうと思う。
抜けられなかったのは残念だったけど
撤退という貴重な体験ができて、逆によかったなと感じました。
こやP&とくさんは翌日下山、
shimogさん&yhiroさんもこの日のクライミングに満足しちゃったらしくて、
翌日の十字クラックは登らず下山することに。
4人で遅くまで飲んでいた模様。
【3日目】
Dガリー~上部フランケを登る予定だったが、メンバーを入れ替えて四尾根リベンジ。
体調不良者が出て、CLが付き添ってテン場まで下りることになったが
その後復調し追いかけてきて、下部岸壁で合流。
この日はほぼ誰もおらず、空いていた。
5尾根支稜→トラバースからCガリーを詰めてヒドンスラブを登り、四尾根テラスへ。
ここで同行パーティとはぐれる。
四尾根テラスまでのルートが伝わっておらず、下部リッジから登ってきた。
ちょっと時間をロス。
この日は奇数ピッチをリード。
しょっぱなのクラック、自分にはかなりキツかった。
離陸して1段あがれば普通は1ピン目に届くらしいが、自分は届かず。(身長160cmあればギリギリ届くらしい)
ランナー取れないままもう1段あがるのがめちゃくちゃ怖い。
クラックに足を突っ込んでちゃんと止まるのか、不安でなかなか一手が出ず。だんだんと足が疲れてきていっぱいいっぱい。
下からカムを渡してもらってランナーを取り、登った。怖かった。。
前にも後ろにも人がいないので、気を使わず登れて楽しい。
やっぱり人がうじゃうじゃいるのは楽しくないと感じてしまった。贅沢かなぁ。。
城砦ハングは今回もまた泣けた。。
なんか前回より登れなくて悔しかった。フォローなのにA0三昧。
前日の疲れが残ってるからだろうと言われたけど…、そもそもやっぱりクライミングレベルが低い。
全然向上してない。。ジムも行けてないしな~。
なんだか自分にがっかりしてしまった1日でした。
登攀能力を上げるためにフリーを練習した方がいいのかなぁと思うけど、
それよりはアルパインの経験積んだ方がいいってみんなに言われるし、、
でも、そもそもアルパイン行っていい登攀レベルに達してないんじゃないかなと自分で思うんだけど
行きたい気持ちはあるからチャンスがあったらホイホイ乗っちゃうわけで、
うーん、、、、悩みどころです。。
早く、お誘いに応えられるレベルになりたいです。ならねば。。
体力的にもツラかった。みんな歩くの早すぎるー。
広河原~白根御池まで1時間半で登る人達と同じペースでは歩けない!!(もちろんペースは落としてもらってるけど)
登りがとにかくキツくて息切れしまくり。
ちと体調よくなかったのもあるけど、
自分こんなに歩けないっけ?最近悪天候で山行中止ばかりだったから??と自己嫌悪どっぷりだった。
下山は下山で、
膝痛が出ちゃったのもあり、バスの時間があって急いでいたのもあり、
終了点~広河原までロープ持ってもらっちゃいました。。ありがとうございます。
なんだかんだでいつも甘やかされていて、申し訳ないです。
今回、体力面や登攀に関しては自分的には残念な内容だったけど
大渋滞や撤退方法、いろいろ経験になりました。
ルートや状況の説明がちゃんと書けるようになってきたな(笑
おつかれさまです!
「順番守れ」と言われた相手に
経緯が抜けてますよ。
ともあれ、大混雑の中、事故なく下山できて
良かったですね。今度一緒に行ってくださいませ
四尾根テラスまでは2ヶ月で3回行ったので、さすがに(^_^;)
次は自分でたどり着けるかな~。。
ホントにすごい大渋滞で、
面食らいました(@_@)
数珠繋ぎ状態だと、魅力半減ですね~。。
こちらこそ、ぜひご一緒に!!
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