大峯山 吉末川支流 ゴロウ谷〜コマツ原ノ谷 大滝発見
- GPS
- 06:07
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 639m
- 下り
- 641m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 6:08
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般道は問題なし。 |
その他周辺情報 | 湯来温泉 |
写真
装備
個人装備 |
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
コンパス
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
ロープ
ヘルメット
カラビナ
スリング
エイト環
渓流シューズ
|
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感想
大峯山は広島市最高の千m峰で人気の山だが、谷となると地図上では沢登りの対象となる深い谷がなかなか見当たらない。「リュックかついで 広島の山歩き」(1980年刊)の大峯山のガイドには、南東のゴロウ谷をつめるバリエーションコースが紹介されている。また、掲載された地図のコマツ原ノ谷には、下部の一般登山道から分かれて左俣にそって細い点で登山道らしきものが記されている。この本の元になった広島山稜会誌「峠」昭和36年の「大峯山付近の地図」と題する記録では、ゴロウ谷の上流に1カ所滝記号があるが、コマツ原ノ谷にはない。1/2.5万地形図で見ると、ゴロウ谷は中流部で谷幅が狭くなり、上部は傾斜が急になって廻り縁の岩場に突き上げていて面白いかもしれない。一方、コマツ原ノ谷の左俣は中流部で谷幅が狭く、また右俣は上中流部は傾斜が緩いが、二俣付近で等高線が急激に混んでおり、大滝の存在が予想された。遡行後の結論から言えば、両谷とも植林帯の倒木が多く荒れており、遡行価値は低いと言わざるを得ないが、ゴロウ谷では6〜8mの滝が三つと、苔むした大岩のゴロゴロした岩海のある源頭部が見どころである。なお、今回詰めた大峯山南東麓は、奇岩や巨岩の露出する特異な地形と良好な天然広葉樹林が広範囲にわたり、県内でも他に類を見ない植物群落を示すとして、広島県の自然環境保全地域に指定されている*。コマツ原ノ谷は、左俣は予想がはずれて(あるいは予想通り?)何もない谷であったが、右俣には二俣上部の懸崖に予想どおり、10mと20mの美しい大滝を連続してかけていた。アブにもやられ、成果の少なかった山行の最後の最後で、この滝の発見(もちろん自分にとっての)はうれしかった。大峯山では、ツヅラガ谷の滝のコースの滝**がよく知られているが、コマツ原ノ谷の滝は、一般登山道からも近く比較的容易にアプローチできるので、もっと知られてもよいと思われた。
*https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/hiroshima-shizenkankyouhozen/kenshizen1-12.html
**https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6057855.html
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