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Yamareco

記録ID: 7062878
全員に公開
沢登り
中国山地西部

大峯山 吉末川支流 ゴロウ谷〜コマツ原ノ谷 大滝発見

2024年07月26日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:07
距離
5.1km
登り
639m
下り
641m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:53
休憩
0:15
合計
6:08
距離 5.1km 登り 639m 下り 641m
9:01
7
大峯山下川上登山口
9:08
9
中国自然歩道入口
9:17
9:27
5
ゴロウ谷出合い
9:32
158
ゴロウ谷堰堤
12:10
45
右岸枝尾根稜線
12:55
13:00
15
13:15
50
縦走路鞍部
14:05
15
コマツ原ノ谷二俣
14:20
49
コマツ原ノ谷右俣二段滝
15:09
大峯山下川上登山口
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
廿日市の玖島から県道294号線を下川上へ、途中は1車線の道もあり。大峯山登山口駐車場は10台程度。下川上への道をもどり、中国自然歩道の案内板のところから林道をのぼり、ゴロウ谷出合いに至る。
コース状況/
危険箇所等
一般道は問題なし。
その他周辺情報 湯来温泉
中国自然歩道入口から大峯山山頂の冠嶽を望む。
2024年07月26日 09:08撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 9:08
中国自然歩道入口から大峯山山頂の冠嶽を望む。
林道を歩いてゴロウ谷出合いに至る。植林帯の中の細い流れでさえない。
2024年07月26日 09:17撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 9:17
林道を歩いてゴロウ谷出合いに至る。植林帯の中の細い流れでさえない。
堰堤は右岸に巻き道がある。
2024年07月26日 09:32撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 9:32
堰堤は右岸に巻き道がある。
右岸が25mの懸崖となっている大岩が重なった4m滝は、直登できる。
2024年07月26日 10:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 10:01
右岸が25mの懸崖となっている大岩が重なった4m滝は、直登できる。
大岩の2mトイ状。谷はまだ広く平坦である。
2024年07月26日 10:05撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 10:05
大岩の2mトイ状。谷はまだ広く平坦である。
杉植林の倒木が多い荒れた谷だが、間に現れた20mのナメに癒される思いだ。
2024年07月26日 10:11撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 10:11
杉植林の倒木が多い荒れた谷だが、間に現れた20mのナメに癒される思いだ。
谷が狭まり勾配も出てきた。2条2mの上に、やっと滝らしい滝が見えた。
2024年07月26日 10:27撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 10:27
谷が狭まり勾配も出てきた。2条2mの上に、やっと滝らしい滝が見えた。
その3段6m滝は、水流を直登できた。
2024年07月26日 10:30撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 10:30
その3段6m滝は、水流を直登できた。
3m段滝。
2024年07月26日 10:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 10:39
3m段滝。
8m斜滝。
2024年07月26日 10:43撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 10:43
8m斜滝。
8mナメ滝。この谷の岩は、粘板岩状の黒い色や、チャートのようなものが多い。
2024年07月26日 10:56撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 10:56
8mナメ滝。この谷の岩は、粘板岩状の黒い色や、チャートのようなものが多い。
源頭近く、水が枯れると、急傾斜のガレになって非常に歩きづらい。
2024年07月26日 11:21撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/26 11:21
源頭近く、水が枯れると、急傾斜のガレになって非常に歩きづらい。
その上は、苔むした巨岩帯となった。
2024年07月26日 11:41撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 11:41
その上は、苔むした巨岩帯となった。
谷をつめると廻り縁の岩場に出てしまうので、右岸の枝尾根に逃げることにした。源頭の4mの大岩。
2024年07月26日 11:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 11:55
谷をつめると廻り縁の岩場に出てしまうので、右岸の枝尾根に逃げることにした。源頭の4mの大岩。
登山道の1000m付近から派生する枝尾根を登る。岩の多い急斜面で藪はないが、なかなかきつく長かった。
2024年07月26日 12:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 12:10
登山道の1000m付近から派生する枝尾根を登る。岩の多い急斜面で藪はないが、なかなかきつく長かった。
登山道に合流し、貸し切りの山頂で昼食をとる。ときおり日が差すも、黒い雲が覆って、大気は不安定だ。
2024年07月26日 12:49撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 12:49
登山道に合流し、貸し切りの山頂で昼食をとる。ときおり日が差すも、黒い雲が覆って、大気は不安定だ。
西大峯方面に縦走路をたどる。途中の峰太郎ブナ。
2024年07月26日 13:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 13:06
西大峯方面に縦走路をたどる。途中の峰太郎ブナ。
縦走路の鞍部から南に、コマツ原ノ谷にくだる。最初は笹藪が酷いが、杉の植林帯まで降りると笹が無く歩きやすくなった。
2024年07月26日 13:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 13:15
縦走路の鞍部から南に、コマツ原ノ谷にくだる。最初は笹藪が酷いが、杉の植林帯まで降りると笹が無く歩きやすくなった。
落石と倒木で荒れた5mの斜滝。
2024年07月26日 13:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 13:39
落石と倒木で荒れた5mの斜滝。
左岸の8m大岩が目立ったが、基本的に何もない谷が続き、ほとんど左岸の仕事道らしいものを歩く。
2024年07月26日 13:57撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/26 13:57
左岸の8m大岩が目立ったが、基本的に何もない谷が続き、ほとんど左岸の仕事道らしいものを歩く。
倒木越しに荒れた谷と右岸岩稜を見る。
2024年07月26日 14:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 14:01
倒木越しに荒れた谷と右岸岩稜を見る。
二俣近くの大岩に挟まれた3m滝。結局、ここまで、左俣には滝らしい滝は無かった。そこで、地図で等高線が詰まっており、滝がありそうと目をつけていた右俣に入ると...
2024年07月26日 14:05撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 14:05
二俣近くの大岩に挟まれた3m滝。結局、ここまで、左俣には滝らしい滝は無かった。そこで、地図で等高線が詰まっており、滝がありそうと目をつけていた右俣に入ると...
出ました。黒い岩を流れ落ちる、なかなか見栄えのする15m斜滝。下段は直登したが、上段はヌメリが酷かったので、左の樹林帯に逃げて登った。
2024年07月26日 14:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 14:10
出ました。黒い岩を流れ落ちる、なかなか見栄えのする15m斜滝。下段は直登したが、上段はヌメリが酷かったので、左の樹林帯に逃げて登った。
滝の上は3mの石組滝。
2024年07月26日 14:18撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 14:18
滝の上は3mの石組滝。
その上には、美しい2段20m滝が、懸崖を割って落ちていた。高巻きは悪そうだ。これより上は平坦そうなので、右岸を巻いて戻った。
2024年07月26日 14:20撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 14:20
その上には、美しい2段20m滝が、懸崖を割って落ちていた。高巻きは悪そうだ。これより上は平坦そうなので、右岸を巻いて戻った。
二俣下流は少し渓相がよくなった。大きな滝はないが、渓流瀑が見られようになった。
2024年07月26日 14:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/26 14:36
二俣下流は少し渓相がよくなった。大きな滝はないが、渓流瀑が見られようになった。
岩畳の小滝を見てから、左岸に近づいた登山道に上がった。
2024年07月26日 14:45撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/26 14:45
岩畳の小滝を見てから、左岸に近づいた登山道に上がった。

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ

感想

大峯山は広島市最高の千m峰で人気の山だが、谷となると地図上では沢登りの対象となる深い谷がなかなか見当たらない。「リュックかついで 広島の山歩き」(1980年刊)の大峯山のガイドには、南東のゴロウ谷をつめるバリエーションコースが紹介されている。また、掲載された地図のコマツ原ノ谷には、下部の一般登山道から分かれて左俣にそって細い点で登山道らしきものが記されている。この本の元になった広島山稜会誌「峠」昭和36年の「大峯山付近の地図」と題する記録では、ゴロウ谷の上流に1カ所滝記号があるが、コマツ原ノ谷にはない。1/2.5万地形図で見ると、ゴロウ谷は中流部で谷幅が狭くなり、上部は傾斜が急になって廻り縁の岩場に突き上げていて面白いかもしれない。一方、コマツ原ノ谷の左俣は中流部で谷幅が狭く、また右俣は上中流部は傾斜が緩いが、二俣付近で等高線が急激に混んでおり、大滝の存在が予想された。遡行後の結論から言えば、両谷とも植林帯の倒木が多く荒れており、遡行価値は低いと言わざるを得ないが、ゴロウ谷では6〜8mの滝が三つと、苔むした大岩のゴロゴロした岩海のある源頭部が見どころである。なお、今回詰めた大峯山南東麓は、奇岩や巨岩の露出する特異な地形と良好な天然広葉樹林が広範囲にわたり、県内でも他に類を見ない植物群落を示すとして、広島県の自然環境保全地域に指定されている*。コマツ原ノ谷は、左俣は予想がはずれて(あるいは予想通り?)何もない谷であったが、右俣には二俣上部の懸崖に予想どおり、10mと20mの美しい大滝を連続してかけていた。アブにもやられ、成果の少なかった山行の最後の最後で、この滝の発見(もちろん自分にとっての)はうれしかった。大峯山では、ツヅラガ谷の滝のコースの滝**がよく知られているが、コマツ原ノ谷の滝は、一般登山道からも近く比較的容易にアプローチできるので、もっと知られてもよいと思われた。
*https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/hiroshima-shizenkankyouhozen/kenshizen1-12.html
**https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6057855.html

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