勝原駅〜荒島岳〜下唯野駅
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- GPS
- 07:13
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,401m
- 下り
- 1,446m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 7:13
ザック初期重量7.3kg、飲料消費1.9L (0.5L余り)
天候 | 晴れ一時曇り 18時前でも34℃@標高200m…暑い! |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
大阪駅-敦賀駅 07:00-08:23 サンダーバード3号 4700円 敦賀駅-越前花堂駅 08:37-09:23 ハピラインふくい 1140円 越前花堂駅-勝原駅 09:26-10:40 JR九頭竜線 860円 帰り) 下唯野駅-九頭竜湖駅 18:07-18:29 JR九頭竜線 240円 九頭竜湖駅‐福井駅 18:36-20:14 JR九頭竜線 1160円 福井駅-敦賀駅 20:28-21:19 ハピラインふくい 1140円 敦賀駅-大阪駅 22:05-23:29 サンダーバード50号 4700円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。シャクナゲ平から先のもちが壁などは手を使って登る感じの急登の岩場で、鎖やロープもありますが登りならなくてもいいかな、くらい。岩場よりも土が流失した箇所の方がステップに乏しくて厳しかったですね。勝原コースの序盤も一部そんな感じ。前日の大雨のせいかところどころ泥濘あり。ズボンの上を這い廻る感触があるの怖っ! シャクナゲ平より上は飛ぶ虫が多く、ずっとスズメバチにつきまとわれました。 勝原駅とスキー場跡の駐車場に登山ポストあり。下山側は中出 (なかんで) コースの駐車場に。 |
その他周辺情報 | 九頭竜温泉「平成の湯」(最寄り駅は九頭竜駅ではなく越前下山駅)と、アクセスが悪いですが鳩ヶ湯温泉。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
7月中に一度くらいは遠出をしたいと思い、そんなに遠くもありませんが未踏の百名山、福井県の荒島岳に登ってきました。あいまいながら確か、去年までのダイヤだと青春18きっぷで往復日帰り、少なくとも第1便で勝原駅着は可能だったと記憶しているのですが、今年3/16後のダイヤで確認したら大阪駅周辺で前泊しないと無理でした。そしてどの道帰りは無理なので、この際往復ともサンダーバードを奢ることにしました。北陸新幹線延伸で路線短縮、全席指定化されてからは乗ってませんしね。
で、サンダーバードはガラ空き、ハピラインふくいはどのクロスシートにも1,2人坐って補助座席も出ているくらい、九頭竜線は全席埋まって10人くらい立っていると、路線がローカルになるにつれて混雑するという不思議。一乗谷駅と越前大野駅でそれなりのお客が降り坐れましたが、勝原駅で降りたのは私一人で、大半は終点の九頭竜駅まで乗るようでした。そうそう越前大野駅ではスタフ授受を目の前で見られて興奮しました。JR西日本ではここだけだそうです。まあ私はタブレットとの違いがよく解らないのですが…(その程度の鉄分)
ちょっと道を間違えるなどのトラブルを越えて勝原登山口の駐車場に到着。25台くらい停まっていました。登り始めるなり降りてくる人とちょいちょいすれ違い、やはりこの暑さでは早いうちに下山してしまおうという賢明な人が多いようです。今日の予想最高気温は確か36℃で、できることなら私もそうしたかったのですが。断トツで最後尾スタートだなあと思っていましたが、シャクナゲ平まででソロと4人グループを追い越しました。私ほどではなくとも遅出の人もいるようです。
すれ違いは車の台数分25組以上はいたはずですが、たまたま登頂したときは誰もいませんでした。頂上だけはかろうじて涼しかったのでしばしの休息と軽食。そうこうしているうちに元気のいい大学生くらいの3人グループが登ってきました。入山から3時間くらいと話していたので、どこからかは知りませんが一番短い勝原コースでも速いですね。ちょっと心配になるくらい軽装でしたが、若さに任せて何とかしたのでしょう。下山する時にシャクナゲ平でさっきは無かった持主のいないザックを見たのでここにデポしてきたのかもしれません。その後登りで追い抜いたソロの方もやって来ました。
あいにく頂上はガスがちで白山方面にも雲がかかり展望はイマイチ、途中の登山道からの方が良く見えたくらいでしたが、小さいながらお花畑もあり、何より涼しいのがいいですね。またあの炎暑の下界に降りると考えると億劫でいつまでも滞在したい気分でしたが、他にやりたいこともあるので重い腰を上げて下山開始。中出 (なかんで) コースで下山しました。途中2人x2組を追い越し。こちらにも駐車場はありますが、残っている車は少なかったです。駐車場にはかけ流しの湧き水があって冷たくて気持ちよかったですね。飲用は可とも不可とも書いてなかったので飲みませんでしたが。
18時で閉まる道の駅に立ち寄って休憩してお土産を買い、18時過ぎの九頭竜線下り列車に乗りました。せっかくなので九頭竜線を乗り通そうという計画です。名松線に続いて盲腸線制覇。午前と打って変わってお客は3人だけ、1人は高校生の通学のようでした。大変ですね。7分の滞在の後、折り返しに乗車したのは先ほども一緒だった鉄分高めらしい人と私の2人だけ。越前大野駅で割と乗ってきましたが、後は偶にいくつかの駅で1人2人乗ってくるだけ。行きと違って一乗谷駅では乗り降りは無かったような。とは言え終点に着くころには空いている席を探さなければならない程度の乗車率になっていたので、普段からこのくらい使われているようなら大健闘ではないかと。18きっぷ期間限定かもしれませんが、乗り鉄なら九頭竜駅から乗る人がもっと多いんじゃないかな。
ハピラインふくい、サンダーバードと乗り継いで終電で帰宅しました。乗り継ぎの敦賀駅ではかなり待ち時間があるのですが休憩スペースが充実していて過ごしやすいです。更衣室もあります。サンダーバードでは鯖寿司を食べていたので体感ではすぐ着きました。そうそう「○○駅には□時△分の到着予定です」と言わなくなって代わりに「JRおでかけネットまたはWESTERでご確認ください」とアナウンスしていたのは驚きました。時代ですね。
山行の内容的にはとにかく暑かった! 同じ関西在住の方の公共交通登山系ブログで、去年今頃の荒島岳で暑さのあまり途中撤退した、という記録を見て「まあそうは言っても私ならいけるでしょ」と思い上がっていたのですが、本当に引き返そうかと思いました。登り始めが特にきつい。累積標高800mも行かないうちにふくらはぎが攣りかけて、結局下山までに腿とふくらはぎの左右4か所とも攣りかけたという。左右はほぼ同時に発症するので電解質不足が主因というのを実感します。ただ最初は逆の中出in・勝原outで計画していたところ、この順に変更したのは正解でした。中出コースは夏に歩くと駅から登山口が遠すぎる。山に入ってからも舗装林道が長いし。勝原は急坂、中出は細道ながら緩やかなのでその点でもいい感じ。
そんなグロッギー状態だったのでペースもさぞ遅かろうと思ったら、普段通りの0.6〜0.7でした。足が攣りかけるほどなのに意識してペースを制禦できないのはそれはそれで問題ですね。攣りかけてよろけた拍子に足を岩にぶつけて痣もできていますし、もっと要注意な箇所で発症したら命取りです。今後の課題としたいと思います。昨年はこの時期に荒島岳を登って松任に宿泊、翌日白山に登れないかと考えていたもののちょうど自然災害で九頭竜線が不通になったので諦めて白山だけにしたのですが、前日に荒島岳に登っていたら白山は無理でした。計画には暑さも十分考慮に入れたいと思います。
登った感じ、序盤から中盤延々続く急登、終盤はなだらかな稜線歩き、登山道は礫がゴロゴロ、と伯耆大山みたいだなと思いましたが、帰って調べたら両者とも、浸蝕の進んだカルデラ、コールドロンというものに属するそうです。意外と直感は当てになります。
まあとりあえず次は高いところから歩き始める山に行きたいなあ。乗鞍とか木曽駒とかでしょうか。近場で涼みに行くならバスで伊吹山9合目もいいかな。復旧応援の意味も込めて。ああ、でも若狭歴史博物館の杉田玄白展も見に行かないと…
〇今日のヤマスタチェックポイント
●荒島岳(日本百名山)
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