富士山(御庭上〜宝永火口):開花している蝦夷鈴蘭(別名 アオスズラン: 青鈴蘭)に会いたくて‼️

2024年07月28日(日) [日帰り]

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:57
• 休憩: 0:51
• 合計: 6:48

6:48 スタート地点
7:39 7:40 須山登り一合五勺
9:26 9:45 御殿庭下
9:56 9:58 御殿庭入口
10:45 10:57 御殿庭上
11:42 11:43 山体観測装置
11:52 11:53 宝永第二火口縁
12:14 12:17 宝永第一火口縁
12:32 12:46 宝永第一火口
12:56 12:56 宝永第一火口縁
13:13 六合目雲海荘
13:17 13:18 富士宮口新六合目
13:35 富士宮口五合目
13:37 ゴール地点

天候

下部は晴れ、上部はガスで視界不良であったが、一時晴れ間が広がった。林間は無風、森林限界から上部は微風～弱い風かあり暑さは防げた

アクセス

利用交通機関：

自家用車

水ヶ塚公園駐車場:1000円
富士宮新五合目～水ヶ塚公園:バス1320円

コース状況／危険箇所等

水ヶ塚公園ー御殿庭下ー御殿庭入口ー御庭庭上ー宝永第一火口ー六合目雲海荘ー富士宮口五合目

危険ヶ所はない、宝永火口周辺の火山礫急斜面ザレ場はズレて登り難く疲れる

その他周辺情報

天母の湯:1時間350円／1人(モンベルカード割引き4人までOK)

駿河湾沼津SA:海鮮丼各種、美味しい(渋滞前に早めに夕食)

写真

7/28 6:42

水ヶ塚公園駐車場をスタート

7/28 7:15

前回(7/7)はスタート直後から種々の初対面の花々が見られたが、今回は花は少なく、緩い須山登山道を順調に進む。キツネノボタン

7/28 7:54

スタートして約1時間、やや傾斜が出てきた苔むした美しく、涼しい癒しロードを進む。行動食休憩

7/28 8:08

暫くは花探しは諦めていたが、前回もっと下方に少し見られたアリドオシラン(蟻通蘭：ラン科アリドウオシラン属)が2株ほど見つかり、一気にテンションアップ、アドレナリンが出てきて元気になった

7/28 8:29

7/28 8:30

陽が差し込むエリアもあり、オトギリソウ一輪のみ

7/28 8:32

キンレイカ

7/28 8:42

標高を上げ苔むしたエリアが多くなるとアリドウシランがまた見つかるようになり、写真撮影に夢中になった。アップでのピント合わせに必死‼️

7/28 8:42

本当に小さな可愛い逸品ですね🩷

7/28 8:48

あちこちに花が散在して咲いているエリア

7/28 8:49

素晴らしいアリドウシランが咲いているエリアで、まさに旬の時期のようです

7/28 8:53

アリドウシランが見られないようになり、今度コレが一株

7/28 8:54

コイチヨウランのようです

7/28 9:06

そして奇妙なシャクジョウソウ(錫杖草：ツツジ科シャクジョウソウ属)

7/28 9:14

あっ、こんなところに、ヒメミヤマウズラ(姫深山鶉:ラン科シュスラン属)に間違いないようだ

7/28 9:16

まだ花は開き切っていない、ミヤマウズラに比べ更に小型、本当に小さい

7/28 9:22

ジンヨウイチヤクソウの葉は沢山見られるが、花が残っていたのはこれだけで、実になっているのはいっぱいあった。
御殿庭下から御殿庭入口に移動して、御殿庭上に向かう

7/28 10:27

そして標高が上がってきて低木帯になると、やはり咲いていました、エゾスズラン(蝦夷鈴蘭: 別名 青鈴蘭)、やった～‼️

7/28 10:27

花をアップで

7/28 10:28

下から撮影、念願が叶いました‼️

7/28 10:28

さらにアップで

7/28 10:31

数株づつ木の近接エリアに咲いている

7/28 10:38

撮影が続きます

7/28 10:39

素晴らしい

7/28 10:41

スンバラシイ‼️ 時期はドンピシャでした

7/28 10:49

エゾスズラン興奮の撮影タイムか終了し、クールダウンの休憩

7/28 10:50

ムラサキモメンズルが前回より多く咲いている

7/28 10:52

さあ、今回はもう少し上まで行きましょう。宝永第三火口縁をトラバースで進んで行く。ここから上部はガスの中

7/28 10:57

イワツメクサ(岩爪草)

7/28 11:04

オンタデの間を進む

7/28 11:05

オンタデ群落も見どころあるねぇ

7/28 11:05

オンタデとホタルブクロ

7/28 11:11

赤いオンタデ(雌株の実)

7/28 11:36

ズリ落ち易い火山礫の急斜面はきつい、脈拍数が上がっている。心臓発作を起こさないように焦らずゆっくり

7/28 11:43

ガスが濃くなったり薄くなったり

7/28 12:13

六合目雲海荘と宝永第一火口との分岐点にトウチャコ、記念撮影、花探しルートはハイカーは殆どいなかったが、この辺は大勢のハイカーで賑わっている、別世界‼️

7/28 12:16

今回の目標は宝永山登頂であったが体力的に厳しい、兎に角第一火口までは行こう。下って行く

7/28 12:18

ミヤマオトコヨモギとホタルブクロなど沢山咲いている

7/28 12:19

宝永山への火山礫の迫力ある急斜面、今回は諦めよう

7/28 12:27

晴れ間が広がってきて、迫力の火口壁を激写‼️

7/28 12:30

第一火口は休憩場となっておりベンチもある。子供達の団体グループも大はしゃぎで休憩、Kさんは晴れて来たので宝永山登頂したいと主張するが、CLの小生は冷静に判断して今回はここまでとした

7/28 12:43

晴れ間も直ぐになくなりガスが湧いてくる。ネットで確認してみると山岳天気予報では午後はrisk tstormの予報が出ている。火山礫ルートを宝永山頂に向かうハイカーの列を撮影して宝永山荘に向かう

7/28 13:02

六合目の雲海荘へのトラバースルートの左側に、ナな、なんとエゾスズランが一株見つけました。まだ蕾が多い株、標高2400mあたりで限界の標高で咲いている貴重なものです‼️

7/28 13:11

雲海荘の入口手前にベニバナイチヤクソウが3株殆ど咲いていた。
雲海荘では立錐の余地がないほど多くのハイカーが休憩していた

7/28 13:19

五合目からガイドツアーの団体さんが登ってくる。多いのは50人位

7/28 13:29

トイレの脇にもありました。黒い溶岩に映えるオンタデの雌株に赤い実

7/28 13:37

五合目登山口にトウチャコ、大満足の一日でした。水ヶ塚公園までタクシーで5000円位、4人ならバスより少し安い。タクシーかなかなか来ずに14時発のバスを利用した

撮影機器：

iPhone 12 Apple

感想

teledaisuki

・ヤマレコ記録を参考に7/7に花探しに来た時に、初めてエゾスズランに会うことができたがまだ蕾の段階で、是非開花しているのを見てみたいと憧れていた。
今回は小生を含め前回参加の3人が再度参加、お花探しに夢中になっている超変態花好きメンバーが、果たして咲いているエゾスズランにお目にかかれるかと期待と不安を抱きながらスタートした。

・エゾスズラン(ラン科カキラン属)は標高1500m～2500mの亜高山帯に分布するとされており、今回多数の開花しているエゾスズランを堪能することができ大満足であった。株の下の方から開花し上部が蕾の状態の株もあり、もう少しの期間花が楽しめそうである。

・御殿庭上(2170m)近くにかなりの数の株数のエゾスズランの開花が認められたが、それ以上の標高では見られないと思っていたが、標高2500mほどの六合目雲海荘へのトラバース道脇で発見できたのは驚きであった。

・前回初対面であったアリドオシランは前回より標高の高い苔むした林間エリアで数多く可愛い花と特徴的な葉をしっかり観察でき、まさに旬の時期と言えよう。

・ミヤマウズラの時期はまだ先のようてあるが、それより少し早い時期に開花するようである小型のヒメミヤマウズラに初対面出来たのも嬉しい出会いであった。

・お花探しは奥深く、益々その魅力にのめり込みそうです。
わが山の会の超変態花好きメンバーは今後も、ゴソゴソ花探し山行に出かけることでしょう。