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Yamareco

記録ID: 7074515
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

至仏山&景鶴山(見晴テント泊)

2022年05月04日(水) ~ 2022年05月05日(木)
情報量の目安: S
都道府県 福島県 群馬県 新潟県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
32.5km
登り
1,714m
下り
1,714m

コースタイム

1日目
山行
4:40
休憩
0:50
合計
5:30
7:15
105
9:00
9:15
65
10:20
10:55
75
12:10
35
12:45
2日目
山行
7:30
休憩
1:35
合計
9:05
4:40
27
5:07
11
5:18
120
7:18
42
8:00
8:10
37
8:47
50
9:37
0
9:37
0
9:37
18
9:55
11:05
80
12:25
12:40
65
13:45
鳩待峠
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
戸倉駐車場までマイカー。戸倉駐車場と鳩待峠の間は往復ともに乗合タクシーを利用。戸倉駐車場の乗合タクシーの始発は7時50分。5時30分に並んだ時点で長蛇の列で、しかも現場の仕切りが悪く、列と関係ない順番でチケット販売が開始され、現場は大混乱。結局乗車開始時間が早められ、6時20分に乗ることができました。
コース状況/
危険箇所等
*鳩待峠〜至仏山〜山の鼻は危険箇所なし。
*山の鼻〜見晴の尾瀬ヶ原は踏み抜きに注意。木道の脇は踏み抜きやすいので、木道を使わないと進めない場所以外は木道と距離を取って進みました。今回は結果的に踏み抜きなし。
*見晴〜景鶴山は十分に雪が残っており、景鶴山の山頂直下以外は藪漕ぎなし。2か所ある景鶴山山頂直下の大岩のうち、1つ目はギリギリ木の根を掴んで登ることができました。これ以上融雪が進むと段差が大きくなって難しくなるかも。2つ目の岩は北側を巻くルートで歩くことができました。
いちおう鳩待峠まで行きましたが、当然満車なので引き返して戸倉駐車場に車を停めます。
いちおう鳩待峠まで行きましたが、当然満車なので引き返して戸倉駐車場に車を停めます。
乗合タクシーで鳩待峠へ。アイゼンを付けて7時15分に入山。
乗合タクシーで鳩待峠へ。アイゼンを付けて7時15分に入山。
ゴールデンウィークなので人が多いですが、歩いているうちにバラバラになり、気にならない程度に。
ゴールデンウィークなので人が多いですが、歩いているうちにバラバラになり、気にならない程度に。
至仏山が見えてきました。
至仏山が見えてきました。
小至仏山はトラバース。
小至仏山はトラバース。
9時に至仏山に到着。7年ぶり2度目の登頂です。
9時に至仏山に到着。7年ぶり2度目の登頂です。
眼下に尾瀬ヶ原。正面に燧ヶ岳、左に明日登る景鶴山。左奥に会津駒ヶ岳や会津朝日岳も見えます。
眼下に尾瀬ヶ原。正面に燧ヶ岳、左に明日登る景鶴山。左奥に会津駒ヶ岳や会津朝日岳も見えます。
距離が近い武尊山の存在感もなかなか。
距離が近い武尊山の存在感もなかなか。
北には越後駒ヶ岳、中ノ岳、平ヶ岳など。
北には越後駒ヶ岳、中ノ岳、平ヶ岳など。
西には谷川岳や巻機山。
西には谷川岳や巻機山。
そして南には日光白根山や皇海山。
そして南には日光白根山や皇海山。
9時15分に山の鼻に向けて下山開始。普段はここは登り専用ですが、ゴールデンウィークだけ下りで利用することができます。
9時15分に山の鼻に向けて下山開始。普段はここは登り専用ですが、ゴールデンウィークだけ下りで利用することができます。
1時間ほどで尾瀬ヶ原に降り立ちました。
1時間ほどで尾瀬ヶ原に降り立ちました。
今回は行程に余裕があるので、山の鼻の至仏荘で山菜うどんを注文。尾瀬は小屋が多いので安心感があります。
今回は行程に余裕があるので、山の鼻の至仏荘で山菜うどんを注文。尾瀬は小屋が多いので安心感があります。
食事を終え、燧ヶ岳の麓にある見晴に向けて尾瀬ヶ原を進みます。
食事を終え、燧ヶ岳の麓にある見晴に向けて尾瀬ヶ原を進みます。
牛首を過ぎたあたりで至仏山を振り返ります。ゴールデンウィークなのに、牛首以降は歩く人もまばら。混雑するゴールデンウィークの山行は避けてきましたが、こんなに静かならまたゴールデンウィークに来てもいいなぁ。
牛首を過ぎたあたりで至仏山を振り返ります。ゴールデンウィークなのに、牛首以降は歩く人もまばら。混雑するゴールデンウィークの山行は避けてきましたが、こんなに静かならまたゴールデンウィークに来てもいいなぁ。
燧ヶ岳は絵になります。
燧ヶ岳は絵になります。
少しだけ水芭蕉が咲いていました。
少しだけ水芭蕉が咲いていました。
12時45分に見晴に到着。この日は20張ほど。隣で幕営していたソロ男性も明日景鶴山を目指し、明後日は燧ヶ岳にも登るとのこと。
12時45分に見晴に到着。この日は20張ほど。隣で幕営していたソロ男性も明日景鶴山を目指し、明後日は燧ヶ岳にも登るとのこと。
昼寝して、夕暮れの尾瀬ヶ原を眺めてテントに戻ります。3シーズンシュラフで問題ありませんでした。
昼寝して、夕暮れの尾瀬ヶ原を眺めてテントに戻ります。3シーズンシュラフで問題ありませんでした。
2日目。テントを残したまま4時40分に見晴を出発し、景鶴山に向かいます。前方に先行者が見えます。
2日目。テントを残したまま4時40分に見晴を出発し、景鶴山に向かいます。前方に先行者が見えます。
東電尾瀬橋で只見川を越えます。
東電尾瀬橋で只見川を越えます。
5時18分に東電小屋に到着。ここでアイゼンを装着。
5時18分に東電小屋に到着。ここでアイゼンを装着。
残雪の多い尾根の東面を登って行きます。ほとんど藪漕ぎがなくて助かりました。
残雪の多い尾根の東面を登って行きます。ほとんど藪漕ぎがなくて助かりました。
7時18分に与作岳に到着。ここで先行していた3人組に追い付きます。山頂からの下りで、景鶴山付近で幕営したという男女2人組に山頂付近の情報を頂きました。問題なく登れるようでホッとします。
7時18分に与作岳に到着。ここで先行していた3人組に追い付きます。山頂からの下りで、景鶴山付近で幕営したという男女2人組に山頂付近の情報を頂きました。問題なく登れるようでホッとします。
景鶴山の山頂が見えてきました。
景鶴山の山頂が見えてきました。
1つ目の岩。手を伸ばすとギリギリ岩の上の木の根を掴んで登りことができました。
1つ目の岩。手を伸ばすとギリギリ岩の上の木の根を掴んで登りことができました。
2つ目の岩は北側を巻きます。
2つ目の岩は北側を巻きます。
山頂直下に短い藪漕ぎがあります。
山頂直下に短い藪漕ぎがあります。
8時に景鶴山に到着。山頂に男性2人組がいらっしゃいました。「平ヶ岳からの復路にテントを置いて景鶴山までピストン」とのこと。この2人組は山頂直下の急登をアイゼンも付けずにスイスイと下っていきました。
8時に景鶴山に到着。山頂に男性2人組がいらっしゃいました。「平ヶ岳からの復路にテントを置いて景鶴山までピストン」とのこと。この2人組は山頂直下の急登をアイゼンも付けずにスイスイと下っていきました。
山頂からの眺め。まずは至仏山。
山頂からの眺め。まずは至仏山。
残雪期に登りたい平ヶ岳。右奥に荒沢岳。
残雪期に登りたい平ヶ岳。右奥に荒沢岳。
左奥に浅草岳。
会津駒ヶ岳。
尾瀬ヶ原の向こうに日光白根山。
尾瀬ヶ原の向こうに日光白根山。
守門岳も見えました。狭い山頂に次の登頂者が来たので、下山開始です。
守門岳も見えました。狭い山頂に次の登頂者が来たので、下山開始です。
与作岳付近まで戻ってきました。眼下にテントを残している見晴が見えます。
与作岳付近まで戻ってきました。眼下にテントを残している見晴が見えます。
復路は踏み跡を追い、笹山を避けて東電尾瀬橋に直接向かうルートを選択。往路もこっちを使えば良かった。
復路は踏み跡を追い、笹山を避けて東電尾瀬橋に直接向かうルートを選択。往路もこっちを使えば良かった。
9時55分に見晴に戻ってきました。テントを撤収し、檜枝岐小屋で昼食を取ります。
9時55分に見晴に戻ってきました。テントを撤収し、檜枝岐小屋で昼食を取ります。
11時5分に見晴を出発。正面に見える至仏山の麓を目指して尾瀬ヶ原を進みます。気温15度と高めですが、雪原を抜ける微風が心地良かった。
11時5分に見晴を出発。正面に見える至仏山の麓を目指して尾瀬ヶ原を進みます。気温15度と高めですが、雪原を抜ける微風が心地良かった。
右手に先ほど登った景鶴山。
右手に先ほど登った景鶴山。
至仏山が近づいてきました。
至仏山が近づいてきました。
12時25分に山の鼻に到着。ソフトクリームでひと息つきます。
12時25分に山の鼻に到着。ソフトクリームでひと息つきます。
雪山テント泊の装備を背負ってのダラダラとした登りが堪えましたが、13時45分に無事に鳩待峠に到着。乗合タクシーで戸倉駐車場に戻りました。
雪山テント泊の装備を背負ってのダラダラとした登りが堪えましたが、13時45分に無事に鳩待峠に到着。乗合タクシーで戸倉駐車場に戻りました。

感想

 過去レポです。速報性はありませんが、同じ季節に同じ山域に行く方の参考になるかもしれませんので、備忘録を兼ねてアップします。

 令和4年5月のゴールデンウィークに尾瀬の景鶴山に登りました。三百名山でありながら登山道が整備されておらず、正式な登山ルートになっていませんが、残雪期については入山が事実上黙認されている様子。
 しかし、入山口となる鳩待峠までのアクセス道路が通行可能となるのが4月25日前後で、ゴールデンウィーク明けには雪が融けて登頂が難しくなるため、ゴールデンウィーク期間中にしか登頂のチャンスがないのが実情のようです。混雑が嫌なのでゴールデンウィーク・お盆・シルバーウィークの山行は避けてきたのですが、この年は近年にしては雪の量が多く、「行くならココしかない!」ということで、珍しくゴールデンウィークの真っ只中の山行となりました。
 日帰りか1泊2日か微妙な距離ですが、鳩待峠に駐車できない場合は日帰りだと厳しくなること、せっかくの長期休暇中なのでのんびり山行にしたいということで、見晴でテント泊して1泊2日で行ってきました。時間に余裕があるので、ゴールデンウィークにしか通ることができない至仏山から山の鼻への下りをルートに組み込んでみました。
 結果的には残雪が十分で問題なく登頂することができました。年々積雪量が少なくなっているので、登れるうちに登った方が良いかもしれません。

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