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Yamareco

記録ID: 708866
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無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

雨の武尊山は厳しい山行ナンバーワン

2015年08月30日(日) [日帰り]
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munesan その他1人
GPS
--:--
距離
8.1km
登り
1,045m
下り
1,041m

コースタイム

日帰り
山行
7:20
休憩
0:20
合計
7:40
7:00
20
スタート地点
7:20
60
10:40
10:50
80
12:10
90
剣ヶ峰山分岐
13:40
50
14:30
10
14:40
ゴール地点
天候 あめ
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
水上から国道291号〜県道63号とダム湖に沿って走り、
宝台樹キャンプ場を過ぎると、武尊神社や裏見の滝の駐車場
30台ほど駐車可
その先、未舗装の林道終点にも10台ほど停められる
コース状況/
危険箇所等
武尊神社駐車場には武尊山登山口の標識
登山者カード用紙やポストあり
水洗トイレもあるが、水は飲用不可

行者ころげの岩場の5つの鎖場での登りは、
足がかりや手がかりをしっかり見極めれば、さほど難しくない

全般的に、雨で登山道はドロドロ。
濡れた木の根、岩、段差のある個所など、とにかく滑りやすい。
両手両足をフル活用。ポールは仕舞った方が歩きやすい。

一番怖かったのは、山頂から剣ヶ峰山への下り。
礫の堆積する、岩ガレの道で滑りやすい。
さらに、刈った草も雨に濡れて、一層ズルっと行きやすい。

剣ヶ峰山からも、激下り。
ドロドロの道は踏ん張りがきかず、コケまくり

武尊沢の渡渉点
雨で増水し、急流となっていました
下流側の緩やかな流れの所に、石を投げいれて、飛び越えた
前夜、武尊神社登山口の駐車場に到着し、
雨の中初めてのテント泊
後方の建物はトイレ
2015年08月30日 05:28撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 5:28
前夜、武尊神社登山口の駐車場に到着し、
雨の中初めてのテント泊
後方の建物はトイレ
登山者カードを記入し、車でさらに奥へ
2015年08月30日 05:29撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 5:29
登山者カードを記入し、車でさらに奥へ
林道終点の駐車地
この天気のすぐれない中、
我々のほかに1台駐車していた。
先行者がいるようだ。
2015年08月30日 06:53撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 6:53
林道終点の駐車地
この天気のすぐれない中、
我々のほかに1台駐車していた。
先行者がいるようだ。
20分ほど歩くと分岐。
手小屋沢避難小屋経由で武尊山を目指す
2015年08月30日 07:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 7:20
20分ほど歩くと分岐。
手小屋沢避難小屋経由で武尊山を目指す
修験者が供えた木札
「山伏相撲」の文字が見えるが、なぞだ
2015年08月30日 07:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 7:58
修験者が供えた木札
「山伏相撲」の文字が見えるが、なぞだ
道のコンディションは最悪
水が浮くほどドロドロ
時にはくるぶしまでズボッとはまる
2015年08月30日 08:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/30 8:21
道のコンディションは最悪
水が浮くほどドロドロ
時にはくるぶしまでズボッとはまる
すぐ下に避難小屋が見える
ここで善後策を協議する
結論は、行けるとこまで行く!
2015年08月30日 08:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 8:23
すぐ下に避難小屋が見える
ここで善後策を協議する
結論は、行けるとこまで行く!
木の根が蔓延っていたり、
多きめの岩をよじ登ったり、
段差のある道を越えたりしながら、
高度を上げていく
2015年08月30日 09:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 9:14
木の根が蔓延っていたり、
多きめの岩をよじ登ったり、
段差のある道を越えたりしながら、
高度を上げていく
いよいよ、クライマックスの鎖場5連発の始まり
1発目から高い
つかんだ木の枝が腐っていて焦る
2015年08月30日 09:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 9:33
いよいよ、クライマックスの鎖場5連発の始まり
1発目から高い
つかんだ木の枝が腐っていて焦る
2発目の滑岩は、
足がかりとなる岩の幅が狭かった
2015年08月30日 09:47撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 9:47
2発目の滑岩は、
足がかりとなる岩の幅が狭かった
3発目は、木の根に足をかけて上がる
2015年08月30日 09:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 9:56
3発目は、木の根に足をかけて上がる
4発目は、途中のステップで休みながら、
鎖を使って登る
2015年08月30日 09:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/30 9:57
4発目は、途中のステップで休みながら、
鎖を使って登る
5発目も鎖を伝って岩を越ると、
視界が開け稜線に出る
2015年08月30日 10:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 10:01
5発目も鎖を伝って岩を越ると、
視界が開け稜線に出る
強風が吹き荒れ時折身をかがめつつ、
ハイマツの生える尾根道をゆく
2015年08月30日 10:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 10:32
強風が吹き荒れ時折身をかがめつつ、
ハイマツの生える尾根道をゆく
武尊山山頂に到着
雨風の強い中、記念撮影
雨粒でクリアーなショットは撮れなかった
2015年08月30日 10:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
8/30 10:43
武尊山山頂に到着
雨風の強い中、記念撮影
雨粒でクリアーなショットは撮れなかった
晴れていたら、山名盤のような山々が鎮座しているようだ
2015年08月30日 10:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 10:48
晴れていたら、山名盤のような山々が鎮座しているようだ
風雨強く、視界も悪く、即退散。
下山は、剣ヶ峰山方向へ進んで、駐車地に戻る予定
ヤマトタケルの像もパス
2015年08月30日 10:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 10:49
風雨強く、視界も悪く、即退散。
下山は、剣ヶ峰山方向へ進んで、駐車地に戻る予定
ヤマトタケルの像もパス
私の最も苦手なガレ場の下り
すべりまくり、コケまくり
泣きべそ
2015年08月30日 11:02撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/30 11:02
私の最も苦手なガレ場の下り
すべりまくり、コケまくり
泣きべそ
ん?
上州武尊山スカイビューウルトラトレイル???
2015年08月30日 11:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 11:11
ん?
上州武尊山スカイビューウルトラトレイル???
刈ってある草木も雨に濡れて滑りやすくて悪戦苦闘。
アップダウンの繰り返し
剣ヶ峰山はどこだ〜〜〜
2015年08月30日 11:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 11:23
刈ってある草木も雨に濡れて滑りやすくて悪戦苦闘。
アップダウンの繰り返し
剣ヶ峰山はどこだ〜〜〜
長かった・・・
やっと剣ヶ峰山への分岐
ピークには寄らず、武尊神社方向へ
2015年08月30日 12:07撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 12:07
長かった・・・
やっと剣ヶ峰山への分岐
ピークには寄らず、武尊神社方向へ
ズルズルの激下りの道をひたすら進む
木の根、岩、高い段差をパスしていくが、
やはり転んでしまった
2015年08月30日 12:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/30 12:08
ズルズルの激下りの道をひたすら進む
木の根、岩、高い段差をパスしていくが、
やはり転んでしまった
武尊沢は雨で増水していて、流される危険が・・・
下流側に回り、石を投入してステップをつくり、
なんとか渡渉する
2015年08月30日 13:37撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 13:37
武尊沢は雨で増水していて、流される危険が・・・
下流側に回り、石を投入してステップをつくり、
なんとか渡渉する
登山道と間伐作業の林道が交錯する
黄色テープを目印に右手の道へ
2015年08月30日 14:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 14:20
登山道と間伐作業の林道が交錯する
黄色テープを目印に右手の道へ
やっとの思いで、駐車地に到着
先行者の車はなく、他に入山者はなかったようだ
2015年08月30日 14:38撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 14:38
やっとの思いで、駐車地に到着
先行者の車はなく、他に入山者はなかったようだ
武尊神社に参拝し、
無事に登山できたことに感謝
2015年08月30日 15:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/30 15:15
武尊神社に参拝し、
無事に登山できたことに感謝
自分へのご褒美に、
生どら焼を買い込む
スイーツが体にうれしい
2015年08月30日 15:51撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
8/30 15:51
自分へのご褒美に、
生どら焼を買い込む
スイーツが体にうれしい
仏岩温泉鈴森の湯
川沿いの露天風呂で疲れをいやす
2015年08月30日 16:35撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/30 16:35
仏岩温泉鈴森の湯
川沿いの露天風呂で疲れをいやす
撮影機器:

感想

2日続けての雨の山歩き。
前日の谷川岳の時より、さらに状況は厳しかった。
雨の日に、武尊山に登ってはいけないことを、身をもって体験しました。

S氏から、20年前に使っていたテントが送られてきました。
テント、シュラフ、マット、バーナーなどの装備を背負うので、
今回の山旅のためにオスプレーのイーサー60を購入。
18きっぷで東京まで行ったので、その区間だけ。
登山中は、アタックザックで必要最小限のものだけ担ぎました。

谷川岳から下山後、みなかみのスーパーで食料を調達し、
武尊神社登山口の駐車場に移動。
雨の中、ヘッデンの明かりを頼りに、テント設営。
ビール飲んで爆睡。

8月30日
4:00大きな雨音で起床。
奥利根名物のうどんを食べておなかを満たし、テントを撤収。
悪天候時のテントの片付け方法を教えてもらいました。
「くもり一時あめ」というみなかみ町の天気予報を信じて、
林道終点まで車で移動。
おっ、先行者の車が1台止まっている。
支度して出発。
20分歩くと、熊穴沢避難小屋と剣ヶ峰山との分岐。
いよいよ山道。
木の根が複雑に蔓延る所や、岩が点在する箇所、
えぐれて大きな段差ができた場所など、険しい道。
雨は止む気配なく、避難小屋分岐地点で行くべきか行かざるべきか協議。
結局、雨が強くならないようなら、行けるとこまで行くことに。

登りのクライマックス、行者ころげの岩場に5つ連続する鎖場。
どれも両手両足を使い、足場や手がかりをしっかり見極めて進めば、
クリアーできます。
ただ、初心者は行かない方がいい。
ハイマツの生える稜線に出ると、強風が猛威を振るっていた。
立ち止まってやり過ごしつつ進むと、武尊山の山頂。
独特の山頂標を入れて記念撮影。
ピークを踏んで緊張が緩む。
やり切った感と徒労感でヤマトタケル像には寄り道せず、即下山。
剣ヶ峰山方向へ。

しかし、本当の山歩きはここからだった。
いきなり岩礫の堆積したガレ場の下り。
雨に濡れて滅茶苦茶滑ります。
さらに登山道わきの刈ったササの葉なども雨に濡れて滑りまくり。
アップダウンを繰り返し、予想外に距離があって遠い剣ヶ峰山に心折れそう。
剣ヶ峰山への分岐にたどり着いたが、ピークに足を延ばす気力はなく、武尊神社方面へ。
その先は激下り。
足元はぬかるんでズルズル、木の根や岩など段差のキツイ登山道が延々と続く。
下に気を配り、黙々と進む。
そして最後に武尊沢の渡渉。
増水して勢いが増している。
平時のルートでは流される危険があったので、下流側に回って、
流れの緩やかな個所に石を投げいれて、なんとか対岸へ。
やっとの思いで、熊穴沢避難小屋との分岐に出た。
林道終点の駐車地にたどり着き、安堵する。
この天候で、結局道中誰にも会わず。
同じ百名山の谷川岳とは、えらい違い・・・
みなかみに戻り、小荒井製菓で名物の生どら焼を購入したり、
鈴森の湯に浸かって疲れをいやし、帰路につきました。

武尊山。
雨の日には登らない方が賢明です。
ゆっくり歩いたつもりは全くありませんが、
登りが3時間40分、下りが3時間50分と、
コースタイムよりも余計にかかっています。
下りの時間の方が長いとは・・・
アタックザックでいつもより荷物が軽量だったのに、この走破タイム。
いかに厳しい山歩きだったか、よくわかります。
これまでの雨の山行で、ワーストワン。
8キロ余りの距離を7時間40分。
実力不足を突き付けられました。

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